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朝からこんな贅沢が許されて良いのか? ~前編~

福島『麺』道中 #8

1.旅のしおり

6/30(日) Day2

7:00 米沢市ホテル発(←now!)

8:10 朝食 「坂内食堂」

10:30 昼食 「高遠そば」

11:00 大内宿

14:00 塔のへつり

15:00 会津さざえ堂

16:00 夕食① ?????

16:30 夕食② ?????

2.権利と義務

朝の7時に山形県米沢市のホテルをチェックアウトしました。

もちろん朝食はまだ食べていません。

僕たちが予約したのは、朝食付きのプランだったのですが、その「権利」を放棄してまで、食べたいものがあるのです。

喜多方市の名店「坂内食堂」の『肉そば』。

そのお店は福島県に訪れた際には必ず訪れるべき「聖地」であり、そこで肉そばを食べることは一種の「通過儀礼」なのです。

そういうわけで僕たち二人は朝も早くから、エクストレイルをかっ飛ばして、喜多方市に向かっているわけです。

行かねばならぬ。食べねばならぬ。
ならぬことはならぬものです。

二日目もあいかわらず天気は悪かったですが(というか、むしろ悪化)、どんな風も雨も、僕たちの食欲の火を消すことは出来ないのです。(…なんか自分たちの貪欲さが怖いですね)

喜多方市の名店「坂内食堂」に着いたのは8時10分ごろ。

日曜日の朝だというのに(あるいは、「だからこそ」と言うべきなのか?)、お店の前にはすでに行列が出来ておりました。

僕たちはその列に並び、「皆さんにその美味しさを伝えなくては!」という不思議な「義務感」に駆られていました。

(「福島『麺』道中」#9 へ続く)

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