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続・「ビギナーVS熟練者」&新しい試みのお知らせ

こんにちは。網野です。
先日投稿したnoteをツイートしたところ、おかげさまでバズった(網野比)ことにより、多くの意見を伺うことが出来ました。

実際この記事は本当に行きの電車内で書き殴った投稿でして、今思うと色々な誤解を招いてしまう表現もありました。
今回はその弁明(?)と私が「なるほど!」「確かに!」と思った反応をご紹介させていただきます。
最後に重要なお知らせもあるので、お付き合いください。
「なげーな」と思ったら、最後の章だけお読み下さい(懇願)。

「レース会場は怒鳴り合いが起きている」という誤解

エンデューロ会場でよく聞こえます。
・どけっ!
・邪魔だ!
・チンタラ走るな!
確かに危険な走行をする初心者がいるのは事実。とはいえ、こんな言い方をされたら初心者は萎縮しちゃいますよね。

といった内容を前回のnoteに記載しましたが、熟練者の方が全員こういう怒鳴り方を他の参加者にしているわけではありません。
エンデューロは楽しい種目です。ぜひ参加してください(涙目)。

ちなみに、実際怒鳴られた経験があるのは参加者のみではありません。昨年の某イベントで、ピット管理を行っていたバイトの方(自転車のことは分からない)が、ピット上で違反行為をしていた参加者を見かけたため注意したところ、「うるせぇ!」と言われたそうです。
彼は「全員がそうではないって分かってますけど、いざ言われると自転車乗ってる人への印象かなり悪くなっちゃいます…。」と話していました。
これは自転車乗りの態度によって、サイクリストの社会的な立ち位置・評価を下げている一例になるでしょう。
今回の話とは趣旨が逸れますが、こういったこともあるんだよという意味で書かせていただきました。

「イベントありきで考えていない?」というご指摘

これは正直「ハッ」とさせられました。
自転車の販売台数は増えている、全員が全員イベントに出るわけではないので、「初心者が離脱している」のはミスリードでは?といったご指摘を頂きました。

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ごもっともなご指摘で、ちょっと古いデータですが自転車の販売台数は増加しており(今は横ばい~少し右肩下がり?)、イベントの参加者数だけを見て「初心者が続けられていないのでは?」と判断するのは早計でした。

また、「熟練者VSビギナー」の構図のみが離脱要因ではないといったご指摘も頂き、それもごもっともなご意見だと思います。あくまで1つの要因では?と提起させて頂いたことをご理解頂けると幸いです。

印象深かったお言葉

多くの肯定的なご意見も頂き、その中には私が言語化したかったけどイマイチ表現できなかったことを言語化してくらた投稿も多くありました。
その他印象に残った投稿をいくつかご紹介させていただきます。

①「ビギナーに優しく接しれてこその熟練者」

弊社イベントでも大変お世話になっているじ~じさん(@wntk551)のお言葉。実力で上に立つものは全サイクリストの手本になるべき存在であり、決して品位を下げるような行為をしてはいけないといった意味合いでしょうか。
「袖ケ浦チャレンジ」で過去2名しか居ないインポッシブルチャレンジ達成者の方がおっしゃることなので、凄みを感じました。(多少宣伝)

②「数字でしか他者を評価しない人がいて怖いなーと思ってます」

最近私が何かとお世話になっている茨城県北にお住まいらしいViljoさん(@Viljo32)のお言葉。
私が常々言っている「自転車の強みは様々な楽しみ方が出来る乗り物!」という内容を上手く表現して頂けました。
「数字に縛られない楽しみ」もあるのが自転車ですよね。「数字でしか」評価出来ないことがあるときは正義であり、一方では悪魔でもあると感じました。

③「速い人はかっこいいけど、別にえらくはないよね。」

今回私のなかで一番スッと入ってきた言葉で、したんさん(@shadogayabai)のお言葉。
今回の記事のテーマを本当に一言で表すとこんな感じでした。
返信で私は何回も「多様性」という言葉を使わせていただきました。確かに速い人はかっこいいです。けど、だからと言って「あえて速く走らない」という方向性を認めない権利はありません。
速いことはもちろん、遅くてもいい、1時間で10kmしか走らないポタリングでも良い、そういった「多様性を認めようよ」といったことを伝えたかったこの記事を本当に一言で表してくれました。

今回はその他にも「こういった経験をしました」といった体験談や「周りに恵まれて良かったです!」といった嬉しい報告、「他のスポーツや業界でも似たようなことがあります」といった問題提起とたくさんのコメントを頂きました。本当にありがとうございます。



新しい試みやります(ここから本番)

今回この記事を書いたきっかけはシンプルに「多くの人に自転車を楽しんでほしい!」という思いがある一方で、「自転車業界このままで大丈夫?」といった危機感もかなりの割合でありました。

なんとなく「自転車業界のエントリーユーザー離脱率ってヤバいかも?」というのが根底にあり、実際に「最初は楽しかったけど、徐々に乗らなくなった」という友人も周りに何人かいたからです。彼らは皆、2年も乗らずに、自転車を置物にしてしまっていたという共通項がありました。つまり皆は「エントリーユーザー」と言われる時期で自転車に乗らなくなってしまったのです。

他の業界は「本当にユーザーのニーズを満たす製品」を作るために必死になっている一方で、自転車業界はその方向性がもしかしたらズレてる?ということをこの世界に入ってからなんとなーく感じるのです。弊社の事業も含めて。

全員のニーズを満たすことは不可能です。ただ、その中で

ビギナー層のニーズにドンピシャで刺さるコンテンツってあるのかな?
ビギナー層の不安を本当の意味で解消出来て、自転車を心から楽しめるコンテンツってどんなことなんだろう?
もっと出来ることはあるんじゃないかな?

といったことを感じております。

そこで、今回私の職場、ルーツ・スポーツ・ジャパンで

エントリーユーザーの方が本当に自転車を楽しめる環境や

コンテンツを調査し、実現を目指すプロジェクト

を立ち上げる運びになりました。ものすごいスピード感です。

その第一弾として、皆様に以下のアンケートにご協力頂けないかな?と考えております。

回答頂いた方から抽選10名様に「IRISO 3 pocekts T(半袖)」を差し上げます。(入曽広告デザインさんいつもありがとうございます!)

自転車業界の発展のため、まずは現状を把握する取り組みです。
たくさんのご意見を頂きたいと考えております。

たくさんのご協力をお願いいたします!!!!!

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