見出し画像

人間のおかしな心理④

🐢黄牛(あめうし)に突かれる🐢(日本の諺)

黄牛は、茶色がかった黄色の牛で、普段は非常におとなしい。が、
ばかにして、油断していると、角で突かれて思わぬ怪我をする。
相手が弱いからといって、無防備な状態に身を置いていると、
やっつけられるというたとえ。

「侮り葛(あなずりかずら)に倒れるな」(軽蔑していたつる草に躓いて倒れるな)
というのもある。

精神的に劣勢にある者が、優位にある人に反発するのは、よほどの出来事であり、
並大抵の決心ではできない。
相手が恐ろしいから、再び立てないように、反撃されないように、致命傷を与えようとする。必死で、余裕がないから加減しない。
優位者には油断があるので、あっさりとやられてしまう。

漱石は、しかし、鏡子夫人に反撃できないままこの世を去る。

➖「座右の銘」研究会➖

では、本日も素敵な一日をお過ごしください。
今日もよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます😊

➿今日の一言➿
過ぎて帰らぬ不幸を悔やむのは
更に不幸を招く近道だ
〈『オセロ』シェイクスピア〉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?