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よろしい、ならば執筆だ!

皆様こんにちは。いい加減毎度おなじみになったと思いたい、自称作家の あまおう まあお です! 先日参加者を募集したWEB作家応援キャンペーンの結果をご報告いたします!

募集記事にもある通り、30名程度のWEB作家さんに参加していただいて、作品を読み、今抱えていらっしゃる悩みや愚痴をお聞きするという企画でした。たまたま今、私の運気が上がっているので、参加者の方も運がよくなればいいな、という考えもありますが、まあ作家連中がそういうオカルティックなことに興味があるかは、分かりません。私はありますがww

結果からしますと、30名の募集に対して応募は21名に留まり、その分お一人あたりの作品で読める文字数が増えました^ ^

21作は本当にしっかりと書かれた、いずれ劣らぬ力作揃い。書きたいという強い欲求から生まれた物語に触れ、結局いちばん恩恵を受けたのは私自身であったように思います。改めて大切な作品でこの企画に参加してくださった皆様には御礼申し上げます。
ご参加の作家さんは、二月中ならいつでもご相談承りますので、何かありましたらぜひ遠慮無くご連絡ください。愚痴くらいいつでも聞きますよ^ ^

作家さんの個別のお悩みについて公言することは今後も一切ありませんが、多くの方に共通のお悩みについて述べます。おそらくそれは参加しなかったWEB作家さんたちにとっても切実な問題なのだろうと思います。

「俺は/私は、こんな物語が読みたいと思って、自分なりによく考えて書いているのです。なのにどうして、こんなに読んで貰えないのか。反応が貰えないのか。感想が来ないということは、ひょっとして、この小説はつまらないものなんじゃないのか。もしそうならば、考え直しますから、はっきり言ってください」

このような気持ちになるのはある意味当然で、私が読んだ範囲では皆さん本当にかなり作り込まれたストーリー、文章もおそらく何度も推敲したのか、誤字などもほとんどないに等しい出来栄えでした。一人や二人ではなく、全員が、そうなのです。

ということは。単に質の高い面白い物語を書いてさえいれば、読まれる・人気が出る・出版社の目に留まるという時代はもう終わったということでしょう^ ^

私はこれをWEB小説界全体が底上げされた、と見て喜ばしく思います。この中からPVを稼ぐのは難しくはなりますが、敵はあなた以外のWEB小説だけではありません。動画・ゲーム・漫画・映画・SNS……世の中の娯楽という娯楽がひとの「余暇」を狙って次々に面白いコンテンツを作り出す昨今、WEB作家ひとりにできることなど限られます。逆に「WEB小説って、無料なのにすごいレベル高いんだよ? しかもめっちゃ色んなジャンルがありすぎて……!」ということになった方が、結果的にあなたの小説は読んでもらえます。

PVがないことを嘆くのはもうやめましょう。あなたの思う「面白い」を、あなたの表現で、書き続けて、とにかく「完結」を目指しましょう。
PVがない感想がないブクマがはがれたことを気にするより「この作品の完成度をどれだけ高められるか」を気にしてください。

読者をいちばんがっかりさせるのは、追いかけてきた作品が未完のまま何ヶ月も放置されることなのですから。

あの有名な漫画の力を借りて、すべてのWEB作家にエールを送ります。
どうぞCVは飛田展男様で、お楽しみください。

諸君 私は小説が好きだ
この地上で書かれるありとあらゆる物語が大好きだ

トラックにハネられてうっかり異世界に転生したおっさんが無双するのが好きだ
乙女ちっくなヒロインが王子様とみまごうイケメンとイチャイチャするのが好きだ
しみったれた主人公が変身して夜の街で謎の敵と戦うヒーローものが大好きだ

重厚なファンタジー作品で魔法や剣の使い方をやたら美人な女の子に教えてもらうシーンなど感動すら覚える
和製伝奇アクションファンタジーでバケモノが断末魔を上げた時は胸がすくような気持ちだった

BLでもGLでもTLでも一周回って少年少女でも 二人の気持ちが通じ合うのは最高だ

一体どうやってこんな設定思いついたんだろうと驚嘆するような小説
奇想天外なアイデア 見たこともないほどぶっ飛んだキャラクター
圧倒的に突き抜けた文章表現に出会ったときには絶頂すら覚える

諸君 私は小説を満天の星空のような小説群を望んでいる
諸君 私とともにWEB小説界で闘う諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる小説を望むか?
情け容赦のない鬼神のような小説を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐のような小説を望むか?
   
『小説! 小説! 小説!』

よろしい ならば執筆だ

一千本のペンを持った戦闘団で 世界を 書き尽くしてやる

諸君 地獄を 執筆《つく》るぞ

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