見出し画像

私が新卒で高校社会科教諭に一発採用されるまでにしたこと

 7年前の夏、私はパソコンに映し出された数字を見て歓喜のあまり涙しました。嬉し泣きなるものは初めての体験でした。

 某県の高等学校地理歴史科の教員採用試験の一次試験の合格発表。パソコンの画面には私の受験番号がはっきり映っています。大学受験で一年浪人した挫折経験があったので、根性論ではなく「正しい努力」を意識して勉強してきたことが報われたことが何よりも嬉しく、歓喜というよりも「やっと報われた」という安堵の方が大きかったかもしれません。

 一方、面接については昔から、高校の推薦入試、アルバイト採用、そして教員採用試験など、あらゆる「面接」に落ちたことがありませんでした。教員採用試験でも、かなり手ごたえがありました。ただし、私にもともと面接センスがあったわけではありません。

 私が初めて面接を経験したのは、高校の推薦入試の時です。家で父と面接練習をして、全く上手く話せない自分の不甲斐なさに泣きました。「もう推薦入試やめる!」と内心思いましたね(笑)。でも、なんだかんだ「何くそ!」という悔しさをバネに練習をして、無事高校入試に合格しました。初めての成功体験です。

 私自身の経験や、学校で生徒に面接指導を重ねる過程で、本当に大切なことや、他の受験生と比較して一つも二つも頭を飛び抜け「こいつは、採りたい!」と思わせる術を考えてきました。

 ここでは、私自身が新卒で教員採用試験に一発合格するために大学時代にしてきたことや心がけていたこと、学校での生徒への面接指導の経験を書き上げていこうと思います。

 内容に関する質問や「こんなことも知りたい」というコメントがあれば加筆していきます。

【目次】

◎ 私が新卒採用を勝ち取った戦略〜現場経験のない大学生がいかに講師に勝つか〜

◎ 結局、行動したものが勝つ〜面接官に響く、未来・今・過去を構成する方法〜

◎ 採用はゴールではなく、スタート

◎ 面接で勝てるメンタルのつくり方

◎ 地方の採用試験は「ふるさと教育」の視点を持とう

◎ いじめ問題にどう取り組むか〜学校での経験を踏まえた私見〜

◎ 面接ちょっぴりテクニック〜話すときの目線、長所に「笑顔」はNG、集団面接で先に同じことを言われたら、など〜

【新卒採用を勝ち取るための戦略〜現場経験のない大学生がいかに講師に勝つか〜】

 まず私が考えたことは戦略です。もし私が雇用者だったらどんな人材が欲しいかを考え、私の強みと弱み、他の受験生の強みと弱みを洗い出し、「こいつは、採りたい!」と思えるようにしなければなりません。

 面接官が「こいつは、採りたい!」と思えるために必要なこととして、私が取り組んだのは次の3つです。

 ① 指導要録と要項をよく読む

 ② 即戦力を身につける

 ③ 人間力を磨く


① 指導要録と要項をよく読む

 まず、私が雇用者ならどんな人材が欲しいかを考えました。その際に重要なことは、「指導要録と要項をよく読むこと」です。

 指導要録をよく読むことの重要性について説明します。

 指導要録には、こんな人を育みましょうといった、教育のガイドラインが書いてあります。そこに書かれてある理想の公民像は、現在日本政府が必要としている人材像と言っても過言ではありません。

 何が言いたいかというと、指導要録に書かれてあるような人材を育める「私」であることが大切だということです。

 たとえば、地理歴史科や公民科などの、社会科は将来しっかり納税できる公民を育てることが求められます。日頃から、そのような人材を育むために、授業でできることは何か、担任としてできることは何か、部活動の顧問としてできることは何か、といったことを私は常に考えていました。

 将来食える大人になってちゃんと納税できる人材を育てるために、授業では、ただ暗記させるのではなく、その知識を用いて私たちの生活にどう活かすかを考えた教材研究や授業の組み立てを心がけます。

 将来食える大人になるための力を身につける教育には、子どもたちの「自己肯定感」を高めてあげることが必要です。むしろ私は、これが教育活動の土台だと考えています。

 自己肯定感が低い子どもは、何をするにも「どうせ無理」や言い訳ばかりで、失敗することを過剰に避けます。勉強や部活、仕事など、さまざまな場面で、自分の力を発揮する力をつけさせてあげるためには、子どもの自己肯定感を育むことが不可欠です。

 では、担任として子どもたちの自己肯定感を育むために、どのような関わりが必要で、どんな力が求められるのか。それを学生時代からずっと考えていました。

 そして、受験する地域の募集要項をよく読むこと。要項には必ずその都道府県が求めている教師像が明記されています。そしてその教師像には各都道府県の特色が出ます。

 たとえば、私が採用された地域は地方創生が地域の課題でしたから、郷土愛をいかに育み、地域に貢献しようという人材を育てるかが教師に求められました。そのため、私は社会科の教師として、担任として、部活の顧問として、子どもたちにどのような教育活動をしていくことで、地域に貢献できる教諭になれるかを真剣に考えました。

