2019年に読んだ本でよかった本
昨年読んでよかった(と記憶している)本。ビジネス書もそこそこ読んだ気がするけど、あまり覚えていませんでした。
バッタを倒しにアフリカへ
実家に帰省にする新幹線の中で読んで、久しぶりに声を出して笑いそうになった。アフリカの食糧問題の原因とされるバッタを研究する話だけど、とにかく元気に前向きになれる。京都大学総長の山極寿一さんも研究でゴリラと一緒に生活していたけど、前野さんも徹底したフィールドワークと熱意でバッタを追い続けていく。絶妙なユーモアとシリアスな場面のバランスが良い。
アイネクライネナハトムジーク
久し振りに小説を読んで、しみじみ良かったなと感じた短編集。その中でも3話の「ドクメンタ」が個人的に刺さった。藤間さんの人物設定も免許センターの偶然の出会いもすごく良い。全体的にも強めの暴力やバイオレンスが無くて、月並みな言い方だけど心温まる、普段の日常に少し光射すような本。
ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。
作者の幡野さんと年齢が近く子供もいるので、もし同じ状況だったらと思って読んで自分は何を選ぶだろうと沈思しつつも、明確な答えは出なかった。
アリババの経営哲学
アリババという会社ももすごいけど、とにかく馬雲(ジャック・マー)がすごすぎることがわかる本。退任した後どうなるんだろう。
破天荒フェニックス
2020年の年始にテレビドラマになったけど、原本の方が断然良かった。先のアリババの本もそうだけど、熱意×ターゲット(ビジョン)×チーム(仲間)があって、そこに運やタイミングが絡んでストーリー(物語)があると会社として強いんだろうな。
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