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アルセントと「ランダム単語ガチャ」 #2

0011 オクシモロン

日本語では「撞着語法どうちゃくごほう」という。

矛盾する語句を並べて言い回しに効果を与える。

語源はギリシア語で「鋭い」を意味するoxysと「鈍い」を意味するmôrosを組み合わせたもの。

日本語の例として、
・生けるしかばね
・小さな巨人
・公然の秘密
などがある。

0012 ハーモノグラフ

主に2つの振り子を用いて幾何学模様を描く装置。一つはペンを動かし、もうひとつは描画する面を動かす。

振り子の周期や初期位置を変えることによって、楕円や渦巻き、8の字などを描くことができる。

0013 エッダ

アイスランドに伝えられている、北欧神話や英雄伝説についての歌謡を集めたもの。神話詩と英雄詩に大別される「エッダ」と、スノッリ・ストゥルルソンによって著され、古エッダを紹介する「新エッダ」がある。

元々はストゥルルソンが著した本のことを「エッダ」と称していたが、引用されている詩もエッダと言うようになった。

終末戦争を意図した「ラグナロク」を取り上げていることでも知られる。

0014 ノーシーボ効果

反偽薬効果はんぎやくこうか」ともいい、プラシーボ効果とは逆に偽薬によって副作用や有害事象が表れることをいう。

0015 クレムリノロジー

今、渦を起こしている国に関わるかつての話。ソビエト連邦最高会議幹部会が開かれていたクレムリン(Кремль)に由来する政策研究。

当時のソビエト連邦では、信頼に足る情報を入手しにくく、幹部会の席次や、壁に掛かる肖像画の取り外し等些細ささいな公開情報をもとに現状を分析するほかなかった。

ドイツ語においては「クレムリン占星術」(Kreml-Astrologie)と呼ばれることもある。

0016 ナッシュ均衡

アメリカ人数学者ジョン.F.ナッシュJr.(John Forbes Nash Jr.)により提唱され、この功績により1994年のノーベル経済学賞を受賞した。

複数の主体が関わる意思決定の問題及び行動が相互に依存している状況を数学のモデルを用いて研究するゲーム理論のうち、主体となるプレイヤーが協力しあわない非協力ゲームに関する基本的概念のひとつ。

プレイヤーがそれぞれ自らにとって最大の利益が生まれるように最適な方法を選択しあっている状態を指す。しかしながら、「囚人のジレンマ」の例でわかるように、この状態は全員にとって理想的であるわけではない。

0017 ヘスペリデス

ギリシア神話に登場する「世界の西の果て」に住んでいるとされる下級女神たち。

ヘーシオドスの『神統記しんとうき』によれば夜の女神であるニュクスの子とされるが、一般にはアトラースとへスペリスの子とされるなど異説も多い。

「世界の西の果て」にあるヘスペリデスの園に住み、ヘーラーの果樹園にある黄金のリンゴの木を世話している。

ちなみに、へスペリデスと呼ばれる人数も一定しておらず、主にアイグレーエリュテイア牝牛の眼のヘスペレトゥーサの三柱が挙げられることが多い。

0018 ローレル指数

スイスの生理学者フリッツ・ローラー(Fritz Rohrer)によって示された、児童生徒向けの肥満度を表す体格指数。「身体充実指数」ともいう。

体重(kg)を身長(m)の3乗で割った値に10を掛けたものとして示され、130程度が基準となる。

高校生以上は、一般のBMIを用いる。

0019 宇部興産専用道路

山口県の宇部市と美祢みね市を結ぶ全長31.94kmの私道。
総合化学メーカー、宇部興産のセメント工場間を結んでいる。

私道であることから、道路交通法(昭和35年法律第105号)はもちろんのこと、道路運送車両法(昭和26年第185号)及び道路運送車両法の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)も適用されない。しかしながら、宇部興産が独自に基準を設けて運用がなされている。

0020 アサフェティダ

北アフリカ原産であるセリ科の二年草。和名はアギ(阿魏)。

茎から採れた樹脂状の物質を香辛料として用いるが、生のままでは複数の揮発性硫黄化合物により強烈な臭気を発する。これを喩えて「悪魔のくそ(Devil's dung)と呼ばれることもある。

では、以下は問題


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