高市氏の「首相と閣僚の給与を廃止する」について

 高市氏は、総裁選出馬会見で「首相と閣僚の給与を廃止する」と発言しました。しかし、批判もかなりあります。
 それは、メリットとデメリットを考えた際に、明らかにデメリットの方が大きいからでしょう。

メリット
・支出が毎月2994万6000円分浮く(首相と閣僚の分で、副大臣や政務官などは別です)

デメリット
・首相・閣僚はかなりの激務で、更に給与も無くなるとなるとやりたい人が減る
・民間人出身者は完全に給与がなくなり、やりたい人がいなくなる

 つまるところ、支出が多少抑えられる代わりに内閣が人材不足になる可能性があるということです。内閣が人材不足なんて事態になれば、国政が麻痺する危険性もありますし、諸外国からも舐められる事態になりかねません。
 首相や閣僚の給与を上げた岸田政権や、旧岸田派から敵視されるでしょうし、それ以外にも主要な議員などは反対するでしょう。党内に敵をつくっていますし、世渡りという面では総理や総裁としてやっていくのは難しいかもしれません。
 この事からしても、総裁選は石破氏VS小泉氏という構図になりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?