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だらり禅「あなたの中にある純粋な魂と出会う」SNS疲れのあなたに

こんにちは、アメリです。

今日はだらり禅第2回をお送りします。
一緒にだらっと禅の言葉を見てみましょう。

ところで、私はご覧の通り絵を描いています。
絵とはいいもので、描いている間無心になれるし描きあがった後には達成感なんかが待っていて、ストレス発散の優れものであるのです。

しかし、絵や作品とはその利点を覆すほどの難点も抱えていて
だらりと自分のためだけに自分の暇な時だけに描いている分にはなんの問題もなくとも、それがいったん世に出ると今まで見えなかった「欲」が顔を出してくるのです。

「評価されたい」
「もっと見てほしい」
「世に広く知られたい」

などなど、数えきれないその欲たち。
絵を本格的に描きだすとその欲とのやりとりをうまく切り抜けられるかどうか、そっちの方に力を注がなくてはいけなくなることも数知れず。

私は5年前にはコンシューマゲームのイラストを描いていました。
コンシューマーゲームとは、プレイステーションやニンテンドーなどの家庭用ゲーム機で遊ばれることを想定して作られているゲームのことです。
つまり、何にかかわっていたかは言えませんが、大半の方がご存知のゲームの絵を描いていました。

…すごいですか?
それが、全然すごくないのです。
私はこの時自分の画力をかってもらって仕事が舞い込んできていたわけではなく、ゲーム会社の一員として上からくる指示に従いイラストを描いていました。
知ってるけどやったことないゲームのイラストを描いてました。
どんな画風かにもよるけれど、私が描いていたのはデフォルメタッチのもので、ペイントソフトの使い方を知ればたぶん誰でも描けるようになるやつ。

このころの私は承認欲求おばけで、pixiv(お絵かきSNS 今はやってません)に絵をあげればどんなコメントがつくかを数時間おきにチェックしていたものです。

しかし、ゲーム会社に勤めている以上、何のゲームのどのキャラを私が描きましたなんて言えないのです。そういう契約です。
でもそんな会社に勤めている人たちは多かれ少なかれ絵のある一定以上のスキルのある人たちなので、辞めていく多くの人たちの退職理由は、フリーランスになって自分の絵を描きたい。ということでした。自分が認められる環境にいきたかったのです。

私も短い期間で辞めました。
理由は上記とは別で、フリーになる気はありませんでした。

絵を描くのが作業になってしまって楽しくなくなったのです。
そして私はこのころから絵を描くこと自体を辞めました。

上を見ればとてつもない量の自分よりうまい人たち。
下を見て安心?実はあまりしません。もししたら、それこそ自己嫌悪。
絵を描くことが評価を得るためになってしまってからというもの、私は絵を描くのが全然楽しくなくなってしまい、なんならちょっと得意なだけで好きなわけではないのでは、と無理やり考えて辞めた自分を納得させていました。

時はたち、今現在私はまた絵を描いています。
なんで描けているか!

自分に認められることができるようになったからです。

他の人にいいね!されなくても自分が描けることの幸せに目を向けられるから辛くありません。(※いいねやコメントやフォローは激嬉しいです)

嬉しいことと、それがなかったらやっていけずにむしろ不満が溜まることは全くの別物です。
私は私の絵を描く魂と再会したんだと思います。
たぶん、幼稚園のときに会ったのが最後だった私の魂と。山下清になるのが夢だったあの頃の。

ここで、今日の禅語

「あなたの中にある純粋な魂と出会う」は、禅語で「無事是貴人」「ぶじこれきにん」といいます。

わたしは「人の評価より自分の評価」と解釈しました。

「みんながもっと評価してくれたら」
「誰かに認められたら」

と自分の外側にあるものに頼っていては苦しいばかりで、好きだったことが嫌いになる日も近いです。

もちろん、これがお仕事ならばこの言葉は頭の片隅にしまいつつ、クライアントの評価を気にしなくてはいけません。
でも、もしそれがただみんなとつながるためのSNSだったら、仕事ではなく自分の日常を綴っていただけだったのにもやもやするならば。
一度なにが大切なのかを考え直す必要があります。

外の評価はすべて即時的に正しく動いているわけではありません。
例えば絵を描いてインスタに載せていても、あなたの絵を好きな人が必ずしもフォローしてくれているとは限らないのです。

そう、世の中にはあなたの隠れファンがいるかもしれません。むしろ、大半は隠れているのでは?そういう強気でいると心が楽です。


私はインスタ・このnote・CreatorsBankなどなどなど、また活動を再開するにあたって日々登録しているものを増やしています。
でもあくまで自分を知ってもらうためのツールとしか今は思っていません。
そこに魂を持って行かれたら、また取り返すのに何年もかかるでしょう。
大事なのはそこではなく、自分の絵を描きたい魂。
ぜひみなさんも自分の中にあるものとお話してみませんか。

(※コメントといいねとフォローはガチンコ嬉しいです!!!)
大事なことなので2度言いました。ありがとうございました。

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