あめじろう 2020年2月17日 18:51 樹の枝に小鳥が音符のように並んでいる。僕が窓を開けた瞬間、小鳥たちは飛び立ち、揺れた枝から雪の花弁が舞った。僕の後ろ手に隠し持ったずるさに気付いたのかもしれない。雪の降った後の世界はあまりにも浄化されているので、隠し事はすぐに見透かされてしまうのだろう。 #イラスト #140字小説 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート