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紙かデジタルで困ってます。

noteサーフィンをしていたら、面白い記事を見つけました。

記事のタイトルは、『紙か、電子書籍か問題』。僕も前から気になっていたというよりはむしろ、困っていた問題のひとつです。

僕は、少しまえ断捨離をしました。読まないであろう本と大きな本棚とお別れしました。

おかげで部屋がすっきりしたアレルギー本棚に入るだけの本しかないので、管理がしやすくなった気がします。また、ほこりが苦手なので、定期的に掃除ができるのも便利です。

ただ、問題も出てきました。本棚に入るだけの本しか置けないので、これからは、処分もしくは古本屋に持っていくしかないのです。それなら、「電子書籍でいいではないか」となるのですが、そうもいきません。

紙の本の質感、紙の香りが好きなのです。子供のころ、読書はまったく好きでなかったのに、匂いだけは好きだったほどです。電子書籍にない本の魅力があるかぎりは、紙の本がよさそうです。

ノートかタブレットで困ってます

読むことについてもそうですが、書くことについても困ってます。紙のノートに書くべきか、タブレットに書くべきか。

最近は、iPadも充実していて、専用のペンシルがあれば、ボールペンのようにすらすらと書けます。さらにタブレットにペーパーライクフィルムという専用のフィルムを付ければ、紙のような質感で手書きのデジタルメモを残すことができます。手書きのデジタルメモってなんだか不思議な響きです。

デジタルの良いところは、携帯性と検索性にあると思います。とても個人では抱えきれない容量のデータをひとつのデバイスに保管することができます。また、キーワードを打ち込めば、データの居場所を瞬時に特定することができます。

つまり、持ち運びに便利で、書類を探すのに時間をかけなくて済むのです。

しかし、紙のように自由に書き込んだりすることはできません。Kindleで本を読んでいても、メモを残すことはできますが、Apple Pencilで自由に手書きのメモを残すことは、まだできません。

さらに、デジタルの場合、紙のように書類を並べることはできません。タブレットを2分割して表示することはできますが、資料を机に並べて読み比べてみたいにはいきません。

個人的には、机全体がタブレットのようになれば実現できると思います。近い将来、そんな商品が発売されればいいですね。

紙の魅力

僕が考える紙の一番の魅力は、パラパラめくって読めることだと思います。つまり、感覚的に面白そうなページをめくったり、前に読んだ箇所を感覚的に探り当てることができる点です。

本を選ぶときも、本屋に行ってパラパラめくりながら、買おうかどうかを決めると思います。電子書籍のようにサンプルをダウンロードして、冒頭部分だけ読んだだけでは、買うかどうかの判断はしにくい気がします。

僕が紙が好きなのは、紙に囲まれて育ってきたからかもしれません。幼いころは、祖父が経営している個人事務所に行って、コピー機を自由に使って印刷ばかりしていました。自分が書いた文字やイラストを意味もなく何枚も、印刷していました。出来立てのほんのり熱いコピー用紙が好きでした。

今後は、タブレットで入力することが、より身近になってくるのかもしれませんが、いつまでも紙の魅力を感じながら、生きていきたいと思います。

それでも紙とタブレットの両方の魅力を感じながら、迷ってしまうことに変わりありません。どちらが好きかと言われれば”紙”ですが、どちらが便利かと言われれば”デジタル”だからです。

「こういう場合はタブレットで、こういう場合は紙で」みたいな線引きがあればいいなと思います。

2021.5.11

今の幼稚園生とかが紙じゃなくてタブレットを当たり前に使うようになったら、変わってくるのでしょうか。「紙なんて古臭い」とか言われる時代が来るのでしょうか。もし来たら、少しさみしい気がします。

また、教科書もデジタル化の時代へと進んでいるそうです。政府がデジタル教科書を教科書改訂の時期に合わせて、2025年頃までには完全に導入する予定らしいです。教育によってデジタル人間ばかりになるのでしょうか。将来的には、紙を使っていると、羊皮紙と羽ペンを使っている人みたいな見方をされる時代が来るのでしょうか。考えていると、なんだか不思議な気持ちになります。

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