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身体、ピル、じぶん

 この記事は生理について書いています。  ピルを飲みはじめて半年は過ぎて、たぶん一年は過ぎていない。そんなクィアが語る、じぶんとの向き合い方です。 まえの生理  ピルというものを知ったのは数年前。生理不順ではないし、生理痛だって外に出られはするくらいだし、なんて言い訳をしながら、少し安定しない周期の生理と向き合っていました。  だいたい一ヶ月くらいで生理が来ていて、前回の生理の重さで周期を予想していました。前回重かったし、次は四週間後かな。今回軽めだったから、今度は三

    • 蛙は大海原に焦がれない

       蛙だと自称することが少し増えた。小さな小さな海でもない場所で優越感に浸っている、そんな蛙だと。  数週間前だったかもっと前だったか、あなたはもっとちゃんとしたところで働いてみるべきだよ、と言われた。相手はずっと前から同じ業界にいて、もっと大きなところで働いてきて、きちんと成果を上げている人だった。仕事に対する姿勢を尊敬していた。上手だとも思っている。ああはなれないけど参考にしたいと常々考えている。  人にものを教えるようになって、一年と半分はとうに過ぎていた。向いていな

      • 正しく愛するとは

         浮気を疑われた。いつも通り疲れ果てた一日の終わり、寝る前にしていた電話の中で。  上手く呼吸ができない夜だった。恐らく身体の凝りだろうなと思いながら、スマホ越しの声を聞いていた。ついこの間、「あなたは寝る前に、ん、しか返ってこなくなる。だったら寝ようって言ってほしい」と言われていたから、適度に人語の返事をしていたつもりだ。  流れは忘れてしまった。いきなり増えた仕事に溜まったタスク、予定通りに動けない毎日に体力不足の身体。全て自分が悪いのだと思ってはいても、疲れもする。

        • 名前と逃避

           こんにちは、あるいはこんばんは。あまみやです。  数日後に出せたらいいなという記事の話と、何かを書こうと思って、久しぶりにnoteにぽちぽち文字を打っています。  そろそろ一年が終わりますね。皆様如何お過ごしでしょうか。お忙しいのでしょうか、一休みできているのでしょうか。どうか穏やかな日々でありますようにと、勝手ながらに祈っています。  さて。僕の名前の話に移りましょう。noteのアカウントの名前を「あま」に変えました。今回の表紙は変えたアイコンです。去年の二月あたりに

        身体、ピル、じぶん

          改めまして

           改めましてこんにちは、今晩はかもしれませんし、グッモーニングかもしれませんね。初めましての方ははじめまして。あまみやです。  紹介するほどの自己など御座いませんが、何も言わずに語り続けているのも不自然でしょう。そんなこんなであまみやという人間と、このnoteについて少し語っていこうと思います。  まず、何でここに文章を載せているかについて語らせてください。あまみやが普段息をしているTwitterアカウントではしたくない話をしたかったから。そして、見られたくない人がいたか

          改めまして

          努力とかそういうの

           多分これは、賛否両論あるやつ。そして僕は、誰の意見も否定する気はない。ただ、一個人の、考えでしかない。それは大前提。  数か月前。珍しくとある人が、弱音を吐くというか、八つ当たりみたいなことをしてきて。別にそれはどうでも良かった。そのせいで自分の心が削れたわけでもないし。多分。  中身については忘れてくれと言われたから、書かない。忘れるのは無理だった。自虐だろうけれど、それが刺さったんだから。書かないけど、でも、不服だった。  努力の話をしよう。努力ってどうやったら計れ

          努力とかそういうの

          あなたの名前はなんですか

           皆様いかがお過ごしですか、あまみやです。  そう、僕はあまみやです。  ペンネームの話をしようと思いまして。ペンネーム、というか、創作と中身の人間みたいな話でしょうか。何も考えず書きはじめているので、結果どういう話になるかは分かりません。五分くらいの暇潰し、みたいな気持ちでお付き合いいただけたら光栄です。  ちなみに僕のペンネームの由来は特にありません。つけた当時はあったのかもしれませんが、少なくとも今は覚えていません。多分響きが好きだったんだと思います。あと雨が好きだっ

          あなたの名前はなんですか

          ゆるっと文フリレポ

           題名通り、これは筆者がのんびりと第三十二回文学フリマ東京の思い出を語るだけの記事である。何のメモも写真も残っていないため、ただの思い出語りに過ぎないと思うけれど、まあ何かの参考になれば幸いである。あと最初に述べておきたいのですが、常体と敬体ごっちゃごちゃで書いてます。この時点で混ざってますねそういうことだ。多分敬体が多いかな。  あと、何人かの方々に「行ったらレポください!!」と言われていたから書きます。理由はそれだけです。  さて。会場うんぬんは公式サイトを見てほしい。

