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風をよむのか、向かうのか。

母の日だ。

ホテル業、観光業に身を置く人たちには本当に経験したことのない日々だっただろうし、それを隣で支えてくれていたご家族の皆様にも心からの感謝を伝えたい。

僕にとって母の日は、「かあちゃん」と呼ばせてもらっている大切な人と、2年前のこの日に出会わせて頂いた大切な1日。

まだ世の中がここまでの騒ぎになっていないときに、地球の反対から届いた心配のメールには「あおちゃん、あなたらしく動きなはれ」と、最後にあったこの言葉を信じて動いてきた。

マリンポートホテル海士として、海士町として心苦しくも当面のご来島自粛のお願いをさせて頂き、それでも島に帰ってくる島民の健康観察施設として稼働をしてきたし、また来週からその受け入れが始まる。一方で、島として答えのない中で方針を出していくプロセスに参加させて頂き続けた。

その一方でマリンポートホテル海士の兄弟分のような存在と位置付ける島ファクトリーという会社のスタッフの行動力、実行力、そして何よりもその明るさには、本当に助けられてばかりだし、学ばせてもらってる。リモートトリップという企画に始まり、まさに新しい企画のリリース直前までこぎつけてくれている。

彼らは常に海を越えた海士の関係人口の笑顔をいつだって想像し、ワクワクし、それが皆に伝播している。

さあ、自分はこの状況で風をよもうとばかりしてないだろうか。世の中がどうなるのか、ウイルスは、体制は、社会は、メディアは。それはたくさんの人が十分してくれてる。しっかりと耳は傾けながらも、心と頭と手足はしっかりと風に向かっていける自分でありたいし、そんなチームでいてくれていることを誇りに思う。

動きなはれ。

写真:太田章彦

マリンポートホテル海士では、2021年のグランドオープンに向けた調理スタッフを募集しています。お気軽にコメントでもメッセージでもご連絡ください。

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