 重要なのは、上記のような理想を現実化するための教師としての実力を身につけるために、大学生活で何ができるかということを、しっかり考えることです。

 それが、二つ目の「即戦力を身につける」につながります。

② 即戦力を身につける

 雇用者が、「こいつ、採りたい!」と感じるの人材は、やはり、採用して即使える人間でしょう。

 大学の講義では主に理論を学びますが、実際に子どもたちに授業ができるのか、担任として学級経営できるのか、保護者対応を卒なくできるのか、などは実際に経験を積むことが必須です。

 その意味で、現場経験のある講師は強い。新卒採用を目指すということは、面接官が現場経験の豊富な講師よりも「こいつ、採りたい!」と思っちゃうようにしなくちゃいけません。

 そのためには、やっぱり即戦力が必要「です。

 そこで私は考えました。どうやって即戦力をつけるか。

 まず授業力。これについては、仲間を集めてたくさん模擬授業をしました。私は世界史が専門なのですが、模擬授業で教科書を一通り制覇しました。

 ここで、講師と学生との強みと弱みを考えてみましょう。講師は現場経験を積めるという強みがあります。一方で、一つの授業の質を高めるということは、なかなかできないという弱みがあるんです。

 なぜなら、講師は授業、生徒対応、部活、分掌などさまざまな学校の業務を日々こなさなければならないため、一つの教科書を一通り教材研究を高品質で行う時間的余裕がないんです。

 一方、学生はその点は強い。時間、めっちゃありますからね。しかも、講師は自分の授業を他の先生に見てもらい改善するという機会は一年にあるかないか。あっても1〜3回くらいです。学生は、仲間や教授を交えた模擬授業を定期的に行えば、一つの授業をめちゃめちゃ高品質なものに磨き上げられるという強みがあります。

 実際、私は仲間と教授を募って模擬授業をやりまくっていたので、採用試験の模擬授業では講師に引けを取らないものを披露できたと思います。

 もし、講師と学生の模擬授業を見て、同じレベルだったら、あなたが面接官ならどっちを採用しますか?

 私なら学生を採ります。なぜなら、現場経験少ない学生が講師と同レベルなら、その学生さんが現場経験を積めばその講師を超えると考えられるじゃないですか。そもそも、そのクオリティまで授業力を高める努力をしてきた学生さんの意欲も評価に値します。

 学校現場に出ると、一つの授業をじっくりブラッシュアップする時間を確保することは正直難しくなります。日々の業務に終われるからです。私が、新卒で学校現場に出て働き始めた時に、大学で模擬授業をやりまくっていたことは本当に役立ちました。

 学生の余裕のある時間を武器に、授業の質をめちゃめちゃあげておくことは、講師であれ正規の教諭であれ、学校現場に出た時に必ずあなたを助けてくれると思います。

 即戦力になるために大学で実際にそのような取り組みをしてきたことは、面接でもアピールポイントになりました。口だけじゃなくて、「実績積んでますよ」と言えますから。

 一方、生徒対応や保護者対応は、学生はやはりリアルな経験を積めません。しかし、その分野においても学生の強みはあります。いじめがあればどうするか、不登校の子にどうするかを、みんなで一緒に考える時間や機会を持てることです。

 私も学生の頃に、いじめや体罰、不登校などについてはめちゃめちゃ考えていました。

 自分一人で考えるだけでは視野も広がらないので、実際に現職の先生と話したり、仲間と議論する機会を持つようにしていました。

 生徒対応や保護者対応はやはり、現場の情報を仕入れる努力は不可欠です。実際に学校の先生に会って、お話を聞いてみることをお勧めします。

 それもあり、私は育児休業中のママ教諭と教員志望の大学生を集めて教育についての意見・情報交流する場を作っています。そのような場を自分で立ち上げてみることも、あなたのアピールポイントになりますし、実際に学校現場に出た時に必ずためになります。

 加えて、面接官が「この子なら新卒でも、生徒対応・保護者対応もできるだろう」と感じるために必要なのは、次の3つ目の要素です。

③ 人間力を磨く

 学校の先生は、とにかくいろんな人と接します。子どもたちはもちろん、その保護者、地域の方、生徒の進学先の人物、そして、学校の先生同士などなど。

 そんな人間関係を泳いでいく力も求められるのが学校の先生です。面接官もそれをよくわかっていて、「この人はトラブルメーカーになりそうだな〜」という人は私ならあまり採用したくないですね。笑

 たとえば、人の話を聞く耳を持っていない人とか。自分の言いたいことしか言わない人とか。協調性がなさすぎるとか。すぐ喧嘩する人とか。

 だから、それを見極めるために、集団面接や集団討論をさせる地方もあるんでしょうね。

 人間力を磨くために私がしていたことは、

 ・偏りなく多くの人と関わること
 ・あえて教育以外のバイトをすること
 ・自分とは違う考えを許容すること
 ・いろんな本を読むこと
 ・友達と遊ぶこと
 ・自分と向き合うこと

