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コラム的なもの

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考えた事などを文章と時々漫画で綴ります。
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記事一覧

死ぬときに思いたいこと

中学生の時、運動部だった私は引退時に後輩たちから寄せ書き色紙を貰った。
が、読んでみたら、

宛名部分が「○○先輩へ♡」と別の同級生への宛名が書かれていたものを修正液で塗りつぶし、上から私の名前に直されたものだったという事があった。

つまり色紙を書く時に私の存在は後輩たちから忘れられて(もしくは後回しにされて)いて、後輩たちは○○先輩への色紙を間違えて2つ作ってしまったため、
慌てて修正液で宛名

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注意欠如が顕著になる

5月から7月にかけては色々頑張ろうと思い出展イベントを入れまくり、準備に追われたり外部からの刺激を増やした結果キャパオーバーを起こし、普段身を潜めていた自分の特性的なものがめっちゃ顕著に表に出てきた。

いつも私は「私は注意欠如があるんだから慎重に、ミスらないように…!」と頭に叩き込んで行動してるのだけど、余裕がなくならないように自分である程度行動を管理してるからなんとかなってただけで、やっぱり今

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「話す事」について最近の考え

場面緘黙のモリナガアメから私を知ってくださった方と話すとき、良く「今はもう全然話せるんですね~!」と言われるんだけど、それは私が人と会う時に「話せる自分モード」を表に持ってきて、人生の積み重ねで学んできた会話パターンを当てはめて話しているだけ…要は普通に話せる人のフリをできるようになっただけなんだよな、と最近思う。

今でも話すテンポが遅めなのでよく「おっとりしてる」とか言われるけど、おっとりして

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元かんもく少女に背中を押してもらった話

元かんもく少女に背中を押してもらった話

7月末にTwitterのデグー垢でイラスト企画を行い、色んなお宅のデグーちゃんを描かせていただいた。

イラスト40点、48匹のデグーちゃんを1週間位で描き上げた。
有給消化中で連休だったからできた事である。

…が、やはりほどほどにしたり、自分の体を労わるのが下手なので(というか描いている間は集中しすぎて体の異変を感じなくなる)、描き上げた今になって右肩がこりすぎて痺れているし、右手首の付け根が

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「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事5

「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事5

前の記事の続きになります。

その1はこちら

4,この6年間は場面緘黙の漫画を描く事にステータスをほぼ全振りしてきた。でも漫画描き、モノづくりが好きな人間としてまだまだやりたい事は他にも色々あるし、この先も生きていくにはお金も必要。総合的に考えて、これ以上場面緘黙の啓発だけに時間も精神も費やして生きて行くのは難しい。

について。

これについてはもはや、これまでの記事を読んでいただければ改めて

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「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事4

「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事4

前の記事の続きになります。

その1はこちら

3,場面緘黙啓発の活動の中で当事者性を搾取されているなと感じる事が結構あった。

について。

これについては、「今後場面緘黙の啓発活動を頑張りたい…!活動をきっかけに自分の世界を広げたい!」と思っている人の夢を壊すかもしれない、なかなかシビアな内容である。
お金の話とかも出てくるので、「モリナガさんは純粋に場面緘黙の啓発活動を頑張ってると思ってたの

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「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事3

「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事3

前の記事の続きになります。

その1はこちら

2,虐待サバイバーとしての自分を守りたいという気持ちが出てきた。
について。

前回の記事でも書いたように、私はなかなか壮絶な日々を子供の頃は送っていた訳だが、(ちなみに漫画でも描いてないだけで、今思えばもっと酷いエピソードも色々とある。)
過去を見つめ直した今でも、自分がいじめや虐待に遭ったという認識が薄めである。

こうして漫画や文章で自分の事を

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「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事2

「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事2

前の記事の続きになります。

「1,場面緘黙時代の苦しみは「かんもくって何なの!?」で、話せるようになるための試行錯誤は「話せない私研究」である程度区切りの良いところまで描き切った。
自分がある程度人と関われるようになっていくと共に、以前のような「最悪死ぬかもしれないが自分を漫画のネタだと思って観察しよう」という捨て身すぎるモチベーションを保つのが難しくなってきた。」

について。

私が自分の場

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「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事1

「話せなかった人」として漫画を描いてきた6年間の事1

こんにちは、モリナガアメです。
ここのところ、あまり場面緘黙関連について自分の気持ちを発信したりできていなかったのだけど、チップ君の漫画で自分の事について久しぶりに描いて、今まで見守ってくださっていた方には「おやおやどういう事…?」と思うような部分もあったと思うので、改めて場面緘黙漫画を描いて発信をし続けてきた約6年間の事、そして今考えている事を文章にまとめようと思う。
「お気持ち表明」的なものだ

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新しい家族

新しい家族

今週デグー君をうちにお迎えしました。

名前はチップ君にしました。
可愛いね~~~^^
初めてハンモックの存在に気が付いた時の写真です。

物心ついた時からずっと何かしらの動物が側にいる生活だったので、
私の今後の人生も何かしら動物と一緒に生活したいな、何かしらとは言ったけど、できるなら猫と暮らしたいな。とこちらに引っ越してきてからもずっと思っていました。

でも、今のマンションはペット可のマンシ

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悩んでいた事

ここの所色々重なってメンタルが落ちているとTwitterでも少し呟いたと思う。(本が出る緊張やら、職場のゴタゴタやら色々あった)
そしてその主な原因ではないものの、どうしようかな…と思って心に引っかかっていたひとつが、
「話せない私研究」が出る事を姉に言うべきかどうかという事だった。

母とは漫画に描いたように絶縁した(に近い)ので、知らせるつもりは最初からなかったのだが、姉とは縁を切ったわけでは

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漫画制作環境の紹介

漫画制作環境の紹介

連載漫画もひとまず描き終わり一瞬余裕ができたので、普段使っている色々なものを数回に分けて紹介しようかなと思います。

今回は私が普段漫画やイラストを描く時に使っている画材について。

PixivFANBOXやnoteで支援していただいたお金で画材を買ったので、普段どんな画材を使って漫画を描いているのか紹介したい…と以前書いた気がするのですが、なかなか記事にできず申し訳ありませんでした…!

※しか

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私が死を思う時1

私が死を思う時1



今回は今までのかんもく漫画の補足も兼ねて、漫画の中で描いてきた「死」の意味についてです。

頭の中で「死ね」と言われ続けていた頃は、自分自身としてはそれが自分の中で自然発生した出来事な訳で特におかしい事だと思ったことはなかったのですが、
(これは鬱なのでは…?という自覚は一応ありましたが)
「自分の頭の中で死ねという声がするけどそれは自分の声ではない」という経験は珍しいことなのでは…?と改めて

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