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夏いね。

こんにちは。
きいろ。です。

タイトルを見て、ピン!と来た人。

ズバリ、ベボベ世代でしょう(偏見)


今回は、「BaseBallBear」について。
といっても、そんな大それた話ではなく、
最近ベボベがYoutubeで行なっている、「LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME」がいいよね、って話です。


私にとってベボベは、大学時代にコピーした思い出のバンドです。
(初期ベボベ曲はベースがすごく簡単なので、初心者に優しいのです。)
サカナクション好きな私がベボベを知ったのは、山口さんとのコラボ曲「kimino-me」のおかげです。
そしてもっというと、それが収録されている『バンドBのベスト』です。
今思うと、ベスト盤で初めて知る、というなんとも王道な出会い方だな、と。


ただ、
「ベストだけじゃなくて、他のアルバムも借りてくれー!!!」
と、当時の私に強く言いたい……

アルバムだと、『新呼吸』や『LOVE &POP?』なんかがすごく好き。


ベボベってどんなバンド?と言われると、
「青春を歌うバンド」と答えていたでしょう。

前までは。


それこそ、『バンドBのベスト』に収録されている曲あたりは、特にそうかな、と思います。
若さ故の青さ、甘酸っぱい感情。
大人になって思い返すと、少し恥ずかしくなるような、そんな気持ち。
それを歌ってのけるのが、ベボベかな、と個人的に思います。
いや、思ってました。

全曲リアルタイムで追っていた訳ではないので、具体的にいつ頃どう変わっていったか、というのは不明ですが、『C2』辺りから、曲に大きな変化が見られ、『光源』では、新たな道が確立した、といってもいいほどの、振り切れ方だと思います。


ベボベを知らない方に説明しておくと、
ベボベは、ギター2本、ベース、ドラムの4人バンドでした。
色々あり、というか、ざっくりいうと、ギタリストが失踪。
メンバーが減り、1年間くらいは、サポートギターを迎えてのライブをしていましたが、今は、3人で、スリーピースバンドとして活動しています。


「バンドは生き物だから」
「バンドが続いているというのは奇跡みたいなもの」

多くのバンドマン達が口々にそう言いますよね。(ベボベのvo小出さんも同じようなことを言っていた気がします。)
本当にその通りだと思います。

メンバー脱退により、サポートメンバーを迎えたり、編成が変わったりしたバンド、ってどうしても私は受け入れ難くって。
決して悪い、とは思ってないのですが、前の方が良かった、なんて思うこともしばしば。
そして、例に倣って、ベボベも。
スリーピースになり、出したシングル『ポラリス』は、なんだか、パッとしなくって。

あれ…こんな感じだっけ……?

ってなったことをすごく覚えてます。


休みが合えば、ライブ行きたいな〜と思っていた感情もどこかにいなくなってしまい、ツアースケジュールの確認すらしなくなっていました。
バンドが変わることは当然で、しかも、ベボベに至っては、編成が変わってるわけですから、それは必然です。
それが悪い、というわけじゃなく、今の私には響かなかった、というだけだと軽く思ってました。(ちょっとの寂しさもありましたが。)


新譜が出ても、ちらっと聞き流す程度でした。



なので、こんないい曲が生まれてるなんて知る由もないわけですよ!

いや、絶対聴いてたはずなのに、私の記憶には残ってなかった!!!
何してんだ私!!!!


なぜ急にてのひらクルーになったのか、というと、

最初に挙げた『LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME』のおかげです。

セットリストを組んで、メンバーそれぞれの自宅で演奏する様子を撮って、1曲ずつYoutubeに挙げていく。
”お家で楽しめるライブ”という面白い企画。


1曲目が、この「いまは僕の目を見て」だったわけです。
あー最近の曲か〜
まぁもう3人編成になったし、3人になってから作った曲中心の構成になるよなぁ〜
って気持ちで、なんとなく再生したわけです。

初めてスリーピースのベボベをじっくりと聴きましたが、


確実に、BaseBallBearでした。


いや、当たり前なんですけど。
なんというか、今のベボベって、こういう曲を作るのが上手くないですか?
”真夏の積乱雲”、”青春の爽やかな青さ”、じゃなくて、”金木犀香る秋の夜風”、みたいな。
簡潔にいうと、エモーショナル。感傷的な感情。
「ラブ&ポップ」とか、「不思議な夜」とかも個人的にはそんな感じ。