 今、フワ〜っと思い出してみた感じ、そんなところですかね。あ、あとは、海外旅行に行って、様々な価値観がありそのどれもが絶対でないということを肌で感じるとかですね。

 とにかく学校の先生って、大学を出てから企業に就職などをしなかったら、本当に学校という世界しか知らずに生きていくので、あえて教育以外の世界を見にいくことは非常に大切です。

 私は学校に勤めている間も、学校以外の人たちの世界を知っておきたいと考えて、いろんな場に足を運んで交流していました。

 今、学校を辞めてフリーランスになって、2度目の人生を歩み始めた感覚で、学校の先生って本当に特殊だったな〜と感じております。日々精進です。笑

 自分とは違う考えを許容することも非常に大切です。学校にはいろんな価値観をもった子どもやその保護者がいます。学校の先生は「正しさ」や「正解」を追求してしまう傾向がありますが、自分とは違う考えを、「確かに、その環境だとそう感じるのかもなぁ」「私の考えている正解は、絶対的なものではないな」「それも一理あるな」とまず受け入れることで、子どもや保護者、地域の方、同僚との良好な関係を築けます。

 最後に挙げた、自分と向き合うこと。これも非常に大切です。自分自身の弱さや醜さからも目を背けずに向き合い、自分の過去を精算しておくこと。

 いじめの経験のある先生が、自分のその過去を清算せずに、いじめっ子への恨みをもったまま教師になると、いじめっ子へのケアの視点が欠落してしまいます。

 自分の過去の悔しさを引きずって、プライドを守りがちな先生は、自分とは違う考えの生徒を心から応援できずに「失敗するに決まってる」と、子どもにとってのベストよりも、自分の正しさに固執してしまいます。

 自分と向き合い、自分の過去のネガティヴ感情を精算することで、純粋な想いで子どもたちの幸せを願って指導することができます。

 精神的に安定したオーラは面接官にも安心感を与えます。

 これらが、私が教員採用試験一発合格を目指すに当たって考えた戦略です。

 気づいていただけたでしょうか?これらの戦略は、単なるテクニックや口先だけのものではなくて、「行動ベース」のものです。

 後にテクニックなどについても触れますが、私が「行動」を第一に考えていることには理由があります。


【結局、行動した者が勝つ〜面接で、未来・今・過去を構成する方法〜】

 ここで、再度確認しておきたいことがあります。というか、私もしかして、大切なこのことをお話しせずに、ここまで進んできてしまったのではないでしょうか。笑

 再度確認したいのは、「面接を制する者が、教員採用試験を制する!」ということ。

 先にも述べたように、教師は、ただ知識を子どもたちに垂れ流せば良い仕事ではなく、めちゃめちゃいろんな能力を問われます。

 その能力を、雇用者がどこで見極めるかというと、面接です。

 一般教養や教職教養や専門教養などの筆記試験ではわからない、非常に大切な資質を面接で見極めるんです。

 筆記試験は、100点なんか目指さなくてもそこそこで良いんです。昔、筆記試験はほぼ100点なんだけど、なかなか教員採用試験に合格できないという人がいたらしいです。その人が、なぜ合格できないかというと、面接で全然喋れないから。だそうな。

 逆に、筆記試験は6割そこそこでも、面接が良ければ合格するのが教員採用試験です。

 だから、教員採用試験までの限られた時間をどのようにマネジメントするかという観点においては、圧倒的に面接対策に時間を割いてください。

 一般教養・教職教養は、合格最低ラインを取れるような対策がベストです。私個人的には、高等学校の教諭は強化の専門性も重要なので、専門教養の筆記試験では、専門である世界史は満点、得意な地理は7〜8割、高校時代に履修していなかった日本史は6割を目指して学習していました。

 話を戻しましょう。

 結局、行動が大事だ、という話です。なぜ行動が大切かを知るために、面接で何を見ているかを考えてみましょう。

 面接で面接官は何を見ているんでしょう?

