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地域発信SNS運用の6つのポイント

Good Morning Alps!
おはよう伊那谷。

2024年5月23日 木曜日(だが今日ではない)

先日、SNS運用のトンマナ設定や私なりのPDCAについて書いた。
https://note.com/alps_ina/n/n139f18e34e51?

信州に移住し、長野県伊那市の地域おこし協力隊としてTwitterを運用して4年目の私が気をつけているのは6つのこと。


① 都市や都会を批判しない

都市から地方に移住すると暮らしが変わる。自然が近い、人が少ない、野菜が美味しいなど田舎ならではのメリットに感動したあまりに、つい「都会は住むところじゃない」などと言ってしまいがちだけど、それはあくまで主観で個人的な感想。

地域おこし協力隊で広報ミッションを担う立場の人もいる。その目的が移住促進の場合はメインターゲットは「地方移住を検討している都市住まいの人」。

人は「憧れ」の前段階として「共感」があってから行動を起こすもの。現在住んでいる都市を否定するような物言いで不快感を与えたり、先に行動した身として先輩ぶってしまうと、移住検討層に響かないメッセージになってしまう可能性がある。

② ネガティブな物言いをしない

私自身はボヤキの多い人間だけど、SNS上でのふるまいはできるだけニュートラルにするようにしている。他人を否定したり批判したりする物言いはもちろんのこと、評価するような物言いがないかをチェックしてから投稿。自分自身の個人的な感情を表出させるよりも、事実を優先。

もちろん個人的な感情や感想や主張を表現すること自体は悪いことではない。意識的に主張をする時こそ感情表現に慎重になるけれど、脱力した投稿(町で見かけた風景や他人の行いなど)の時ほど表現が適当になるので注意。

③ 個人情報(特に住居の特定)に注意

地域おこし協力隊は地域では氏名や顔写真が明らかにされがち。長野県伊那市の場合は、採用時の条件として口頭で提示されたように思う(応募条件や委嘱条件としては明記されていないので拒否してもいいのかもしれないけど)。新聞や市報などで名前入りで活動を紹介される機会もときどきある。

私や家族の安全を守るために、SNSで公表する個人情報を以下のように線引きしている。

・自宅がある地区を絞り込まない
・車の写真を載せない(車種や色で自宅駐車場が絞られる)
・家族の所属や行動範囲を詳しく書かない
・自分以外の家族の情報や家族構成を詳しく書かない
・実際の行動と投稿にタイムラグを設ける

④ できるだけアルプス写真を添える

SNS運用の目的は、知らない誰かの役に立ち楽しんでもらえたらいいなというのが私にとっての大前提。できるかぎり毎日、"Good Morning, Alps!"と自分で見た景色の写真を添えてツイートしている。
スマホで撮った素人写真であっても、画像が添えてある方が伊那谷の素晴らしさが伝わりやすいかなと思って続けている。
定期的に(毎日)投稿して、「グッモーニンアルプスの人」と認識してもらうことも大切。

⑤ 活動や宣伝以外のことも書く

地域おこし協力隊としてのミッション関連の発信だけだと、その地域や分野に興味がない人には気に留めてもらいにくい。イベントの告知が続いて「また宣伝している」と冷ややかに思われるのも避けたい。

そこで私は、長野県伊那市の風景や、個人的な趣味(旅・生活・キャンプ・スキー・本)、仕事のTips(本業は編集者)などの余計な情報を混ぜている。デジタル・シティズンシップ教育でよく言われる「その人らしさの情報」発信。

著名人ならファンづくりになるのだろうけど、私の場合は共感や興味の醸成。そのうちSNSを通じて伊那谷に気が合う友だちができたらいいなという下心もある。

⑥ 付き合いでフォローしない

SNSをフォローされるのはとても嬉しい。でも自分がフォローするのは少し慎重。フォローいただいたら必ずプロフィールや最近の投稿を見るようにして、様子がおかしな人ならブロックするし、こちらからフォローした後にしばらくしてからそっとフォローを外すこともある。

SNSは自分が長く健全な状態で継続できることが大事。
だって、私のタイムラインは私のもの。自分がストレスを感じると運用しにくくなるので、自分のふるまいや投稿内容と同じくらい、タイムラインの平穏を守ることが務めだと私は思っている。


このルールをもとに運用しているSNSはこちら。
https://x.com/alps_ina

私的な個人カウントではなく、地域おこし協力隊や個人事業主としてSNS発信に力を入れていて、長く安定して運用できている人は、他にどんなことを意識しているんだろう。
もしよかったら教えてください。



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