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海外事情、バリ、ロンボック島 【プロローグ】

以前、海外事情トイレに難ありで、70cm級のトカゲが便座に鎮座していた話しをお伝えしたが、今回はその関連ストーリーだ。

あれは、確か、バリ島の近く、ロンボック島での出来事だった。

旅の計画は二週間。

当時は、金が無く貧乏旅行だったが、目的は一応ダイビング。

そのため、宿代が極めて安いバンガローに予約を入れてある。

私達のパーティーは、男女4人。

私は、ムフフな旅を想像しており興奮気味だった。

安宿だが、従業員は親切で英語も上手い。

チェックインしている間に、ウエルカムドリンクなるものも出してくれた。

パイン、グアバ、バナナ、オレンジ等、なんか、ありったけの南国果物ドッサリ入れました的な味だ。

味の方は、決して不味いものではなかった。冷たくて美味しくいただけた。

グビグビ、グビーッ。🍹

あーーッ、

今、ジャリジャリって、氷いっぱい入ってたな。

皆んな、大丈夫かな。

今、氷がさ、、

大丈夫なんじゃない。

そうなんか? 皆な強者揃いなのか。

こちらはやたらと心配になってきた。グビグビ行ったからなぁ。

とりあえず、チェックイン終了。各部屋へ。

あれッ?

どういうバディー構成なん?

てっきり、俺とハジメ君が同じ部屋かと、、

読者諸氏に説明しよう。

私とA子は、既にムフフな関係で、ハジメとB子は、まだムフッていない。2度目の集合だ。

まあ、良い。今夜が明日になれば、ロンボックのバンガローが二人をムフフにしてくれる。

こちらも、それはそれで、、

なぁ、Aちゃん。

はい、はい。

バンガローの内装は、値段通りでベッドの上にマットレスがあるだけ。

枕は薄く、掛け布団のようなものも用意はなかった。

シーツだけは、白くて清潔そうだった。

シャワーは、当然、水オンリー。

まあ、この値段なら仕方がない。

さてさて、一旦落ち着くと腹が減ってきた。

明日の朝は早いという事で、今日の夕食は近場の屋台へ行く事にした。

皆んなでワイワイ、こりゃ楽しい。ビールとサテーが最高コンビだった。

まして、この後、ムフフとくれば、こりゃ、たまらん。

よーしッ、〆にナシゴレン食べよ。

サッサッサッ、カッカッカッ、

流石に屋台は調理が早い。

もう、できた。

湯気が立って見た目も旨そうだ。

たまごと一緒に、かぷッ、

一口目、、

時が止まった!

何事が起きたのか? 

理解不能、思考停止、目も閉じたままだ。

どうやら、奥歯で緑色のチリを噛み砕いてしまったようだった。

身体の毛穴が開いたか。滝の様な汗が流れ落ちる。

10分か、15分か、

とにかく、水を飲みまくって、なんとか落ち着くのを待った。

皆も、心配してくれるがどうしようもできない。

ふーーッ、今夜は、熱い夜になりそうだ。

なんとか、夕食を済ませ、バンガローへ歩いて戻る。

じゃ、ハジメ、B子、Have a good night!

じゃ、Aちゃん、俺たちも、Have a……

んッ、

グルッ、グルルルーッ、

俺の腹か、、

つづく、、

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