 私は大きく3つ見られていると考えています。

 ① 未来

 ② 今

 ③ 過去

 一つ目の、「未来」は将来性やビジョン。

 その人がどんな想いをもって、どんな先生になりたいと考え、学校現場に出たらどんな働きをしてくれるんだろう…という将来性を面接で見ています。

 見ています。とか断言しちゃったけど、私の主観ですね。笑

 でも、私が面接官なら絶対に将来性は見ますね。

 こんな先生になりたい、そんな社会をつくりたいというビジョンを知りたい、という情熱と、それを本当に学校で実行する人なのだろうか、という将来性を見ます。学校での教育活動における原動力になる情熱を持っている人かもっていない人かでいうと、もっている人の方を選びますよね。

 では、その将来性を何で判断しているかというと、「今」目の前にいる受験生の雰囲気と、受験生が目標に向けてどんな行動をしてきたかという「過去」を見て判断します。

 二つ目の、「今」は、言葉では表しきれない受験生の情報を見ることができます。

 声の大きさや張り、表情、姿勢、目の動き、息づかいなど、面接をしている真っ只中の受験生を見た情報から、「授業でも聞きやすそうな声だな〜」とか「優しい笑顔が好印象だな〜。生徒や保護者にもウケが良いやろな〜」「目が泳いでるぞ。今のは本心からの言葉じゃないな〜」などを感じているんですよね。

 この点も、後に少しだけテクニックとして書いておきます。

 三つ目の、過去について。

 目指しているビジョン・目標があって、私がそれを現実化できる人間である!ということを面接でどうやってわかってもらうか。

 その役割が「過去」の証明なんです。目指しているビジョンに対して、口だけではなく、今おかれている環境で出来うることを実際に行動にし目標に近づくための努力をしてきた、という実績を語れるかどうか。

 素晴らしい夢や目標、ビジョンはあるんだけれども、「それを叶えるためにあなたは何をしてきましたか?」と聞かれて、「何もしてません。」じゃぁ話にならない。

 「まだ学校で働いてないからわからない」など、言い訳はいくらでも出来ますが、重要なのは「資質」。教師としての「資質」を磨くことなら学生のうちでもできる。

 では教師の「資質」とは何か、ということも、面接までに自分なりにしっかり考えておく必要があります。

 話がそれました。

 「私は、言ったことをしっかり行動にうつせる人ですよ!」ということを証明するのは、やはりそれまでにしてきた行動です。

 私は、大学二回生の頃から、教員採用試験対策を始めました。早めに対策をスタートして良かったなと感じたことは、目標に向けて、たくさん行動できたこと。

 面接で何を言うかを考える時に、常に自分の理想の教師像と向き合うことになります。自分の理想の教師像と早めに向き合うことで、「あ、私はこういう経験を積むことで、こんな力を身につけることが必要だな」と気付けるんです。

 そして、それを実際に行動して経験を積むと、結局それが面接で話せる強みになります。面接はそのキッカケにもなります。

 面接対策はなるべく早めにスタートして、「私、こんな力が足りてないな」と感じたら、それを補強する経験を積むようにする。もしかすると、早めに面接対策をして、教育について深く考え始め、自分と向き合い始めたことで、「自分が本当にやりたいことは学校にはない」ということに早く気づけるかもしれません。その場合も、残りの大学生としての時間を、本当に自分のやりたいことに向けての活動に費やすことができます。

 もちろん面接対策をすることで、学校で働くことへの情熱がさらに強くなってきたぜ〜という場合も、残りの大学生としての時間をより有意義に過ごすキッカケになります。

 だから、面接対策を早めに始めることは、大学生活を充実した有意義な時間にするためにも大切なことかもしれないなと私自身考えています。あ、でもやっぱり、学生時間の遊びもめちゃ大事ですよ。バランスよく、時間を有意義に使ってくださいね。

 そして、自分なりに見つけた理想の教師像(未来)、面接官に与えたい自分の印象(現在)、理想の教師像に向けてどのような行動・実績があるか(過去)を伝えられるように、自己PRを構成するよう心がけてみてください。

 以上のような活動をしているうちに、面接官が「こいつ、採りたいぜ」と思える即戦力の人材になってると思います。何より、自身が学校現場に出た時に本当に役立つ力を身につけることにも繋がると思います。

【採用はゴールではなく、スタート】

 ここまで、面接対策について書いてきましたが、またまた話し忘れていた大前提があるのでお話しします。笑

 それは、「採用はゴールではなく、スタートである」ということ。

 面接対策のために行動するとなると、採用までは教師としても資質を身につけるために努力するけど、採用後は努力しないというふうになりがちです。

 私は、採用されることはゴールではなくスタートで、実際に学校での教育活動を通じて日々成長していくものだと考えています。

 だからこそ、生徒や保護者が私たち教諭についてきてくれます。

 採用されたら教師として完成品であるというわけではありません。面接は、学校で働く教師について、深く考えさせてくれるキッカケを与えてくれますが、面接に合格することが最終の目的ではないことを、心に留めておいていただきたいと思います。

 そして、子どもたちと共に成長する素敵な先生方が増えることを願っています。

 さて、ここから先は、教員採用試験に向けて、少し知っておくとお得かな?と私が思っていることをお話しします。私の主観になりますので、参考にして読者の方なりの考え方を築いていただければと思います。あ、今まで書いたことも私の主観ですけどね♪笑

【面接で勝てるメンタルのつくり方】

 面接で勝つためには、面接本番で実力を出せるメンタルのコンディションを整えることも不可欠です。せっかく、これまで努力をしてきたのに面接本番で思ったように話せなかったらもったいない!

