記憶の片隅
きっと誰もが誰かに覚えておいてもらいたい。ふとした時に思い出して欲しい。
そんな欲求が、欲望が人にはあるのです。
そのためにも自分の好きな音楽や、趣味を言っておくのです。香水を纏えば尚よい。
いつか誰かが私と同じ香水の匂いを感じた時、
私の好きな音楽がふと街中で流れた時、
私の好きな犬種を街で見かけたとき、
口には出さなくともきっと思い出してくれる。
それだけでこの世界の何処かに私の存在が証明される。
居場所がある。思ってくれてる人がいる。
発言しなさい。香水を纏いなさい。話をしなさい。私の居場所を作るために
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