るん。

何かを見つけ、感じることを大切に。気になることを綴っています。

るん。

何かを見つけ、感じることを大切に。気になることを綴っています。

マガジン

  • ビヤクの香り

    【長編小説】ビヤクの香り 「名前を聞かない」「名前を言わない」それがルールだった。名前さえ知らなければ、そこに感情は介入しない。感情が生まれなければ、そこには何も存在しない。それが、自分のしていることを正当化する言い訳となった。そして、信じるものの本質を見る手段だった。

最近の記事

桜に魅了されるのは、儚い理想だから?

とうとう近くの桜も、終わりとなりました。 春になると、寒さや天候不順はよりしんどく感じるものですが、桜が少しでも長く咲いてくれることは嬉しいことであります。 近くの桜は、年々小さくなってきています。 剪定されていることはもちろんですが、もうかなりの年数を経た桜です。街路樹として植えられ、桜の並木道となっている所は、元気に根も張れないのでしょうか。排気ガス等にも晒され、以前より色も若干薄くなったように感じます。 桜も色々種類があるようで、これも桜なの!?と驚かされることもあ

    • 散らかった燃えるゴミを素手で片付ける子供。その姿はまるで。。。

      早朝散歩途中、カラスの鳴く声が騒がしい。何かを狙う態勢で身構えるカラス。 今日は、燃えるゴミの収集日。…そういうことか。 数メートル先のごみ置き場に向かって突進、あっという間に散乱するゴミ。カラスも必死だわ。 そこへ、黒いランドセルを背負った子が現れた。何やら身を屈め始めたが、何かあったのかな? 少し離れた所からそちらに向かって歩いている私に気付いたその子は、何もせずその場を立ち去った。 しかし、数歩の所で立ち止まり一息ついたかと思うと、踵を返しごみ置き場へ戻って行った。

      • サクラスイーツがもたらしたもの

        2024年春、今年“サクラスイーツ”は大盛況だった。 毎年雛祭り頃になると、春色を代表する桜色にワクワクし始め、早々にサクラ味を求め情報収集をする。急いる気持ちとは裏腹にタイミングを外し、店に並ぶ頃には疲れ果てトーンダウン。なんやかんや見つけることもできずに諦める。そんなことばかりだった。 しかし、今年は違った。 いつまでも肌寒く、スタートがゆっくりになれたおかげで発売と気持ちの足並みが揃った。その上、あらゆる店で“サクラ味”を発売。一気に増えたと思いませんか? 別の意味

        • 遊んで笑って

          楽しむから、笑うのか。。。 笑うから、楽しめるのか。。。 「〈遊び〉はとても大切」だと人生の大先輩が言った。勤勉さの中にも遊び心が無いと駄目だと。  実際に遊びに行くことが大切。 何かをする時、ユーモアを持って取り組むことが大切。 同じことをするにも、遊びの要素を入れると楽しいものになると。 「遊び」って何だろう? 当たり前に遊んでいた頃はなんとも思わなかったけど、改めて問うてみると、案外難しい。 話すこと?聴くこと?体験すること?バカをすること?ゆったりすることだろうか

        桜に魅了されるのは、儚い理想だから?

        マガジン

        • ビヤクの香り
          0本