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子育てパニック ただ怒るだけ

 愛し子1年生❣️愛しい夫36歳❣️
    ありゃ?厚洋さん。若く見える?
 厚洋さんが亡くなって730日。アルバムを開いたら、愛しい2人が学んでいる姿を見つけた。
 以前、何かで読んだ子育てエピソードだ。
 兄妹がままごとをしていた。一連の朝の様子を母親になった妹は演じ終わり、兄も父親と同じように「行ってきます」と出かけたそうだ。 
 更に、妹は母親と同じように、洗濯をしたり、掃除をしたりしていたが、父親役の兄が帰って来た。
「あら、早いじゃない? 
    まだ、お昼前よ?
 まだ、お仕事してるでしょ?」
 兄は、とても困った。
 父親がどのように仕事ているが知らなかったから、すぐ帰って来たのだろう。
 面白いエピソードだ。
 親の背中を見て育つ。まさにその通りの事。

 我が家はどうだったのだろう。
 厚洋さんは家に仕事を持ち込んだことはない。この写真を撮った時も学校の仕事ではなく、何かの原稿を書いていたのかもしれない。
 息子が1年生の頃は、休みになるとよく勤務先に連れて行って遊んでいた。(その頃の学校は緩かった。)
 真愛は、仕事を持ち帰り、食事晩酌が終わって厚洋さんが就寝する9時から、仕事の再開だった。それは、退職するまで続いたので、母親の姿は見ているが、父親の働く姿は見ていない。 
 ただ怒るだけの母親を見て育った。 
   よくぞ良い子に育ってくれたと思う。

 人生に「もしも」はないと思っているが、
私がもう少し「怒らない」母親だったら?!と思うこともある。

 怒りの感情は、美容と健康に悪い。
 自分の感情剥き出して怒りまくってしまうと、自分も相手も傷つき、嘘をついて誤魔化したり、納得せず反発され、本当に伝えたかった事も伝わらず関係が悪化する。
 更にイライラして、美容と健康に悪かった。
 怒りっぽいのは性格だからと逃げていたが、
怒りの感情の対処法を知っていたら違ったと思う。
 この対処法は、歳をとった今でも使える。

 まず、イライラしたら
「始まった!」と思うべきだ。
 心拍数が上がって、血圧上昇、
 呼吸数の増大、発汗、震え…、
 みんなアドレナリンが原因。
⓵深呼吸しましょう。
 1と2と3と4と5と・・・数を数えるのも
 
 その場から離れたり、
 別の行動をとってみるのもいいかも

②冷静になってから「怒る」べきか考える。
 意外にそんなの「怒る必要なし」も多い。

⓷「怒るべき」と決まったら
 🟢ゆっくり、相手の目を見て
 🟢ゆっくり、ふつうの言葉で
 🟢変えて欲しい行動について
     具体的に分かり易く伝える。

 その子が悪いのではなく、その子がとった行動を直して欲しいのだからである。
 私はいつも、子どもを全否定していた。
 自分の思い通りにならないとイライラした。
 美容と健康に悪かった。

 息子にも悪かったと思うし、教え子たちにも申し訳なかったと思う。
 だが、本当にあの頃、これを読んでやれていたか?と問われたら、「やれない。」と答えたと思う。
 こんな事で、「怒り」が抑えられたら、虐待もドメスティックバイオレンスも無いと言われてしまいそうだ。
 しかし、アドレナリンに支配されて、考えなしに怒らない。まず深呼吸は、訓練を重ねれば出来ると思う。少しはやれる「すぐ怒らない事だ。」

 愚息の嫁さんも2人の子どもを育てている。
口も達者になり、知恵もついて来たので大変な時期だと思う。

 だが、彼女は偉い。
「すぐ怒っちゃうんですよね。」
「ゆっくり考えてやればいいんですけど」
 真愛がおばあさんになって、漸く気づいた事なのに、もう気づいている。 
 孫は、幸せだと思うが、彼女にストレスが溜まるのが心配だが、人間的に良くできた人なのだと思う。
 母親を反面教師に、良い嫁を見つけて来た愚息に拍手だ。そして、嫁に感謝してストレス解消の手立てをしてあげて欲しいと思う。

 来週、我が家に来てくれそうだ。
 ストレス解消の手料理でも作れたらいいなぁ。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります