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組織におけるスクラムマスターのキャリアパス

こんにちは。天野です。

スクラムマスターを職能にしてから1年2ヶ月ほど経ちました。現在はスクラムマスターの各レベルをこのように定義しています。

ジュニア:他職能での経験がある、すでにあるスクラムチームのスクラムマスターとして振る舞える
ミドル:スクラムチームをお任せできる、スクラムチームの立ち上げをリードできる
シニア:数チーム規模のスケーリングに対応できる、スクラムマスターを育成できる
シニア+:数十チーム規模のスケーリングに対応できる、組織全体のアジャイル推進をリードできる

ジュニアからキャリアを始めたスクラムマスターが、各レベルを進んでいけるよう支援することが自分の責任です。しかし、正直なところ、シニアやシニア+レベルのスクラムマスターを自組織内だけで育成できるのだろうかという不安も抱えていました。

最近はこのあたりの認識がまた変わってきた感覚があり、スクラムマスターのキャリアパスを整理する形で一旦整理してみたいと思います。


ジュニア期はスクラムを実装する

最初はチーム環境を整備し、スクラムマスターとしてスクラムを実装(Implement)することに集中します。スクラムガイドに書かれていることを、自チームで素直に実践できるようになることが主要な目的になります。

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