「他人のために生きない」という選択
私は強度のHSP気質があり、軽度のアスペルガー症候群です。
有名書籍『嫌われる勇気』から生きやすいヒントをたくさんもらえたので、紹介しようと思います!
※本記事は、2000字ちょっとの記事です。
※お時間のあるときにお読みくださいね。
他人に注意したい気持ち
かつてわたしは、他人のおかしいところや改善できそうな部分を見つけるとつい本人に伝えてしまっていました。
変な空気になることもありましたが、わたし自身は(いいことをしたな)と、いい気分になっている始末……。
ただ、あまりにも微妙な空気になったり、後から「辛口だったね、あのときのあまねさん」と言われることが増えまして。
それ以降、思ったことがあってもすぐに言わないようには心がけていました。
他者の課題を切り捨てる
アドラー心理学をわかりやすく解説した『嫌われる勇気』の目次には、以下のようなタイトルがあります。
他者の課題とは他者(その人)が抱える課題であって、わたしの課題ではないということ。
つまりわたしから、「ああした方がいい、こうした方がいい」と言う立場にはないのです。
このことに気づいてからは、「これは〇〇さんの課題だから」と、ひと呼吸置くようになりました。
SNSで気軽にメッセージできるような世の中ですが、心にブレーキをかけています。
過去のトラウマ
わたしはできないことがあると、過去のトラウマを言い訳にしてきました。
例えば大勢の前で恥をかいた記憶が忘れられず、それをトラウマとします。
大勢の前でパフォーマンスをする勇気が出ないのは、「過去のトラウマが原因だ」といった具合です。
前述した通り、これは言い訳に過ぎません。
現実はというと、過去に戻ったり過去を変えたりすることは不可能ですよね。
トラウマは今後の人生になんら影響がない
『嫌われる勇気』には、トラウマについても触れています。
つまり過去のトラウマは、この先の人生に影響しないというものです。
過去のトラウマは、ひとつの経験にすぎません。
人生を階段に例えるなら、トラウマは階段のほんの一部。
恥ずかしい思い・悔しい思いをしたトラウマは、人生の通過点だと思いましょう。
こう考えると、トラウマにこだわる理由がなくなるはずです。
他人によく思われたい
誰でも、大好きな人や尊敬している人の前では張り切ってしまいます。
わたしは他人によく見られたいと思うあまり、緊張して本領を発揮できないことが多くありました。
2020年からわたしは、オンラインレッスンでプロのトランペット奏者に習うようになりました。
そのレッスン中、緊張のあまり泣き出すことがありました。
上手に思われたくて、かえって緊張してしまったのです。
実際はボロボロな演奏しかできず、レッスン中に感情があふれ泣き出しました。
他者は仲間
『嫌われる勇気』の中で、共同体感覚という言葉が登場します。
レッスン中のわたしは、トランペットの先生を仲間だと思っていませんでした。
オンラインレッスンの本質は、トランペットが上達すること。
ところがレッスン中に泣いたときのわたしは、先生に対して見栄を張ろうとしていたのです。
相手を信頼する、仲間・味方であることを念頭においてあらためてレッスンを受けると、自然体で演奏することができました。
もちろん、先生はいつもわたしのことを信頼してくださっています。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てない……自己肯定感が低いという自覚はありました。
いつもビクビクして、他人の顔色をうかがいながら小さく生きていたのです。
自己受容あってこその自己肯定感
『嫌われる勇気』では、自己受容についても言及しています。
自己受容は、わたしに足りない考えでした。
まずは、ありのままの自分を認めるとこです。
自己受容を意識しはじめてから、ビクビクすることはかなり減ったと思います。
むしろ堂々として、いろいろなことにチャレンジするようになりました。
『嫌われる勇気』はわたしのバイブル
わたしは強度のHSPかつ、軽度のアスペルガー症候群というハイブリッドな性格です。
つい数年前までは、まともに人と接することができないと諦めていました。
しかしトランペットの先生に薦められた『嫌われる勇気』のおかげで、わたしは毎日進化しています!
停滞していた毎日が、少しずつ楽しめるようになったのでいまは幸せです。生きにくいと感じるすべての人が、少しでも楽になったらうれしいと思い、『嫌われる勇気』をおすすめします。
それでは、また明日。
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