          ゆるっと文フリレポ

          教わりたかった

           多分、一緒に考えてほしかったんだと思う。  そんな在り来たりな、思い出話をしよう。  実は先にこの記事を投稿しようと思っていたのだけれど、結局あとになってしまった。何のあとかと言うと、この小話。  ぼんやり考えていたときに気付いたことで、でもあれは創作だ。だってあんな会話したことないし。あんな従姉妹いないし。あんな友人もいないし。  noteだけで済ませてしまうのは惜しいな、と思ったから、何か書きたいなと思って書いた。noteでは大々的に宣伝するものは書かないと決めてい

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          精神壊れてるよーという話

           どうも皆様こんにちはこんばんはおはようございます。初めましての方がいらっしゃれば初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりで御座います。あまみやですどうも。  さっさと本題に参りましょう。普段noteでは頑張って当社比カッコいい題名をつけているのにも関わらず気の抜けた何も考えていないよく言えば単純明快なそのまま言えばぺらっぺらな題名の通りで御座います。  こんな語り方をしている理由と致しましてはこれまた至極単純幼稚園児いえ猿でも分かるごくごく幼稚な理由で御座いまして、語りやす

          精神壊れてるよーという話

          編集者という立場

           編集者ってさ、めちゃくちゃ損な役回りじゃない?  皆様どうも初めましてあるいはお久しぶりですこんばんはこんにちはおはようございます。ああどうもどうも。  先日、編集者って立場に一区切りつきまして。いやそのうちどこかでまた編集者やってるかもしれませんけれどね。どうせなら、たった二年間のその立場を振り返ってみようと思いましてね。本当はその編集者だった場所でやるべきでしょうけれど、生憎編集後記とか書いてるページ数も時間もなかったのですよ。正午にあげるって言ってた原稿が午後四時過

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          このスーツはカッコいい

           スーツを買った。袴かドレスかその他もろもろの、とりあえず式典で着るための洋服が必要だったから。男性はスーツを着ることが多いらしい。知らないけれど。  袴もドレスも着たくない。着飾りたくはない。それでもちゃんと正装っぽい服は着なければならない。なんて不条理。仕方ないことは分かっているけれど。  じゃあスーツにしよう。そんなことをふと思った。  僕の性別うんぬんの話はこっちに書いてあるから、詳しい話は省略する。何度も同じ話をしたって冗長なだけだ。とりあえず僕は、僕の身体の性

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          電車とか、廊下とか、

           どうしても僕は、ショルダーバッグを持てない。  下世話な言い方であるじゃんか。パイスラッシュって。あれ地獄みたいでしんどくて。好きでそんなことしてるわけじゃないんすよ。膨らんでたらへこんでるとこに滑るでしょ。好きで強調してるんじゃないんすよ。  ショルダーバッグを一時期よく使っていた。斜めがけのやつ。楽だし、入れたいもの全部入ったし。好きだった。  今は、斜めがけなんて絶対できない。  僕の身体の性別の話をしよう。  男でも女でもない、空っぽかまんなか。だと、言いたい

          電車とか、廊下とか、

          まんなかが、いい

           自分の性別って、結局何だろうな、という話。  性別はグラデーションだ、と言われることが多くなった。多くなったと言っても、まだまだ一般的ではないけれど。それでも、探せば聞こえるようにはなっている。  そりゃ身体の性別は、一般的には決まってる。中には性別が本当にどちらでもない、あるいはどちらでもある人がいることは、忘れちゃいけないけれど。XXの染色体がとか。高校の生物基礎レベルの話だから、ここでは割愛する。僕がしたいのは身体の性別の話じゃない。  僕の身体の性を言いたくない

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          はうとぅーほんの作り方

           これは僕の独学の、完全に素人による、コピー本の作り方である。  印刷所に依頼しないで、手元に本みたいな形で、文章を残したい人に向けて書く、ただの覚え書きみたいなものだ。失敗しても納得いく結果にならなくても、責任は負わない。  という脅しみたいな前置きはここまで。  データでインターネット上に残ってるのは分かってるけどさ、手元にあった方が振り返りやすかったり、何となく嬉しくなったり、するじゃん。それが自分で出来たら楽しくない? という話。個人的には超楽しい。だから書いている

          はうとぅーほんの作り方

          自分が好き、?

          自己肯定感。  よく聞く言葉。自己肯定感。そんな話をしていきたい。  今回、「そのままの自分をいいよって言える」という意味、すなわち読んで字の如くの意味で、自己肯定感という言葉を使う。それが自分じゃん、それでいいじゃん、みたいな。これが出来たら苦労しねえよ、という話をしたい。  何でって、僕はこれが出来ないからだ。  僕は自己肯定感が低い。言い方を変えれば、僕は自分のことが大して好きではない。きっと一生好きにはなれない。自分のことが好きではない理由なんて山ほどある。普通

          自分が好き、?