10月に読んだ本
こんにちは、天音です。
今回は久しぶりの読書まとめ記事。
もう11月が始まって1週間経ちますがそんなのは些事です。
10月の読了本は13冊。
リンクがうまく反映されなかったので列挙します。
『ハラヘリ読書』は記事を書いていましたね。
とても美味しいコミックでした。
10月は小説を書いていたということもあり、かなり読書量が増えた月でした。
書くと読みたくなるし、読むと書きたくなるんですよ。
全部の本を紹介するととても長くなってしまうので、中でも印象に残った本をお話ししますね。
それでは、タイトルのおかげで(せいで?)読んでくださった方を不安にさせてしまうかもしれない『死にたいけどトッポッキは食べたい』から弁解。
少し前に初めてメンタルクリニックを受診したんです。
先生とのお話にちょっと違和感があってそれから行っていないのですが、そういう自分の現状もあって手に取りました。
この本は気分障害と不安障害、軽度の鬱を患っている著者と、クリニックの先生とのカウンセリング記録です。
程度も症状も全く違いますが、なんとなくわたしも一緒にカウンセリングを受けているような気持ちになりました。先生がよく話を聞いてくれていて、自分の診察を思い返したら羨ましかったです。
アラン・ベネット『やんごとなき読者』
こちらは「エリザベス2世がもし読書にハマったら」というコメディ小説です。
全てを平等に見てきた女王は、何か一点に集中することをしません。
そんな人が読書に出会って一転。
読書以外のことが手につかなくなってしまうのです。
読書に全く興味のない人――興味を持つことをよしとされていない人が、急速に魅了されていく様には圧倒されます。
唯一無二の立場ゆえの孤独。
読書を知ったことで生まれた欲求と彼女の決断を、あなたにも本を通して体験してほしいと思います。
降田天『さんず』
自殺したい人の前に現れるという自殺幇助会社“さんず”。
構成員のスガは、さんずで働きながら死を望む人の顔を見続けます。
降田先生の本は『すみれ屋敷の罪人』に続いて2作目です。
展開が全く読めませんね!
「自殺幇助」という禁忌を題材としているためにやはり暗いし重いのですが、どこかに救いがあるのかなと思いたいです。
読者を裏切り続けてくれる展開が堪らなかったです。まだまだ終わらんぞ!って感じの読書体験。
佐原ひかり『人間みたいに生きている』
食べることに強烈な嫌悪感を抱いている三橋唯は、ある日吸血鬼が住むと噂される洋館を訪れた。そこは食べ物の匂いがしない、救いのような避難所となる。
食べることは、生きることです。
生きるためには嫌でも自分と向き合わなくてはいけない。
ここでいう自分とは、ただ自分の体だけではなく、周囲の自分への気持ちや自分の周囲への気持ちを含めた領域です。
1人の少女が他者との出会いにより、自分と向き合い他者に手を伸ばせるようになる青春小説だと思います。
ひりひりする読み心地ですが、意外と読了感は爽やかで驚きました。
もちろんどの本もそれぞれ面白かったですよ!
『暇と退屈の倫理学』とか、たくさんノートをつけました。
この本は図書館で借りたので文庫版を購入しようと思っています。
全部紹介したかったけどnoteをサボっていたので書ききれなかった。
11月は一冊ずつちょこちょこ記事にできたらいいな。
最近YouTubeのほんタメをよく視聴しているんですよ。もしかしてと思われた方はお友達です。今回の『さんず』と『人間みたいに生きている』はあかりんの紹介本でした。
知らない本がたくさん紹介されているし、企画も面白くてハマっています。
11月も読めるだけ読むぞー。
最後まで見てくださってありがとうございます🙌 サポートいただけたら嬉しいです。執筆活動に使わせていただいています。しっかりお返しできるように精一杯頑張ります!