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【手打ち】おっかなびっくりなんちゃってカルボナーラ【パスタpart2】

すでにつぶやきなどで書いたが、昨晩遅く、手打ちパスタ第二弾を仕込んでいた。

みてくださいこれ

前回より形が揃っているんです。
参考までに、前回の写真も挙げてみます。

こちらが前回。わかりにくいかと思いますが、確実に麺一本一本の太さ、形は今回の方ができがいい。
さらに、厚さも、前回よりも薄く仕上がっています。
麺は揃っていて薄いほうがおいしいですからね。上達です。

と、言うわけで、今回もパスタを調理してゆきます。ソースは何にしようかな。オイルサーディンはまだ2缶残っているが・・・。

ガチャッ・・・

「監督、自分、納得いかないっす」

おお?その声は・・・

ピンクサーモン缶・・・!
こいつはオイルサーディンと同じ倉庫のに最近配備された魚類の缶詰だ。

いや、筆者は監督ではありませんが・・・てかなんで缶詰が話しかけてくるのかな?

「監督、前回の手打ちパスタのスタメン、納得いかないっす」

な、なんだ、何の話だ・・・!?

「前の試合スタメンだったオイルサーディン先輩、ほとんどダシになってしまって、自分の味出せてなかったと思います。本来フォワードの役割は味の最前線に立ってアクセントをつくること。あんなんじゃカツオブシとおんなじですよ」

フォワード・・・?まあ、確かに・・・、前回のソースではオイルサーディンは下味にこそなったが、その肉感をもって全面で主張するということをしてなかったな。でもまあ、それは料理した私の責任・・・

「監督!次の試合、スタメンは自分にしてください!自分、シャケっす!イワシよりでかいんすよ。河の遡上で鍛えてます。値段も高い。選手としての格がちげえんすよ!監督!!」

ガチャッ

パルメザンチーズ「おいっ!ピンクサーモンお前!!直談判はやべえって!あれほど止めたろ!」(※パルメザンチーズはピンクサーモンと同じ学年のミッドフィールダーである。その蓋は一度開いたら閉じないといわれ、その蓋から繰り出される弾丸のようなパスのセンスは天才的。いつも青いシールをつけているのがトレードマーク。)

また変なの出て来たぞ・・・蓋壊れてるから使いにくいんだよな・・・

ピンクサーモン「パルメザンチーズ!よせやい、止めてくれるんじゃねえよ!あんな先輩より、俺の方が実力が上なんだから俺を使うべきなんだよ!お前だって、なんで黙ってんだよ。お前、イタリアのチーズなんだぞ!白菜なんかよりずっとパスタ回しのセンスあるじゃねえか!なんで黙ってんだよ」(※前回ミッドフィールダーでスタメンに大抜擢されたのは白菜であった。)

パス回しみたいに言うなや

パルメザン「おい!白菜さん呼び捨てはやべえって!」

あ、白菜の方が先輩なのね・・・

パルメザン「監督、すみません、こいつには言って聞かせときますんで」

ピンク「監督!自分、スタメンにしてもらえないなら、缶詰やめます!」

パルメザン「ピンクサーモン!」

ピンク「監督!」



******



・・・・・・えー、というわけで今回のスタメンは以下の通り

●おっかなびっくりなんちゃってカルボナーラ(2~3人前)
手打ちパスタ    200グラム
ピンクサーモン缶  1缶
パルメザンチーズ  大さじ2
クリームチーズ   半カケラ
卵         2個
牛乳        適量
片栗粉       適量
煮たほうれん草   1束
ブラックペッパー  適量
オリーブオイル   適量
塩         適量
にんにく      1カケラ

今回は総力戦だ。カルボナーラでありながら冷蔵庫にはベーコンがない。
今回フォワードに入ってもらうのはサーモン。魚介類として十分なスター性があるが、ベーコンと比べるとカルボナーラへの適性はやや落ちる。
また、中盤に入ってもらうパルメザンも分量が十分ではない。
にんにく、お前はサーモンを助け、ベーコンのような香ばしさを作り出してくれ。クリームチーズのKiriはパルメザンが動きやすいようにチーズ感を出すように。
後のメンバーも、一人ひとりがカルボナーラだ。わかったな。

一同「はい!」


というわけで、どうしてもカルボナーラが作りたかった筆者の半ば強引な熱意と、若さと自信にあふれる食材たちによる、なんちゃってカルボナーラへの道が始まった。

堂々の貫禄を持つ生協の牛乳

まさかのカルボナーラのスタメンに抜擢され、「え、自分っすか?!」という顔をしているクリームチーズのKiri君

必殺の超速カウンターの確認をする卵とブラックペッパーとパルメザンチーズとクリームチーズ(これがカルボナーラのソースとなる。)
横にいるのはユニホームに着替えたサーモン

冷凍保存されていたほうれん草がアップする様子

ここからは火がはいっていく

見た目こそちょっとアレだが、オリーブオイルを敷き、サーモンとコマギレになったにんにくを炒めていく。すごくいい香り。これだけでご飯食べられそう。

沸騰した湯で茹でるパスタ。一晩寝かせたので、コシは上々。

ただ、寝かせ方が悪かったのか、ちぢれ麺みたいになっています。
現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」ではちぢれ麺にすることで即席ラーメン作りが大きく前進しますが、こちらはちぢれないように今後工夫が必要そう。
??「もう一回、一から考え直しだ!福子!」

できあがった麺は湯切りをして、すみやかにオリーブオイルで和えます。そして、サーモンたちのフライパンへ投入。パルメザンたちのソースとともにとろ火で合わせて完・・・


ジジュュッッッッ!!!!!!!

あ!!やべえ、

火が強すぎて卵が卵焼きになってまう!!!!

やばい!!!なんで!

あ!!牛乳入れ忘れてた!!!

え?待ってお塩も入れてなかったね!

あ!ほうれん草カッチカチに凍ってる!!!

若いチームは大混乱。文字通り上へ下への大騒ぎ、、、、、、



*******




それからのち、5分間あまりのことはあまりよく覚えていない。

味を見て、調味料を足して、味を見て、まさしく、おっかなびっくり、なんちゃっての連続。。。

気が付いたら試合終了の笛が鳴っていた。

こちらは途中出場で投入された片栗粉。卵焼きになりかけた卵と牛乳のあいだにホットラインをつくり、うまく絡むソースづくりに貢献。。。

そして・・・・・・

♪おっかなびっくりなんちゃってカルボナーラ♪

まとめ

本来ベーコンが果たす香ばしさを、にんにくが見事に補ってくれた。
口に入れたとき、終始ほしいタイミングで香ってくれるブラックペッパーもいい仕事をしてくれた。
サーモンは・・・・・・

ピンクサーモン缶「監督!自分が間違ってました、、、自分も所詮はダシにすぎませんでした」
いや、君はよく頑張ったし、立派な働きをしてくれたよ。
恥じることはない。

彼はいい味を出してくれたが、ベーコンのようにアクセントにはなってくれなかった。そうね、ミルキーでチーズ香るカルボナーラ風ソースの中にあって、あくまでもチームの一員として魚介の香りを立ててくれた。

麺は、前回よりはよくできていたが、まだ改善の余地がある。
茹でると何倍かに膨れ上がってしまうので、もっと薄くしないとね。

次回はもっといいパスタをつくろう。
というわけで、今回はここまで。

ご覧いただきありがとうございました~。

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