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怠惰だから、クリエイティブ。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新80日目※

わたしには定期的に、「絶対に家から出たくない」という確固たる意志をもつ時期が到来する。なんだかよくわからないけど、とにかく家から出たくない。わたしにとっての「家」は、絶対的な砦。そこに閉じこもっていたい。

ちょうどいまがそんな感じで、今週はまだ家から出てないんだよ。なんだか外に出る気が起きなくて……。今年はなぜか寒いからかなぁ。だって、いまだに衣替えしてないからね。毎年この時期はTシャツで出歩いてるはずなのに、先週末はマフラーと冬物コートで出かけてたくらいだよ。

とまぁこんな感じで家にいるわけだけど、そうすると当然、食料が尽きてくる。いままでは週3回くらい買い物に行ってたんだけど、それすら面倒くさい。

そうするとどうなるか?

そう、ありあわせでなにかできないかとめちゃくちゃ考えるようになる!

わたしは好きになった食べ物は何ヶ月でも毎日食べられるタイプで、夏前からずーっと同じトマトソースのパスタをお昼に食べていた。あ、平日だけの話ね。にんにくをオリーブオイルで揚げ焼いて、トマトを入れて、ケチャップとバジルとディルで味付けしただけの楽々ソース。

でもこれには、トマトが必要。トマトは新鮮なほうがいいから、さすがに1週間家から出ないときびしい。

そこで見つけたのが、じゃがいもとにんじん。週末につくった料理のあまり。昨日のお昼はそれを炒めて食べた。

今日はどうしよう。今日も家から出たくないから、じゃがいもとにんじんを使った料理でしのぎたい。昨日は炒めたから、今日は茹でてマッシュにしてもいいかもしれない。

いままでは飽きるまで同じものを食べてればいいやって感じだったのにね。

「家から出たくない」という怠惰な気持ちって、「手抜き」「だらだら」だと思われそうだし、実際そうなんだけど、家から出たくないからこそクリエイティブになったりもするんだなぁと関心した。

そういえばいろんなサービスも、「面倒くさい」から生まれてるらしい。もっと楽をしたい、面倒なことをしなくてすむように工夫したい。そうやって人はクリエイティブになれる。

いろんな場所に行ったり、人と会ったり、本を読んだり、そうやって得た刺激をなにかしらのかたちで外に出す「クリエイティブ」もある。その一方で、面倒くさいから、楽したいからどうにかできないか……と「クリエイティブ」になることもあるんだね。

なんか、そういう発見って、いいなぁ。

じゃあ、またあしたね。

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