 面接で勝つメンタルをつくるために大切なことは、私が重要だと考えているのは2つだけ。

 一つは、「やりきった!」と自分に本当の自信を持てる圧倒的努力。

 もう一つは、緊張を楽しむこと。

 一つ目の、圧倒的努力について。もちろん努力は、ただの根性論ではなくしっかり「正しい努力」をすること。そして「面接に合格するため」の努力というより、「教師としての力を養うため」の努力が望ましいと、私自身は考えています。

 結局、中身が大事。その中身を濃くすることをせずに、面接で濃いことを話そうとすること自体が無謀。薄っぺらい中身を深くしようという努力よりも、実際に中身をズッシリ身のあるものにする努力が第一です。だから、ここまで面接の「テクニック」はあえて述べてきませんでした。

 この記事にわざわざお金を払って、しかもここまで読んでくださるような方は、きっと中身を濃くする努力はされていると思います。

 ここで少し、学校で生徒にAO入試のプレゼン指導や面接指導をしていた時のことをお話しします。

 その生徒の受験する大学は、プレゼンと面接がありました。プレゼンは、歴史で興味のあることについて研究してレポートするというものでした。その生徒は、夏休みにも関わらず、学校に来て図書館で借りてきた本を一生懸命読み、まとめました。私がレポートを添削し、発表の練習も一緒にしました。私は自信がありました。ここまでやっている高校生はきっとそうそういないはずだと。それくらい、生徒には高レベルなことをやってもらいました。

 ところがこの入試、一つ難点がありました。募集人数が3人のところ、私の生徒以外にもう一人同じ高校で受験する生徒がいたんです。

 生徒は言いました。「同じ高校から2人合格するなんてありえやんよな。絶対、どっちか落ちるよな。」と。

 私は言いました。「そんなルールはどこにも書いてないやん。もし、『この子は採りたいわ!』と思った生徒が、たまたま同じ高校の生徒だったら、私ならどっちも合格させる。それくらい、圧倒的実力で、『採りたい!』て思わせることが必要やねん。だから、ここまで高レベルなレポートをやってもらいました。」

 そして、受験前日、生徒は言います。「あぁ、やっぱり自信なくなってきた…。」

 私は生徒に言いました。「今までこんなに頑張ってきて、ただ自分に自信がないというだけで落ちたら、悔しくないんか!もうここまできたら、合格するかどうかは、自分のやってきたことに自信を持って出し切るかどうかだけや!前にも行ったけど、あなたは他の生徒と比べても絶対に負けやんくらいのことをしてきたし、レポートも絶対他の子には劣らない自信が、私はある。大丈夫や。自信持って行ってこい!」

 今、思えばもっと寄り添ってあげればよかったなぁと思うんですが(笑)、最後はメンタルが合否に大きな影響を与えることを知っていたので、「ここは絶対強気に見送らなあかん!」という私の直感が。

 そして生徒は、「うん!わかった!」と言って面接に向かいました。

 結果は…

 私の赴任している高校から2人、どちらも合格しました。生徒が「絶対にありえない」と言っていたことは、あり得たのです。

 さて、二つ目、緊張を楽しむこと。

 緊張と聞くとネガティブなイメージを持つ人が非常に多いです。「面接で緊張したらどうしよう」とか「あがり症なんです」とか。

 でも、緊張ってめちゃめちゃいいんですよ。緊張している状態というのは「戦闘態勢」を体がつくっている証拠なんです。戦闘態勢にならなきゃ勝負なんてできないですよね。

 私は、面接や試合など勝負の時は、いつも緊張しています。そして「おぉ、盛り上がってきた!この緊張感、たまらんわぁ〜。よっしゃやるぞ!」と緊張している状態を楽しんでいます。緊張を避けるのではなく、緊張を味方につけるのです。

 実際に緊張をプラスに捉える人が、試合でも自己ベストを叩き出すという研究結果もあるそうです。ぜひ、緊張を楽しんでください♪

【地方の教員採用試験はふるさと教育の視点を持とう】

 学校の教諭は、地方創生という観点においても、とても重要な位置づけを占めています。

 地方の教員採用試験を受ける方は、その視点をお持ちになると面接でも強く、実際その公共団体にとって欠かせない教諭になることと思います。

 どういうことかというと、地方行政は、人集めに必死です。お金の問題があるからです。

 もしその地方から若者が都市に出て行ってしまえば、その分その地方の納税額は減ります。納税額が減ると、市民にとって充実したサービスを行えず、魅力的な街づくりができずに、また人が県外に出て行ってしまう、という悪循環に陥ります。

