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グランドオープンの前日、という今日。

明日、グランドオープン。

ほんとかよ、ってのが偽らざる本音です。「いつか」だったはずのオープン日が「明日」になってるという事実に改めて驚く。

たくさんの大先輩からホテルオープンは、直前がすごいことになるよ、と聞いていたけれども、こんな毎日は想像すらできなかったなぁと今思う。少しだけ時系列で振り返ってみたい。

6月21日のプレスイベントを終え、24日には株主総会を経て、改めて代表としての3期目を正式に迎えさせて頂いた。その日の夕方に集まれる限りのスタッフ・関係者が集まってのオープン1週間前の決起集会。前町長の山内さんにもお越しいただき、この会社ができたときからの想いと、激励をいただいた。司会を務めた役員の波多が、進行できないほどに涙していたのはこの30年弱の歴史を十二分に語っていた。

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ひと息つきながらも26日には最後の仕上げとなる施設周辺の草刈りを決行。開業準備に追われてスタッフ確保がなかなか進まない中、当日集まってくれたのは高校生から年配の方まで総勢30名を超えるボランティアの皆さま。これには、本当に震える思いだった。

4年前、このホテルの代表を任せて頂いた際に掲げたミッションは「世界一、この島を愛し、愛されるホテルであり続ける」というものだったのだが、そのときに、30名を超える地元島民の皆さんが草刈りに来てくれるなんて、夢にも思っていなかった。本当に幸せな環境でスタートを切らせて頂くのだと強く、強く実感する。

そして、28日にはついに竣工式。設計者であるマウントフジアーキテクツスタジオの原田ご夫妻が到着した際の挨拶だけでお互い胸に来るものがあった。施工事業者の代表の皆さん、そして現場監督の皆さん、このチームでEntôは作ったんだ。と胸を張って竣工を祝える、とても嬉しい1日だった。そして、明日。

1日にEntôはグランドオープンを迎える。朝には地元島民の皆さんに、ご報告と餅投げのオープニングセレモニー。夜にはささやかなレセプションも予定。そして、1組目となるお客様に実際にご宿泊頂く。

夢の中にいるような日が続いた数日間。その間にスタッフと関係者で懸命に最後の仕上げをしていきつつ、そしてたくさんの反響を頂いている広報関係のお問合せなどに対応をしている。

なかなか一生に何度もは経験できそうにない、この濃密な時間のことをこうして残しておこうと思う。


写真:太田章彦

離島、海士町、観光業、ホテルで働いてみたい、という方募集中です。Entôでは、2021年7月のグランドオープンに向けたサービススタッフ、クリンネススタッフを募集しています。お気軽にコメントでもメッセージでもご連絡ください。

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