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はじめてのニューヨーク

Photo by TANA_WIZARD

大学の3年次からSOMECITYやballaholicに夢中になり始めた。ボーラーみんなが楽しそうに僕らに話をしてくれるのが、

本場のStreetballニューヨークの思い出だ。

「ストリートボーラーなら1度は行っとけよー」って言われていくうちに僕は真に受け始めた。笑

貯金なんてしたこともなかったが、3年次の8月にバイトを増やしてお金を貯めることを決意する。それもあってか、いい大学生活にもなったなーと毎度思う。何か用事が終われば、練習かバイト。練習してはバイト、また練習。と行った感じの生活を1年間続けた。

本当にしたいことがあればできなかったこともできるようになるんだなと実感した。

お金は、だいたい32〜4万くらい貯まって10日間滞在した。

ニューヨークには4年次の8月に行ったが、航空券は予約ができる最短の渡航3ヶ月前の5月に取った。

川越の商店街?のようなところにある旅行代理店に1人で行って、

「ニューヨークの航空券が欲しくて、あと自分で自由に周りたいんです!」

と伝えた記憶がある。その瞬間は未だに脳裏に焼き付いている。笑

往復で12万だったかと思う。ホテルの予約の仕方も教えてもらい、エクスペディアで115st辺りのホテルを予約した。1泊50ドル。

ホテルを出てからは、不安とワクワクがすごかった記憶もある。海外にすら行ったことなく、飛行機もほぼ素人な自分にはそりゃあ緊張する。

ここでみんなから教えてもらった、初めてニューヨークにいくときの注意喚起と準備物をまとめておこうと思う。

【準備するもの・こと】
・ニューヨークのマップ ※地下鉄の路線図入り
(Rickyさんに貸してもらった。大事だから返してねと言われた笑)
・人が集うコートの情報収集(みんなに聞き回った)
・観に行く試合のコートを把握しておく
・チャリ用の鍵など(Pick up gameの時にものを取られないように。)
【注意喚起】
・ピッカピカのスニーカーはやめておけ
・新品のウェアを着て行く時は注意しろ 
・ホテルにパスポートは置いておくな。なんならGame中もポケットへ。
・財布には1ドル札など少ない金額を。高額札は靴下か靴の中だ!
・夜出歩くのは注意しろ

だいたいこんな感じだったと思うが、本当にアドバイスをくれている傍、もちろんわざと脅かしにきている。笑
そんなこんなで渡航を迎えるわけですが、大学の部活は8月はリーグ戦期間。無理を言ってみんなからは快く送り出してもらい、何試合か欠席という形で渡航した。

飛行機は、だいたい12時間ほどで到着。ジョンケネディ空港から中心に行くには、地下鉄かバスかタクシーだと聞いていて、バスで行くことにした。もちろんわけがわからなかったので空港にいたおじさんに聞いたら、並ぶところまで教えてくれた。(渡航前に散々脅かされているので精神的には人間不信感はありましたが。笑)

17時ごろに無事15stくらいのところで降ろしてもらうことに成功。たしか30ドルくらいかかったかと。そこからは地下鉄がよかったみたいだが、観光がてら歩いてホテルまで行くことにした。地下鉄怖かったし。笑
地図を見る限り、ニューヨークは縦と横で作られたチェック柄だ。15stから115stってそんなに遠くなさそうだよなーと思いながらスタートした。

旅ではこれが唯一の観光になると思ったのでタイムズスクエアを通って向かった。

おー、これが有名なタイムズスクエアかー賑わってるなー

くらいにしか思ってなかった自分だが、心細いところもあり、アベンジャーズを着た大男たちが「写真撮ろうぜ!」と近寄ってきてくれたことが嬉しかった。どうゆうことかはこの時まだ知らない・・・。

アベンジャーズの1人がインカメで写真を撮ってくれた。(残ってないのが悔しい)
その後、5〜6人に囲まれた僕はアベンジャーズに金をせびられた。笑いながら言われたが、これ逃げられないなと思わせる威圧感もあった。
そこで財布を取り出し、1ドル札の束(8〜9枚)を渡した。初めてのカツアゲでもあったと思う。そして、注意喚起の事例が本当に起きた出来事だった。笑

歩いてホテルを向かう中、辺りも暗くなり夜21時になってもホテルにも到着できなかった。流石にお腹も減ったが、早くホテルにまず行区ために今日のご飯は適当に済まそうと決めてコンビニのパンを購入。

22時ごろに到着して、オーナーに宿代を支払った。だいたい115st〜120stからハーレムという地域になるため街並みが変わる。少し夜は怖い感じの雰囲気。団地や低い建物が並んでいます。

オーナーは「大丈夫、ここはベリーセーフだ。1杯飲むか?」
と言ってくれるほど優しい人だったが、すでにメンタルがやられていた自分にはこの日は誰も信じられなかった。笑 もったいなかった。。。

こうしてはじめてのニューヨークをスタートさせたわけだが、終わってみて思うのは苦労は未来でネタになるし、ネタにすればいいということ。
これも当時のバイト先の関さんという人から教わったことだ。本当に世渡り上手な適当な人だった。笑 また会いたい。
カツアゲまがいなこともされないとネタにはできない。「これからも挑戦して行こう」と終わってから改めて思ったことも覚えている。
1人で行ったということも大きかった。複数人じゃこの苦労は味わえなかったかもしれない。

次回かいつになるかわからないが、Pick upに回ったコートやそこでの思い出を書いて行こうと思う。

ネタがあってなんぼだ! by 関さん


Photo by TANA_WIZARD




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