 地方行政は、そこに人を集めたい、せめて今いる子ども達には自分たちの育ったこの地域を愛し、そこでしっかり働いてお金を落としてほしいですよね。

 だから、地方の学校教諭は、ふるさとを愛する気持ちをいかに子どもたちに持たせるかで、地方創生に貢献することができます。

 今の時代はふるさと納税等もありますから、県外に出ても育った地に感謝する気持ちさえあれば、地方創生に貢献できる時代です。

 今、私たち教諭が子どもたちに郷土を愛する気持ちを育むために必要なことは、人をつなぐことだと私は考えています。

 「納税額が減ると、私を大切に育ててくれたあの人たちの生活が不便になってしまうのか」と想いを馳せられるのは、人とのつながりがあってこそだからです。

 地方の教員採用試験を受ける方は、授業や担任業、部活などで地元の人々と子どもたちをつなぐ活動などに結びつけられると、地方創生に貢献できる貴重な人材になることと思います。

 ちなみに私が学校で働いていた頃は、部活動の活動の一環で、老人ホームに演奏に行って地域の人と関わったり、シャッター街になってしまった商店街で撮影会をしてその商店街の魅力やお店の人と交流するなどしていました。

 そういった活動を通して、子どもたちは、自分たちの活動を応援してくれる地域の人の温かさに触れたり、地域の人がどのような思いでその商店街を切り盛りしているかに触れることができます。地域の人への感謝の気持ちを持つようにもなりmした。こういった活動を通して、その地域を担う若者として見える世界を広げてあげることは非常に重要であると感じています。

 ただし、部活動においては、学校教諭の働き方改革の一つとして、あり方は変えていく必要はあると、私個人的には感じています。

 学校現場を去った今でも、私は子どもたちの育つ教育環境をより良くしたいと考えています。学校の先生の働き方を改革して、先生が輝く学校でなければ子どもたちの未来を明るく照らすことはできません。お母さん・お父さんをサポートしなければ教育の基盤である家庭環境を整えることも困難です。幅広くそういった活動を展開するためにフリーランスになり、家庭・学校・地域で子どもを育てる社会をつくることを目指しています。

【いじめ問題にどう取り組むか】

 学校の先生が本腰を入れて取り組まなければいけない学校の課題として、いじめ問題があります。学校での現場経験の浅い学生さんにとって少しでもお役に立てるようにと、いじめ問題について、私の学校での経験も踏まえながら少しお話しします。

 いじめ問題に取り組む教員として、大切なことは下記の3つです。

① 「予防」の観点を持つこと

② いじめっ子へのケアを欠かさないこと

③ チームで取り組むこと

 まず一つ目の「予防」の観点を持つこと。これが最も重要なことです。いじめが実際に起こってからでは、被害者の心の傷も深く、加害者の課題もこじれにこじれて、教員側もかなりの労力を要します。

 では、どうやって予防するか。

 私が、実際学校で行っていて効果的だったことは、休憩時間に子どもたちの様子を見がてら遊びに行くこと。休憩時間という子どもたちの「素」が出る時間を覗きに行くことによって、子どもたちの新しい一面を見ることができます。

 「お、意外にも友達への言葉にトゲがある子なんだな」とか「あれ?なんだか浮かない顔をしているぞ?」など、子どもたちの少しの変化に気づくこともできます。それを受けて、少し話を聞いてみるとか、声をかけてみることで、子どもの悩みを拾うことが可能です。

 そして、私が普段から休憩中に子どもたちの様子を見に行っていてよかったなと感じたことがあります。それは、子どもたちから「あの子がこんなことをしていた」という告げ口を受けて、その子に指導を入れる際に、「私、休憩時間に見たんだけど」と、「私が実際に見た」という切り口から指導を入れやすいことです。

 「〇〇ちゃんから聞いたんだけど」という切り口で行くと、「あいつ、チクリやがったな」みたいな感じで、新たな問題を引き起こすキッカケになります。多くの先生が、その子に指導を入れるキッカケをどのようにつくるかに頭を抱えているので、この手法はオススメです。実際、私は「それ誰から聞いたん?」と生徒に疑われたことがありません。

 ただし、休憩中に子どもたちを「監視する」のとは違うので、気をつけてください。あくまでも、休憩中に子どもたちと遊びながら子どもたちの素敵なところを見つけて声をかけるなかで、気になるところにはアンテナを高く持っておくというスタンスでないと、子どもたちは息苦しくなってしまいます。

 私たち教師が、子ども一人ひとりの良いところもしっかり見て褒め、励ますという関わりをしているからこそ、生徒も素直にこちらの話を聞いてくれます。実際、子ども一人ひとりに必ず良いところがありますから、これを見つけよう!という感覚で休憩中に子どもたちに関わりに行くことはオススメです。

 二点目に、いじめっ子のケアを忘れないこと。

 いじめが実際起こってしまった時、まず第一にすることは被害者を守ることです。これは本当に本当に大切です。もし、いじめが起こっているのに教師がそれを見過ごし被害者を守る姿勢を貫かなければ、被害者だけでなく、それを見た他生徒も教師に対する不信感を持ちます。予防をいくらしても、いじめが起こってしまった時は仕方ありません。とにかく被害者を守りましょう。

