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本気で休んでみて気づいた事

昨日(12月10日金曜日)は、完全オフ日にしてみました。

ちょっと仕事を詰め込み過ぎて疲れたのもあり。以下のように、SNSでも宣言しつつ。

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(私を心配するたくさんのメッセージを頂きました。ありがとうございます)

いやー、完全に休むってイイですね(今更)!
何にも考えずに、山の中でぼーっと過ごす。お陰様で私のHPもMPもすっかり回復しました。

もちろんこれまでも休みは取っていますし、睡眠も十分とっているつもりです(睡眠時間を犠牲にすると良いことはないので)。

とはいえ、休みの日でもつい仕事のメールやメッセンジャーを返したり、そのついでにSNSの投稿などに反応してコメントしたり、発信したり……と頭を十分に休ませることがなかったのは事実です。そして大きな反省です。

今回「完全オフ日」にしようと思ったきっかけは(疲労がたまってきたのもありますが)、澤円さんのVoicy『澤円の深夜の福音ラジオ』です。

当該の放送はこちら:

聴いたのは1か月くらい前ですが、澤円さんのこの放送の内容が心の片隅にあったがゆえに、思い切って休む決断をすることが出来ました。
澤さんには感謝しかありません。いつもためになる放送をありがとうございます。

朝は普通に起床し、のんびりとクルマを走らせ山へ。

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いつもなら合間(道の駅など)で、スマートフォンやPCを開き、メッセンジャーやメールを返したり、景色を写真に撮ってSNSに投稿したりするところですが、すべてお休み。

自分が出演するオンラインイベントの告知(突然来る)も、取材記事のゲラチェキ依頼(突然来る)もすべて休み明け回し。
(主催者さん、編集者さんには申し訳ないですが貫きます(お急ぎであれば、私をタグ付けしてSNS投稿いただけたら幸甚))

(とはいえ、2本のみ仕事関連の新規お引き合いのメッセンジャーに「お受けします!」「本日休暇につき、週明けにレスします」程度は返しましたけれども。ほか、スタッフさんが代理返信してくれたメッセージもありました。感謝です)
⇒ 完全オフちゃうやん! のつっこみはナシで。次回は頑張ります(苦笑)


油断すると、仕事モードに切り替わってしまう。よって、スマートフォンもほとんど触らずただただのんびり景色を見ながら、ぼーっとしてみました

正直言うと、私は休暇中に仕事モードに切り替わることはまったく苦ではないです。今回も、それでもよかった。

しかし、とことん休んでみることも大事であろう。そう思って、本気で休んでみました。

その結果、いくつか大事なことに(いまさら)気づきました。

1つ目の気づき

「完全オフにしたい人は、とことんオフを決め込んだ方が良い」

当り前のことであり、いままでも頭では理解していましたが、今回自分の実体験としてココロで理解し腹落ちしました。

休みと決めていても、SNSやメールソフトを立ち上げようものなら新着情報や仕事関係の連絡が目に入ってしまいます。その瞬間、頭が仕事モードに切り替わり働いてしまう。レスしたくなってしまう。

1、2本くらいなら良かろうと思っても、それで仕事モードに切り替わってしまうかもしれません。それにより、十分にリフレッシュできないかもしれません。

2つ目の気づき

「完全オフにするかどうか、きちんと主張したほうが良い」

完全オフにしたいかどうかはその人次第です(もちろん労働関係の法令は遵守する前提で。ちなみに私は事業主であり労基法の適用対象外です。その前提でこの先を読み進めてください)。

オフであっても、普段の私のように「仕事のメールやメッセンジャーは返します」「SNS投稿やブログ投稿はします」の人もいます。
また、それを無理に抑えるのも、それはそれでストレスが溜まってアンヘルシーでしょう。
(休み明けまでレスすることを覚えておかなけれればならないストレス、休み明けのタスクが山のようにたまるストレス、など……私はむしろそっちの方がストレスです。ですから、休みでも遠慮なくメッセージはくださいね。その時レスするかどうかは別として)

とはいえ、「やはり休みの日は完全オフにしたい」人もいれば、今回の私のように「いつもは休みの日でもレスや発信をするけれど、今回は完全オフにしたい」人もいる訳です。

自分のスタイル、休みの日の仕事との向き合い方などを自ら周りに宣言しておくと良いでしょう。

何事においても、期待値コントロールって大事です。コミュニケーションも然り。伝達および相互理解が大事です。

(ところで、ワンプッシュですべてのSNSやメールに不在通知がたかれるアプリそろそろ出てこないかなー なんて思ったりしました)

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「そもそも休みの日にメッセージやメールをすべきではない」
「だから、デジタルは良くない」

そうおっしゃる方もいます。しかし、私はそうは思いません。

その日が休みかどうかなんて相手にはわからないですし、最近はワーケーションなどワークとバケーションが一体となったワークスタイルも進みつつあります。前述の通り、平日にタスクが溜まる方がストレスの人もいます。

なによりスピード感ある、かつお互いの都合の良い時に非同期なコミュニケーションが出来るのがメールやメッセンジャーなどのITツールの良さですし、そのメリットを極論でないがしろにするのはいかがかと思う訳です。

私はデジタルワーク、リモートワーク推奨派です。

特にここ2年は、世の中のデジタルワーク化、リモートワーク化が進んでくれたおかげで、移動や無駄な間接業務でロスすることなく本来業務のスケジュールを詰め込めるようになりました

この12月も、それまでは忘年会やら挨拶回りやらの年末行事で相手方(クライアント企業側)が忙しく、本業のミーティングや講演など入りにくかったですが、今年はガチの本業のスケジュールが年末ギリまで入っています

正直、それまでの週5日分の仕事を週3~4日程度でこなしている実感です。

本来業務の密度が濃くなった。その分、これからはそれこそ週休3日などで回る仕事のやり方、ビジネスモデルにいよいよ変えて行きたい(私だけでなく、世の中を)と思う次第です。

書籍『バリューサイクル・マネジメント』でも、それ謳っていますものね。週5日×8時間も働かなくても(働かせなくても)幸せになる社会モデルを創るにはどうしたらよいか

デジタルワーク、リモートワーク推奨。私はそのポリシーは変えるつもりはありません。
(対面や飲みにケーションでしかビジネスの関係性を築くことができない人とはご一緒出来そうにありません)

多様な働き方ができる時代だからこそ、ポリシーを示す/ポリシーを持って「きちんと休む」「休み明けまでレスしない」「休み明けまでデジタル上で存在を消す」「別に気にならないなら、メールやメッセージOKであると示す」その行動こそが大事だと改めて思った次第です。

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さて山の宿に泊まり、温泉にも浸かり、ゆっくりのんびりできました。

今朝はワーケーションからのスタート!

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適度に仕事(といっても、新規案件のレス、スケジュール調整、SNS投稿、ブログ記事執筆程度ですが)を挟みつつ、引き続きいつも通りのワーケーションを楽しみました。

いやぁ、休み明けがいきなりワーケーションなのはありがたい。
なんてったって、ストレスが段違いです。

せっかくゆっくり休んでも、スタートが満席電車とかだったらそれだけで憂鬱ですからね……

これからも、トライ&エラーをしながら働き方の「勝ちパターン」「バリューサイクル・マネジメント」を追求および体現していきたいと思います。

▼書籍『バリューサイクル・マネジメント』(半径5m以内からの組織変革を目指す私たちのバイブル)

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