見出し画像

2021年 「価値を磨いて、早く届ける」

※社内に向けた新年の宣言を公開しております

アルプも創業して2年半ほど経ちますが、初期から支援いただいている顧客と、素晴らしい仲間のおかげでようやく事業が少しずつ前に進んできた実感を持っています。
2020年は世界を巻き込んだ、不確実性にまみれた、激動の一年でした。働き方も、生活様式も変化を強いられ、大きな変化の起きた一年となりました。
まだまだ混迷を極めていますが、そんな中で迎えた2021年、我々は「価値を磨き、早く届ける」をテーマとして、成長角度を最大化しコトを進めたいと思っています。

ビジネスのあり方も大きく変わりました。
サブスクリプション、SaaS、呼び方はさまざまなれど、サービスとしての継続的な価値提供が強みを発揮したことは間違いありません。
BtoB・BtoCも変わらず、売って終わりではない、ユーザーとの関係構築・価値提供の持続性がビジネスのコアになってきているのを痛感します。
Scalebaseにおいても、こうしたビジネスを支える基幹製品として、顧客の強い課題意識とニーズをヒシヒシと感じた1年でした。

しかし、まだまだ我々の市場は依然発展途上です。
この2021年は、この領域で「我々が顧客に本質的かつ持続的な価値を提供できるか?世に散らばっている課題意識・ニーズをつかんで、大きな市場を創れるか?」を問われる1年になるでしょう。我々はこの領域をリードしていく存在として、市場を創ることにコミットする1年にしていきます。
その上で、大事にしたいキーワードが2つあります。

1. 価値

当たり前ながら、顧客にどれだけ価値を提供できているか?(EVC:Economic Value to Customer)を強く意識した開発・事業運営としたい。
これは、価値の前に売上があるのではなく、売上の前に価値を重視するということを言っています。
当然のことなのですが、価値を感じてプロダクトを利用し続けてもらうことにこそ、我々の存在意義はあります。目の前の瞬間的なMRRの積上ではありません。
価値を、経済効果を、理解してもらうだけではなく実感してもらうことが全ての起点であることを忘れないように。
このEVCをよりクリアに、シャープにしていくこと、そして同時にそれを最大化することに集中する1年としたいです。

2. スピード

対峙する市場が大きければ大きいほど、壁が高ければ高いほど、やらなければならないことも増えていきます。
一方で、我々のようなスタートアップではリソースはあまりに限られています。
だからこそ、「時間/スピードの効用を高める」ことが重要になります。
限られた時間をどう使うか?手戻りやコミュニケーションのロスをいかに減らすのかを一人一人が考えていくこと、そういう事業の進め方、開発の進め方が切に求められる1年になります。
これは自分の処理量を上げる(長時間働こう)ということではなく、目の前のコトを早く前に進めるために頭を使い、打てる手を打っていこう。頭と手を使って結果を達成しようということです。

2021年は「価値」「スピード」を意識して市場の創造に努めていきます。いいプロダクト、いい組織を創るだけではないチャレンジが今年は待っています。大変なことも多いです。しかし、大変な時ほど、辛い時ほど、理念・バリューやコアとなるテーマを忘れずに粛々とやることが何より重要です。

会社の根幹の理念である「真摯さ」を全ての出発点として、「価値を磨き、早く届ける」をテーマに1年間やりきりましょう。
今年もよろしくお願いいたします。

2021年 1月
伊藤浩樹


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?