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ホラー(娘との会話)

天海 悠

「ママはホラーすき?」
「うーん。ものによる」
「たとえばハロウィンて映画ある」
「知らないな~。知らないものを語りようがないからな。けど、貞子はすきだね」

「貞子!貞子はこわいでしょう」
「めっちゃこわい」
「例えばトイレの花子さんとか、花子さんはかくれんぼやおいかけっこして、負けたら殺されちゃうんだって」
(お兄ちゃんの古い妖怪ウォッチの影響かな)

花子さんも調べてみれば割と奥が深かった。
「ママはどう?」
「うーん、ママはもう学校に行くことそれほどないじゃん。トイレにも行かないし、かくれんぼすることもない。従って殺されることもない!そうすると怖くもないし。興味も薄れるちゅーかね」
「そっかー」
「がっかりさせたかな?」
「貞子はこわい!むかーしの人が使ってた、こ~~~んなに大きな電話を握りつぶしたんでしょ」
えっ👀⁉️そ、そうだったかな?」

絶妙に昭和生まれの心をえぐってくるな。
「貞子はテレビから出てくるのが一番怖いんだよ!YouTubeからも出てくるかもしれないよ!」

「ウォーキングデッドは?」
(お兄ちゃんの好きな奴ね)
「あれは人間ドラマとして面白いから、ゾンビや怖いのが好きなわけではない」

ここで適当な豆知識だかフェイクニュースだかをご披露。
「アメリカ人はベーコンとゾンビが大好きらしいよ。ベーコンの匂いのする目覚まし時計とか、ゾンビの恋愛映画とかあるらしいよ?」
(ソース不明)
「貞子は真面目にこわがらせるだけだよね」
(始球式はやってかも…)


「しかし、なぜホラーが好きか聞いてきたの?」
「あのね試写会に応募したいんだけど」
「小学生まじか」
「もしあたっちゃったら、わたし年齢制限で行けないでしょ、ママはかわりに行くかな?ホラーすきかな?と思った」

待て。
試写会の仕組みを一週間前ぐらいに、確かに語ったかもしれない。
タダでしかも早く見られることに強く反応していた。
あれから試写会応募について考えていた→テレビで「ハロウィン」の宣伝を見たらしい。

ハロウィンのイベントは今や、こどもらはクリスマス並に楽しみにしている。(うちは普段は1日100円システムを採用、ハロウィンにはいつもなら買えないお菓子をある程度買い放題)

ざっくりと、映画には試写会というのがある、としか説明しなかったから、漠然と映画協会的などこかにハガキを送ると映画のどれかがあたると想像したようだ。

そして、こんな怖いのが当たったらどうしよっかと考えたらしい。
結論、母に押し付けよう。ということらしい。

ハロウィンにはハガキ送らないかな~。こんな風に、思考がどんどん飛んでいくあたりが女子だねと話したことがある。

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天海 悠

児童書を保護施設や恵まれない子供たちの手の届く場所に置きたいという夢があります。 賛同頂ける方は是非サポートお願いします。 https://note.mu/amamiyou/n/n2852ad1fd345?magazine_key=m7216497aff39