あの青い青春を過ぎて大人になった彼・彼女が体験する季節を歌ってるみたいで、なんというか、すごく綺麗で美しいんだけど、どこか憂いがあるような、、でも相変わらず爽やかで…
こいちゃんの歌声も相まって、優しさが詰まった曲に仕上がってるのも、すごくバランスがいいな、と。


要約すると、
スリーピースバンドBaseBallBear、ナメてました。
ごめんなさい。
です。


個人的に、今のこの路線、すごく好き。
ベボベの今の強みを全て曲に落とし込んでる感じすらします。
3人の良さが集約されてて、すごく良い。


そして、『LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME』では、過去の曲も3人で演奏してくれてます。
これがまた良いんです……!

もともと4人編成の曲を3人で演奏、となると、どうしても音が少なく寂しく感じてしまうんですが、3人編成verのアレンジが素晴らしくって、このverでも音源が欲しい…!!と思ってしまうほどです。(もちろん、4人編成の原曲も素晴らしいですよ!)
原曲知ってる勢は特に、4人での良さと3人での良さの違いを感じたことでしょう。
ギターソロのアレンジも、もともとこういう曲です、ってくらい自然に聞こえるアレンジで、歌いながらそれを弾きこなすこいちゃんすごい。

ただ、意識せずとも原曲の記憶は色濃く残っているものですね。
「GIRL FRIEND」のCメロ後のところなんかは、原曲知ってる人はみんな頭の中で湯浅パートが流れていたのでは???
実際、私は頭の中でガンガンに湯浅のギターが鳴り響いてました笑笑

『LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME』は期間限定公開なので、見れなくなる前に、是非!見てください〜!!
ちなみに、初めに挙げた「いまは僕の目を見て」はもう公開終了してました、、残念。。



初めに、ベボベは、「青春を歌うバンド」だとお伝えしましたが、
今のベボベを踏まえると、なんと形容できるでしょうか。

インディーズ時代の曲を収めた『完全版「バンドBについて」』なんかも踏まえると、本当に変化してきたバンドだな、と思いますね。
(このアルバムはとにかくナンバガ色が強い!!笑)

長く活動しているバンドって、この頃の曲は好きなんだよな〜!とかいうのがよくあると思うんですが、ベボベはどの時代(というかどのアルバム)も、満遍なく、好きな曲があるな〜と。個人的に。

先に挙げた『完全版「バンドBについて」』だと「彼氏彼女の関係」とか「SUNSET-KI・RE・I」とかが好きです。(そもそもナンバガ好きなので、ベボベのこういう曲調もすごく好き)
『LOVE &POP』は「LOVE LETTER FROM HEART BEAT」「レモンスカッシュ感覚」「海になりたいpart.2」、、、他にも好きなのたくさん、、
『C2』の「不思議な夜」なんかもすごく好きで、
この歌詞に出てくる「君」の様子が鮮明に伝わってくるし、何より「君」が可愛くて美しくてキラキラしてて、この主人公と君の一夜の思い出が綺麗に色付いてく様が物語のように曲で表現されてて、曲としてもすごく美しいな、と思うほどです。

と、語り出すと止まらないのでここら辺で……笑


これらを踏まえて考えると、「やっぱり変化に富んだバンド」ではあるのかなぁ、と思いますね。
そして、その変化を自分たちに上手く落とし込んでる、というか、変化に順応、というか。
すごく賢いな、と。(一気に語彙力がマイナスになりました笑)


これは、今後も聴かなければ!
とりあえず、次のツアーは、絶対行きます。
発表されたら、即スケジュールの確認をします。
ライブ会場限定発売のEP『Grape』が欲しい……!
(まだ残ってるのか不明ですが。)

ベボベのライブは、MCも楽しいし、お客さんがすごくあったかくって、好きなんだよなぁ〜





長文はなかなか書けないから短文で、、
のつもりが、やっぱり書き出すと止まりませんでした笑

短文で、好きな曲の好きなとこだけ書く!みたいな記事も書いていこうと思ってますが、果たして短文で済むのかどうか、、怪しいですねぇ……笑



きいろ。





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