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そのときは確固とした手法が確立していたわけでないが、儲けたり損したりでトータルでは利益が出ていた。
俺は(あはは、下手くそだな。俺なら儲けられるぜ)と思いながら話を聞いていた。 そして(俺がドコモ株を買って儲けて自慢してやろう!)という、邪な考えが浮かんだのだ。それがドコモ株を買った理由である。
ドコモ株を買ったきっかけは、職場の同僚(このころは、高橋先輩のエピソードから10年以上経っている)となぜか株の話をしたことだ。 その同僚が「ドコモ株買ったんだけど、なかなか株価が上がらない」という話をしていたので、
言い忘れていたが、 たらればであるが、もう少し売らずに我慢していれば・・・・・・。今日の店頭小売価格はグラム8,900円超え!(まあ、これが相場だから仕方ない)と悔しい気持ちをなんとか鎮めているが。
3年はこれで細々と食いつなぎ、専業トレーダーを目指してもがいていた。コツコツと貯めた金も残り僅かになったときに、今度は「ドコモ」株に助けられる。
こうして、成り行き「FIRE」してしまい、無職となって当然のごとく無収入である。こんなときに「コツコツ」金投資が命の綱となったのだ。貯めた金を少しずつ売って月の生活に充てた。
その時の金の価格は、グラム約3500円前後であった思う。これで俺が金投資を始めたころに比べて十分な利益となった。 そして新車を買ってすぐに、俺は仕事を休職した。俺の能力不足が原因で、所属していた部署が関係するプロジェクトで任されていた仕事に耐えられなくなったからだ。
の純金積立であるが、まだ俺が仕事をして現役の時に、ある程度まとまって現金に換金したことがある.。どうしても新車が欲しくなり、オプションなど色々装備して700万円近くの値段で買ったのだ。
高校を卒業してから何十年も勤めた公務員を辞めて、今こうしてトレーダーとして暮らしているのも「FIRE」したからだ。トレーダーとしてと言ったが、これは正確でないかもしれない。無職で引きこもりの「ヒモ」と言った方が正確かもしれないが。
唯一救いであったのは、その当時に初めた 「純金積み立てコツコツ」 を貯金代わりに始めたことである。
これが、数十年後に起こる人生上の出来事に役に立つとは思いもよらなかった。
その出来事とは、いま流行りの「FIRE」。 この意味は「仕事をしなくても、不労所得で悠々自適」ということですね。でもこれは「自分から、無能上司に辞表を叩きつけて仕事を辞める」前提ですよね?
俺の場合、 英語で「FIRE」の意味って 「仕事を首になる」 ってことですよね?そう、俺はそっちに近い「FIRE」なのだ。