 被害者の安全を確保できたら、被害者の心のケアと学級の他生徒へのフォローが必要です。一方で、多くの人は加害者を「悪」と見なしがちなのですが、私は最後は加害者の心のケアが必ず必要だと考えています。

 人は「罰」では、心からの更生はしないからです。そもそも、いじめの加害者は、誰かをいじめるという行為によって自分の心の闇を発散していることが多々あります。いじめっ子こそ、承認欲求が満たされていません。承認欲求が満たされていない加害者を、ただただ叱り、何かしらの罰を与えるのみで終わってしまっては、結局その加害者はまた手法を変えて誰かを傷つけるでしょう。

 本当にいじめを起こさない、再発させないためには、子どもたち一人ひとりを認めてあげることが大切です。つまり、加害者の心のケアは、予防への立ち返りになります。

 加害者には、人をいじめるという「行為」に対しては、絶対に許されないことだと毅然とした態度で指導しなければなりません。いかなる理由があってもいじめは絶対に許してはいけません。いじめは、人の人生を左右するからです。

 一方で、加害者に対して、「何があなたをそうさせたの?」「何かストレスが溜まっているなら話を聞くよ」など、加害者が持っている心の闇を取り除く過程が必要です。のちに述べますが、この過程は決して担任一人で抱えるべきことではありません。教育相談の教諭、スクールカウンセラーなどたくさんの人とチームを組んで取り組みましょう。

 もし、先ほど述べた、日頃から生徒一人ひとりの長所を観察できていれば、「こんな良いところもあるのに、もったいないぞ。どうしたん?あなたらしくないよ」など、子どもたちの心を開くような関わりも可能になります。

 さて、最後に、チームで取り組むこと。

 これは、いじめが起こってしまった段階だけではなく、いじめがまだ起こっていない予防の段階から、チームでの取り組みは必要です。

 クラスの担任だからといって、他の先生がそのクラスに介入してはいけないというルールなどありません。逆に、そのクラスの担任が他のクラスの子を指導するべきではないというルールもありません。

 むしろ、クラスの隔たりなく、生徒一人ひとりを先生みんなで関わるという視点は必須です。

 教師も生徒も人間だからです。人間である以上、相性の良し悪しが必ずあります。自分の担任したクラスで、どうしても担任の言葉が入りづらい子がいるなら、他の教諭の手を借りて指導してもらうことも必要です。逆に、自分の担任しているクラスじゃない生徒との相性が良ければ、その生徒の担任が困っている際は「私からも声かけしておきましょうか」と協力し合うことが大切です。

 そうやって、教師がチームで生徒一人ひとりを見るという視点を保つことが、いじめの予防にもなります。そんな空気の学校は、いじめが自分のクラスで勃発してしまった際にも、他の先生の協力を求めやすい雰囲気があります。

 反対に、「クラスの問題は担任の責任」という空気の学校では、いじめが起こっても担任が一人で抱えこみ、隠蔽体質ができてしまいやすくなります。

 もし、あなたが勤務することになった学校が、「クラスの問題は担任の責任」といった空気感があったとしても、クラスで気になることがある時やいじめが起こった時は、絶対に情報共有しましょう。


面接ちょっぴりテクニック

 少しだけ面接のテクニックをご紹介しますね。

① 話すとき、視線は横にズラす

 面接で話すときの目線をどうすれば良いかは、多くの受験者が悩むことだと思います。私が意識していたことで、学校で生徒にも指導していたのは、視線を横にズラしながら話をすること。

 基本は、その質問をした面接官の顔を見て話します。でも、ずっとその面接官を見て話すことがツラくなる時がありますよね。そんな時は、目線を上にすると、何か考えているような落ち着かない印象を与えてしまいます。目線を下にすると、自身がないような印象を与えます。そこで、目線を横にズラすとはどういうことかというと、質問をした面接官以外の面接官の方にチラッと目配りするということです。

 そうすれば、こちらは何となく、質問をした面接官から目線をずらしたいだけなんですが、面接官には、他の面接官にも目配りしながら話せる人なんだなという印象になります。

 注意していただきたいのは、あくまでも質問した面接官を中心に目線は合わせること。その上で、他の面接官の顔も少し見るといった感じです。

② 長所に「笑顔」はNG

 私が面接指導をするときに、「自分の長所を3つ話してください」という質問に対して、「笑顔」と答えることはできる限り却下しています。なぜか。

 「笑顔」は見ればわかるから。

 見た目で見てわかる「笑顔」をいう必要はなく、笑顔が長所だと思うなら、面接の間、笑顔で話せば伝わります。

 長所として話すことは、言わなければ面接官にはわからないようなあなたの長所を分析して伝えることが大切です。

 そして、長所を考える際に、他者と比較することと、他者とは比較しないことが大切です。とても矛盾したことのように思いますよね。

 他者と比較することで、「私が当たり前だと思っていたことは、実は私の長所だったのか!」と気づくことがあります。そのために、他の人に自分の長所を聞いたり、他者との比較で自分の長所を考えることは大切です。

