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伝える力を磨きたい | Asphalt Roots

現在、肛門疾患により入院し、明後日退院を目前にnoteを始めてみることにしました。ラジオを先に始めたが、次は少し書きたくなって文章を書く副業的なことを1ヶ月前に始めていました。とりあえずやってみよう!感覚のスタートです。

このテーマを書く前に少し今までの経緯を書かせてください。こんな時にしか書けなそうだし、言えなそうなので本題まで長くなりそうですが。。見た人はどうかお付き合いください。

僕が指導者になると決めたのは今年の8月くらいだったと思う。

指導者を志す10日間ほど前、謎の股関節痛になり全く読まなかった本を読み始めた。(10日後、若干痛みが残ったまま練習には復帰)

為末大さんの「諦める力」という本が1冊目でした。なぜその本を選んだかは覚えてないが、為末さんが好きだ!​

その諦める力という本は、諦めることはポジティブなことではないか?ということを訴えている本でもある。それまで僕は、バリバリの選手でほぼほぼバスケしかやってこず、途中で辞めることなんて絶対ありねえ。というような思考で20数年間生きてきた。(それはそれで好きだけども)この本を読んで、力が抜けた気がしたことを覚えている。本でこんなにワクワクしたのは初めてだと思いながらニヤニヤして読んだ。

この本の本当に中間地点のところだった...嘘のような話だけど、そこで理屈は抜きで無な感じで指導者になろうと決めた。選手生活をいつ退くかと思っていたことは最近の話でないことは自分が一番よく理解しているし、自分自身隠していた部分でもあったと思う。いずれ詳しく書こうと思う。
でもまさか、このタイミングだとは思っていなかった。でも久々にワクワクした気持ちでした。

僕がプロを目指すに当たって、最初の壁であり、最後まで大きな壁となったことがあります。

それは、自分の「武器」でした。特徴です。

信頼している人たちに「自分の武器はなんだと思いますか?」と連絡して客観的な意見を求めた。
長い間、3on3をやっていたわけもあって5on5で、ましてやプロの世界で3on3のようにプレーすることは難しく、自分の武器を見失いました。この迷路はだいぶ長かった。。
結果として、「速い展開のプレー」「ペイントエリアに侵入できるドライブ」ということにまとまりました。これどれも幼少期から好きでやっていたことなんですよね。もちろん自分もこれには納得しているし、やっとスタートできる!とも思っていましたが、今までの自分を振り返るとこれを特に意識して磨いてはこなかったなーと思いました。SOMECITYでプレーを始めてから個人技術へのフォーカスは相当してきました。そうゆう世界ですし。

でも気づいたらできないことを楽しんで練習してきたんですよねきっと。

平均的に上手くなるとこんな落とし穴があるのかと身に染みて感じました。プロっていうのは、君をどう使いたいかと思わせるかだよとよく言われていたので、あーなんでもそうだな確かに。とその時に思った次第です。

それでも後悔なんて一切ないし、そんな自分にも誇りを持っていますが、正直いって遅かった。だからこそ、指導者になって子供達には、それぞれに特徴があるように指導したいと思った瞬間でもありました。「俺には〇〇がある!」「あいつと言えば〇〇だよね。」〇〇があるだけでバスケや日常を楽しいって思ってもらえるのではなかろうかと思う!
きっと僕はそう認めてもらいたかったのだと思う。大人になるに連れて、「君が〇〇はいいけど、これがダメだよね。」と言われることが増えた。普通なことではあるが、足りないものをよく考えていた自分としてはあまり気持ちがいいものではなかった。だから僕が教えることになる選手は、良さを明確に推してあげたいと思う。嬉しいし、楽しいし。それで十分じゃない?

僕が、ラジオを始めたきっかけも自分探しのようなものでした。

今までは、与えられた1を大きくしてきた人生だったので、0を1にする挑戦をしたかった。(ラジオは現在、始めたのはいいけど喋りたくなくなったのでしばらく更新はできてません...すみません。)これについても喋るときは時期に来ると思ってます!

指導者になると決めて取り組んだこと(現在も含め)は、たくさんの人の指導方法を知ることです。もちろん自分の考えをノートにまとめたりもしました。サッカー監督さんの本を特に読みますが本当に面白い。。(京都精華学園女子サッカー部監督の越智さんに練習見学をお願いして許可をもらったが、僕が体調を崩し実現せず...次回こそ...)

でもやはり、どれだけ考えても現場でやってなんぼだなとまとめているうちに思いました。というより、まとめられなかった。準備は大切だろうし、バスケットボールを知っておくことは僕の仕事だし、楽しいと思って学んでます。

選手をやってきた経験も踏まえて思うことは、カテゴリーにもよりますが、どれだけバスケットボールを知っているかよりも、

いつ・どう伝えて上げれるかの方が重要。

なぜなら練習に正解はないから。どんな練習でも伝え方次第で変化する。
だから現在の比率でいえば、本 7 : バスケ 3 といった感じでしょうか。

これも2冊目とかで直感的に選んで読んだ本です。自分がやりたいことに追い風をもらった気分でした。

でもこの本で1番の印象的なのは、海外に行ったときの、車でもなんでも移動時には「景色を見る」ということです。景色を見ることも勉強だと。

わかるわ〜〜〜とめちゃ共感しました。感じるっていいよね本当に。

だいぶ脱線しましたが、こんなこんなでスクール事業をやりたいと思って、ballaholicの方達に報告したらAsphalt Roots Ehimeのお話をご提案してもらったわけです。どんな自分でも見捨てず、手を差し伸べてくれる皆さんに感謝しています。

2021年1月から愛媛県の松山市でAsphalt Roots始動です。ballaholic初のクラブも始動します。

学ぶこと、考えることが今はとても楽しいです。苦労てんこ盛りだろうけど子供は真っ直ぐだ。俺も真っ直ぐ頑張ろうと思う。

突き抜けていこう!

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