ぐらしあすの「障害福祉サービスをばんばん使おう」最終回

③では、支援区分が出てからサービス利用開始までの流れを書いた。

③の中で出てくる相談支援専門員、そしてサービス等利用計画。
これは必ずしも、相談支援専門員がついて、その相談支援専門員にサービス等利用計画を作成してもらわないといけないというものではない。

というのも、「セルフ」つまり当事者であるぐらしあす自身がプランを作るということも可能なのである。
サービス等利用計画は専門家にしか作れないものではない。

さらに言うと、ヘルパー事業所も自分で選ぶことができる。
役場に行けば、その管轄内にあるヘルパーステーションの一覧が置いてある。
ただ、そもそも事業所には得手不得手、例えばこれまで高齢者中心のヘルプをしてきたとか、身体障害者へのサービスに重点を置いてヘルプしてきたとか、事業所独自のカラーがある。
なので、当事者があまり情報を知らないと、どこのヘルパーステーションを利用するのがベターなのかがわからない。
役所には一覧は置いてあっても、もちろん事業所の斡旋はしない。

そのヘルパー事業所の特徴を調べるには、ネットでWAMネットと入力して、検索をかける。すると、自分の居住地を管轄するヘルパー事業所が、高齢か或はどの障害に重点を置いているのかがわかる。
そういう情報から、自分で事業所に直接連絡するなりして、双方で契約を結ぶことも可能。

ここで、当事者自身の考え方や当事者のための考え方などがあるので、一概に、相談支援専門員がついて、その相談員が当事者に合うだろうと考えるヘルパー事業所を選んでサービスが始まるというのもありだが、本来なら役所の担当者が以下のような説明があってしかるべきだと考える。

①サービス利用を申請に来た当事者に、サービス開始までの流れ
②相談支援専門員をつけてもいいし、つけなくなくてもいい
③相談支援専門員はあなたのサービス等利用計画を作る
④あなた自身が自身のサービス等利用計画を作ることもできる
⑤相談支援専門員にヘルパー事業所を紹介してもらうこともできる
⑥あなた自身でヘルパー事業所を選ぶこともできる

こういった説明をして当事者に選んでもらうのが本来の形だと思う

ぐらしあすの場合、自動的に相談支援専門員がついて、自動的にその相談支援専門員が今のぐらしあすにとって、この事業所がいいだろうと選んでくれた(選んだ)。

これこそ当事者不在のサービス先行型ではないのかな

ぐらしあすは、そんなことも考えるけど、ぐらしあすについている現状の相談支援専門員やヘルパー事業所、ヘルパーさんの仕事に不満はない。

ただ、これはもう地域性なのかもしれないが、当事者主体の目線というのが、役所担当者、相談支援事業所にはしっかりと持っておいてもらいたいと考えている。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。