見出し画像

【30万円の高額給付金獲得⁈】大学からの給付金事情徹底調査!

全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
***************************************************************************

AmaductioN大学生総研ライターの村瀬です。

コロナ禍で、多くの大学生が、アルバイトによる収入が減ったり、オンライン授業に必要な機器を揃えるためにお金を使ったりと、経済的に影響を受けました。

それを受けて、いくつかの大学は、大学生に給付金を支給するという対応をとりました。そこで今回は、アンケート、インタビューでわかった大学からの給付金事情について紹介します。

2人に1人が大学からの給付金をもらった

全国の大学生・大学院生を対象に、「給付金」についてのアンケートをとりました。
――――――――――――――――――――――――――――
回答期間:2020年8月19日〜26日
回答数 :201件(男性26件、女性175件)
対象者 :全国の大学生、大学院生
――――――――――――――――――――――――――――

図8

大学から給付金をもらったかどうか聞いてみると、、、

給付金グラグ

約半数の人が、申請なしで/申請して、給付金をもらったようです。また申請が必要な給付金のうち、申請が通ったという人が80人中74人と9割を超えていることがわかりました。なかには数十万円の高額給付金を得た人もいるようです。そこで高額給付金を得た早稲田大学と慶応義塾大学の二人の学生にインタビューしました。

1割の人しかもらえない給付金を得た早稲田大学2年Mさん

一人目は、早稲田大学から「緊急支援金」として10万円を得たMさん(男性)です。

ー大学はどういう対応をとっていましたか?

早稲田大学は、5月1日から、約5,000名(全学生は53,000人)を対象に、「緊急支援金」(10万円)の支給を開始しました。また、従来からの奨学金制度「早稲田大学緊急奨学金制度」(40万円)も、受給者を3倍に拡充しました。

「緊急支援金」(10万円)は学生本人の経済的状況の急変に対する支援、一方で「早稲田大学緊急奨学金制度」(40万円)は家計状況の急変に対する支援です。僕は、今回は親の収入の変化はなく「早稲田大学緊急奨学金制度」の対象外だったので、「緊急支援金」のほうだけ申請しました。

ーどういう申請手続きがありましたか?

口座情報の登録、またWebフォームで経済状況の変化を選択式と記述式(約500字)で回答するだけの、簡単な手続きでした。

自分の経済状況を説明する記述のところでは、アルバイトが2か月間なくなりその期間収入が全くなかったことと、オンライン授業に合わせて新たに20万円のパソコンを購入したことを記入しました。また寮暮らしで集団感染の可能性が大きいが、実家には祖母がいるためなかなか帰省できない、しかし新たに家を借りるお金もないという居住環境のことも加えて記入しました。

ー周りの学生は給付金を得ていましたか?

自分の周りのほとんどの人が、「どうせもらえないからいいや」といって申請していなかったと思います。今の大学生には「やる前からできないと決めつけてしまう」というような傾向があるのかもしれません。

もともと僕も申請したときは、給付金を得られるとは思っていませんでした。申請する前からもらえないと決めつけず、とりあえず申請しておいてよかったと感じました。

30万円の高額給付金を得た慶應義塾大学1年Hさん

二人目は、慶應義塾大学から30万円の高額給付金を得たHさん(男性)です。

ー大学はどういう対応をとっていましたか?

慶應義塾大学は、まず4月中旬に、ひとり暮らしを始めたばかりかつ、WiFi環境が整っていない人を対象に、工事費用として1.5万円支給しました。その後、5月に、予算245億円を用意し、奨学金(一部活用、実際いくら使用したかはわからない)として、最大40万円給付するという対応をとりました。僕は、この2つめの給付金で、30万円を手にしました。

ー申請手続きはどういうものでしたか?

現在の状況や将来の目標を紙に記入し、高校の成績や家族の収入などに関する書類と合わせて提出しました。

ー学生によって金額が変わる給付金で、なぜこのような高額給付金もらえたと思いますか?

申請に必要な書類から考えるとおそらく
・地方出身で今はひとり暮らしをしている人
・高校で一定以上の成績を修めている人
・家族の収入が高すぎない人
・他に奨学金を申請していない人
・書類を不備なくそろえて申請できた人
などが金額が決まる条件だったのではないかと思います。家計の変化はありませんでしたが、これらの条件が上手くマッチしたため、得ることができました。

ー他の学生はどうしていましたか?

SNSで知り合った人や同じクラスの人達の中には、給付金をもらった人もいるようです。ただオンライン授業で、他の学生とほとんど顔を合わせていないので、詳しい状況はわかりませんでした。

また給付金の話とは少し離れますが、オンライン授業の学費が対面授業の学費と変わらないことに対して、生徒がをよ憤っているのをよく見ました。オンライン授業では、授業内容に対する理解度が下がったり、生徒や教師の間でコミュニケーションが十分にとれなかったりと、養育体制として不十分な点が多かったように感じました。いったい、対面授業と同じ学費は、オンライン授業の対価にふさわしいのでしょうか?

同じく慶應義塾大学で、申請をしなかった4年Nさん

同じく慶應義塾大で、給付金の申請対象者であったにもかかわらず申請しなかった4年Nさん(男性)に事情を聴きました。

ーなぜ申請をしなかったのですか?

自分は今回のコロナで経済的な被害はなく、むしろ飲み会代などの出費が減り、貯金も増えました。給付金の申請には審査があると聞いていたので、実家暮らしで、経済的被害がなかった自分はきっと通らないと思っていました。しかし実家暮らしでも給付金をもらっている人はいたそうなので、申請しなかったことを後悔しています。社会人になって一人暮らしを始めるときのために、貰えるものは、絶対貰っておいた方がよかったです。

他にも、規模の小さい大学では、そもそも給付金制度がなく、経済的にも困窮している学生もいるようです。

大学生間の意識の差

今回はアンケート、インタビューからわかった大学からの給付金事情を紹介しました。大学からの給付金は、少しでも大学生の助けになっているようです。またこのように高額給付金を得ている人がいるのに対して、申請していない人や給付金事情を知らない人も一定数いたのは驚きでした。大学生間でコロナの状況や大学の行いに対する意識の差があることはどうなのでしょうか?

またこちらの記事で給付金の使い道についても紹介しているので合わせてごらんください。

Amaductionの紹介

こちらの記事で当社の大学生コミュニティについてご紹介しています。

画像3

▼当社の実績の一部をご紹介しています

▼お問い合わせはこちらよりお願い致します


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?