練馬区のだるま女に関する話

記事を書くにあたって

だるま女の話自体はかなり有名だし、その発祥や伝播についてかなり詳しく説明してらっしゃる方がnote内にかなりいる。ただ、私が今から書く話は練馬区、10年代のものであり、類似の話はnote内では見つからなかった。それ故、興味深く感じ、文章にまとめた次第である。

だるま女の概要

だるま女自体はかなり有名な都市伝説である。舞台は中国やヨーロッパなど様々だが、一番有名だと思われるストーリーラインは以下のようなものである。
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ある夫婦がヨーロッパ旅行でとあるブティックに入った。そこで妻が試着室に入ったが、何分経ってもでてこない。夫が店員と一緒に試着室の中を確認したところ、妻の姿はそこにはなく、以後捜索しても見つかることはなかった。
数年後、夫は仕事で海外に出ていた。そこである怪しい客引きに声をかけられ、鬱陶しく思いながらもついていくとそこには妻の姿があった。
全裸で、四肢を切り落とされ、胎児をはらんだ状態で。
夫は妻を身請けし、日本に連れ帰ったが、彼女は既に精神が壊れてしまっていた。今も彼女はどこかの病院で治療を受けているという。
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この話自体は既に1960年代のフランスにあったようだ。それが形を変えて、日本に伝播したものと思われる。いわば、端から明確に都市伝説だとわかる話だったのだ。

2015年のだるま女

ところが、2015年、ある掲示板でだるま女を実際に抱いたとの書き込みがなされた。話は以下のようになる。
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スレ主が練馬区を歩いていたところ、中華系の女性から40分で2万5000円のマッサージをしてくれるとのことで女性についていった(どうやら無許可風俗だったらしい)。彼女についていくと四肢を切断され、薬漬けにされたのか感情のない女性がいた。
結局、男は行為に及んだらしい。

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スレ内では他にもレイプ物のセクシー女優は樹海で自殺しようとしているのを誘拐してきたケースが多いなど、闇が深い話がかなり多い。
ただ、気になるのはスレ番号81の発言である。
曰く、だるま女で調べると練馬区がサジェストに出てくる、と。
チラシの裏の話だから、信用などできるはずもないが、当時すでにある程度名の知れた話だったのかもしれない。

終わりに

一応、他メディア(ツイッターや爆サイ)などで調べてみたが、類似の話は見つからなかった。前節であんなことを書いておいて何だが、恐らくはスレ主の釣りだったのだろう。
風俗、それも違法のそれとなると一般社会から隔絶された何かがあるのだろう。毎度のことながら、この話について何か知っている方がいらしたら、ご一報いただけると幸いである。

参考文献
『初めて達磨女の風俗行ってきたンゴ』https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1437145935/(2023年9月1日)

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