 一方で、自分と向き合って見出した自分の長所を「私の長所は洞察力だと思っていたけど、洞察力ではあの子には勝てないな…」などと他者と比べて、他者には劣るから自分の長所とは認定できないと考えると、一向に長所など見つかりません。その意味で、他者と比べる必要はありません。あなたの長所は、決してそれ一つを単体で見るものではなく、あなたという人物を構成している様々な要素と密接に絡み合って輝く長所です。ぜひ、自信を持って、「これが私の長所だ!」と言い切ってください。

③ 自信満々に言い切る

 先ほど述べましたが、面接では、自信満々に言い切ることは大切です。それは、「自分の考えが絶対的に正しい」と盲信して出る自信ではなく、「今の私は、こう考えている」ということに対する自信です。

 人間は様々な経験を経て成長する過程で、価値観や考え方が変わります。常に完璧ではないのが人間です。完璧ではないからといって、自信なさげに話していても面接官の心には響きません。

 完璧ではないし、今後実際に学校現場に出ると考え方も変わるかもしれないが、「今、私はこのように考えています」と自信を持って言い切ってください。

 もちろん、「わかりません」と答えるときも同じです。謙虚だけれども自信を持って、「わかりません」と答えましょう。

④ まずは問いに対する答えをズバッと

 面接の質問に対しては、とにかく答えをズバッと先に答えましょう。

 例えば、「あなたは、体罰についてどのようにお考えですか?」と問われたら、「体罰は、決してしてはならないことだと考えています」とズバッと答えましょう。(※あくまで例えなので、体罰をどうとらえるかはここでは議論しません。)

 そうズバッと答えてから、「なぜなら体罰は…」と、後で理由を付け加えるのがベストです。

⑤ すべてを伝えようとしない

 面接官の質問に答える際、誤解のないように自分の考えていることすべてを理解してもらおうと、長々と補足をつけて話してしまいがちです。しかしそれでは、本当に伝えたい肝心な核心部分が面接官に伝わりません。

 面接では、自分の頭の中の考えのすべてを伝えようとせずに、本当に大切な要点を簡潔に答えることを心がけて面接練習することをオススメします。

 そのために、友人や教授に面接練習をお願いして、「それを一番に伝えたいなら、このように話すことを絞った方がいいのではないか」とか「この言い回しにすればあなたの伝えたいこのニュアンスともう一つのニュアンスのどちらも端的に表すことができるよ」といったブラッシュアップに努めるといいです。

 有限な時間で本当に伝えたいことを過不足なく端的に答えるために、日頃から、面接で聞かれそうな内容や教育現場における課題などについて自分の考えをノートにまとめておくことも役立ちます。

 ノートにまとめる際は、最終的には、どのようにして過不足なく端的に伝えることができるかまで落とし込めるとベストです。


【同じことを話しても、言葉の重みが違うと勝てる!】

 以上が、私が教員採用試験に向けて取り組んだことです。

 一貫しているのは、「私を採用しなきゃ損だよ!」と面接で自分を売りこめるだけの自分磨きをすること。自分と向き合うこと。

 集団面接に向かう生徒によく「もし自分が答えようとしたことを、先に他の人に答えられたらどうしよう」と聞かれました。その時私は迷わずこう言います。

 「自分が答えようと思っていたことを言えばいい。」

 もし、先に他の人に同じことを言われたとしても、私なら私が言おうと考えていたことをそのまま言います。もしかすると、何か他の視点も思いつけばアレンジして付け加えたりするかもしれませんが。笑

 でもたとえ、他の人と同じような内容でも、私は自信を持ってそのまま自分の考えを言います。

 なぜなら、同じことを話しても「言葉の重み」は違うからです。

 本当に行動をベースに取り組んできた人の言葉や本気でそのことを考え続けた結果ようやくその答えにたどり着いた人の言葉は、ただ誰かのウケウリや何となく話している人の言葉よりも、なぜか重みがあります。

 その人の想いや様々な試行錯誤の過程の重みが、どうしても話す言葉に乗ってしまうからでしょう。

 だから、自信を持って答えてください。

 この記事を読んで、理想の教師像を目指して実際に行動に移してきたあなたの言葉は、必ずその想いが詰まった重みのある言葉になります。


 社会をつくっているのは人です。私たちが生きている社会をより良いものにするには、社会を形成している人が成長することが欠かせません。

 私たちのご先祖が今の社会をつくってくれました。そして今、私たちが、私たちの関わる子どもたちが未来の社会をつくります。

 「教育」という仕事は、「未来を創る」仕事です。

 私たちの未来、子どもたちの未来が明るい社会になるように、一緒に頑張りましょう。

 皆さんの、ご活躍を応援しています♪

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?