みんなの手首(もしくは二の腕、太もも)
見出し画像

みんなの手首(もしくは二の腕、太もも)

Amadeus

私が初めて東京にライブで泊まりに行ったのは高校二年の冬休みだったと思う。

その時、

未成年だからという理由で母から

『外泊して何かあったら私のせいにされるから、自分の責任で行ったと念書を書いていけ』

と言われ、なんか違和感を感じてたけどそのまま書いて旅立ちました。

確か、朝に東京について歌舞伎を半蔵門の国立劇場に観てから恵比寿に行ったと思う。

その時泊めてくれた人はそのとき幾つだったかなぁ20代前半か半ばだったかなと思う。

私からしたらバンギャのお姉さん、ドキドキしたのを覚えてる。

ライブはもちろん楽しかったと思うんだけど、そのあと、そのお姉さんの家のある足立区に行った。

どの駅だったか全然覚えてないけど、駅から自転車に乗って団地の様なところへ行った気がする。

お風呂はあるけど、使ってないから銭湯に行こうと見たお風呂はすごい光景だった。

物置のようになって、カビていたような気がする。

彼女はお母さんと二人暮らしだったような…。

そして銭湯に着き、初めて会うお姉さんと裸になるのもなかなか恥ずかしかったのだけど、脱いだ彼女の体を見て驚愕した。

リスカ、アムカ、太ももまで、全身に切り刻んだ後がみみず腫れで無数に傷を作っていた。

妹がしていたからそういうことがあるというのは知っていたけど、とても衝撃を受けた。

彼女は努めて明るかった。


そしてお家に帰ってからは私がまだ知らない時代のアー写(アーティスト写真)を見せて貰ったり、インストの写真をたくさん見せて貰った。

わいわいして、眠りに着いた。

その後出会ったお姉さんたちもみんな傷があった。

芦屋のお姉さん、可愛いお人形のようなロリータのお姉さん、

みんな今何処で何してるかな。

生きてるかな、色んな心の傷を持った人達。

優しくしてくれてありがとう。

その優しさの裏には、誰にも言えない辛さ悲しみ葛藤があったんだと今この年になってじんわり分かるようになってきた。


明るさや希望、燃える対象があるうちは見えない、見ないようにしてきた自分のほの暗さを嫌でも見なくては成らない時が増えてくる。


まだまだ若い、なんでもできる。

人はそういうけど、やりたい対象が今の私には浮かばないよ。

懐かしい思い出を反芻して、生きてきた道を噛み締めることが最近の出来る精一杯の自分への肯定。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Amadeus

個性があって素晴らしい、自分で誉められない人が日本人には数多くいます。それとと同時に自分の不快な気持ちも閉じ込めてしまう傾向も多く感じます。 私があなたの肯定感を高めるお手伝い、心の声を発掘するお手伝いをしたいと思います!!

もっと面白くします!
Amadeus
三十路過ぎ、自由に生きたい、自分で決めたい女です。 『行動的』、『エネルギッシュ』、『多趣味』、『いつも何か訳のわからないことで悩んでる』と言われる女の日々思うことを多々書いていこうと思います。 世の中の流れに迎合するようなことは書けない気質なのをご理解ください。