乳幼児健診での『医療のかかり方』の伝え方

本日は、愛知県岡崎市の乳幼児健診で、厚生労働省の『上手な医療のかかり方』のモデル事業でした。

今日はとんぼ返りですが、乗換駅を出て、名物豊橋カレーうどんを食す!うどんの下にとろろご飯が!

またダッシュで駅に戻り、名鉄線へ。
岡崎市の健診は、クリニックで行われるものなので、竜美ヶ丘小児科へ。

小児科医が3〜4ヶ月健診を診察室で、小児救急看護認定看護師さんが待合室でお話されます。

自分の番が来たら診察室へ行き、また戻ってきてはお話を聞きます。こちらではスライドではなく、紙芝居方式で。

乳幼児健診は、保健センターだったりクリニックだったり、自治体によって異なる様々な場所で行われているわけですが、このやり方はどこでもできる!と思いました。

特に地方の健診はクリニックで行われるので、クリニックの健診の場で、こうしてかかりつけのお話を聞くことができるのは互いにとってとても良いことだと思います。

お熱や病院のかかり方の他には、今日は薬剤耐性対策、小児の医療費について、そして、離乳食についても、一枚ずつ、短めに説明してくださいました。

今回のモデル事業は、産婦人科の母親学級、保健センターの離乳食講習会、3〜4ヶ月健診、それも都市部や地方、と様々な例となるように実施してきました。

予防接種はこの時間では無理だから、講演会形式で、とか様々な自治体の様々な事情に合わせて実施していただくことができるとよいと思います。

10分でもかなり伝わります。
今までも10分の回も20分の回もありましたが、親御さんからは安心したという声が本当にたくさん寄せられてきました。

2回のモデル事業の感想をシェアします。(抜粋)

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【離乳食講習会の感想】
○きちんとしたサイトで、正確な情報収集が必要なこと。

○発熱や痙攣は、状態によって、対応が変わってくるということ。

○慌てずに、ケース毎に判断することが親でもできるということ。

○教えてドクターのアプリなど、その時にすぐ携帯で使えるものを知れたこと。

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【健診の場での感想】
○普段の様子を観察しておくことが大事だとわかってよかった。

○早めの対策をしておく必要があることがわかった。

○医療も守っていく、という新たな視点を学ぶことができてよかった。

○電話相談やネット等、利用しやすいものがたくさんあることを知れてよかった。

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今回も直接、知ってよかった。安心した。とたくさん言っていただきました。

小児科の先生が伝えられる環境がある場所では、予防接種のことや病気のこともたくさん伝えてくださいます。それもとても大切な内容です。

ですが、看護師さん、特に小児救急看護認定看護師さん、それから保健師さん助産師さんも、親はもちろん子どもに関わる人が誰でもどこでも知ることができるように、『医療のかかり方』を伝えることが、これからは当たり前のこととなっていくことと思います。

もちろん、それぞれの専門職にとって、それぞれに大切な、伝えたいことがたくさんあることと思います。
産前であれば目の前のことでない、産後すぐであれば、おっぱいのこと、少し経てば離乳食のこと、伝えたいことは他にもたくさんあると思いますが、病気について、命にかかわることについて、知る機会がない今の現状は変えていかないとと思います。

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