「ふくしゅー」しようぜ！ #19

さてさて。
第3回オモイカネ杯「本戦」！
まとめての感想は、別記事にて。

さっそく、「ふくしゅー」！

本戦第1問（防災学たん）

次の画像は明治以降の日本で最多の犠牲者数を出した噴火を起こしたある火山の地形図です。この火山の名称を答えよ。

アルセントの答え　箱根山
正答　磐梯山　❌

感想　下の青い部分を神奈川県の相模湾と誤認。それにしては、小さいんだよな。あと、上方の3つの湖にピンと来ず。

磐梯山は、福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがる標高1816.29mの成層火山。
北側と南西側のえぐれた馬蹄形カルデラが特徴。
問題にある明治以降における最多犠牲者を出した噴火とは、明治21年に起きたものであり477人が犠牲となった。
このとき、日本赤十字社は平時における救護活動を初めて行った。

ちなみに、南側→猪苗代湖、北側→（左から順に）桧原湖、秋元湖、小野川湖となる。
北側の三湖は先述の噴火により形成され、裏磐梯三湖と呼ばれる。

本戦第2問（フーカ）

暴力団を表す「ヤクザ」は日本語がそのまま英語になった借用語の一つです。では以下の世界の国のうち2014年度で暴力団「山口組」の収入に名目GDPが最も近かった国はどれでしょう？
①カタール　②アルバニア　③モンゴル　④モロッコ　⑤ソマリア

アルセントの答え　⑤
正答　⑤　⭕

感想　全くピンと来なくて「サメ色で選んだ」など根拠のない発言をしたことをお詫び申し上げます。でも、結果単独正解で見せ場を作れたかも？

フーカさんの参考資料によると、「山口組」の収入は66億ドル。
一方、選択肢に挙げられた各国の名目GDPは······
①　2062億2500万ドル
②　1100億8100万ドル
③　132億2800万ドル
④　122億2700万ドル
⑤　16億5100万ドル
出典元：グローバルノートの「世界の名目GDP 国別ランキング・推移（国連）」より。詳細機能・推移データページへ移動し5ヶ国および2014年を選択した。

本戦第3問（アルセント）

長崎で起きた忘れてはいけないできごと、原爆の投下。
実は悪天候のため投下目標地点が長崎へ変更された経緯があります。

ではこの元々の投下目標地点はどこだったでしょうか？

アルセントの答え　―
正答　小倉

さて、早速アルセントが出した問題が出題されました。しかし、今回の大会での最高正解率だったようで、意外とカンタンだったのかな？とショックを受けてます。

思うように解説できなかった気がしたので、ここで。
戦前、小倉には「小倉陸軍造兵廠こくらりくぐんぞうへいしょう」という陸軍の兵器工場があり、アメリカ軍はこれを目標地点として原子爆弾を投下しようとしていた。
しかし、前日の1945年8月8日に行われた八幡大空襲の影響で上空には煙が立ちこめており、投下地点を見定めることができなかった。燃料もわずかになっており、第二目標としていた長崎へと向かった。
現在、北九州市小倉北区にある勝山公園（小倉陸軍造兵廠跡地）には、その旨が記された碑とともに、長崎から贈られた鐘があり毎年8月9日には慰霊祭も挙行されている。

アルセントとして知っておいて欲しいこと
・原子爆弾を載せたB-29爆撃機の名前「ボックスカー」
・原子爆弾の名前「ファットマン」
・原子爆弾が投下された日時「1945年8月9日11時2分」

…どこで知ったのかコメント欄にて教えてください。
（次の機会があれば）もっと難しいのを探してこなきゃ。

本戦第4問（あろい）

この漢字で表される動物は、以下のどれに分類される種でしょう？
「紅猿子」

①魚類　②両生類　③爬虫類　④鳥類　⑤哺乳類　⑥どれにも当てはまらない

アルセントの答え　⑥
正答　④　❌

「どうぶつ」とか言いつつ、微生物だったりするのでは？という邪推をしてしまった。
あと、自己紹介VTRにげらげら笑ってしまったのもある。（そろそろネタばらしお願いします）

「紅猿子」･･･ベニマシコ。スズメ目アトリ科ベニマシコ属の鳥類。

覚えとくかー。「東●王」にも出たことないみたいだし。

本戦第5問（山口優）

R・A・ハインラインの小説「月は無慈悲な夜の女王」で有名になった「そんなにうまい話はない」という意味の格言に由来する「あらゆる問題で性能の良い汎用最適化戦略は理論上不可能である」という定理の名前はなんでしょう？

アルセントの答え　1ピースのケーキ（定理）
正答　ノーフリーランチ定理　❌

海外小説、特にSFは読んだことないな。読まなくては。
この小説以前にも言及はされていたことがある模様。
酒場で、「飲みに来た客に対して無料の昼食が振る舞われる」との宣伝がなされたが、飲酒代に昼食分も含まれているのだから実際には「無料の昼食はない」というお話。
転じて、ある最適化戦略がひとつの問題に役立ったからといって他の問題に利用できるとは限らない、ということに用いられるようになった、らしい。

時間がかかりすぎた。ギア上げて6月上旬までには決勝問題まで終わらせたいと思います。