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2024J1第29節札幌vs川崎の感想


点を取ってゼロに抑えると勝つし、連続して勝つと連勝する

連勝すると、連勝するんですよね。知ってました?俺知らんかったわ。

内容というか、決定機の質と数だと川崎だったと思いますが、勝ちは勝ち

何度もペナ内への複数人侵入、「いつになったら中東行くんだもうモチベーションあんまねーだろマルシーニョ」のカットインコントロールショット、ドフリーヘッド、オープンゴールへのダイレクト合わせ、などなど食らいながらも、何やかや外してくれたり、菅野さんが止めてくれたり、札幌DF(大﨑含む)が身を挺して守ってくれたり、そんなこんなで防ぎ切り、そこまで防戦一方という試合ではなかったのですが、札幌は札幌なりに素晴らしい攻めもたまに見せて、(川崎よりは)少ないチャンスを質高く、モノにして、勝利となりました。

髙尾が……髙尾に成って、そして、ミンギュが、凄い……

8月ごろからの髙尾がマジでカッコよくて、ああこれは確かに2022年オフからオファーしますわという素晴らしさを見せてくれてて、シーズン序盤はなんやったんやとなりますが、今が良ければいいです。今年の札幌は「今が良ければ過去の事はオフシーズンごろに思い出すことにして、今を楽しもう」という態度でしかいられないので、そこはホント、今を、この瞬間を、楽しんで、相手に呪いと穢れを刻み込めればと思うばかりです。
(川崎に対してはしっかり爪をねじり込み、抉って、菌……汚物を真皮の下の、白い脂肪を更に深く、赤い肉に植え付けたと思います。やったぜ)

90分出れないだけとも言うかも知れんが、宮澤荒野が中盤を支配する最高の交代

で、これなんですよね。そこそこ早い時間に3枚替える事になり、え?大丈夫?ってなったんですけど、大﨑とスパチョーク、菅が抜けて、宮澤荒野中村桐耶。菅の場所、ワイドに中村桐耶が入るのは見えましたが、まさか駒井をスパチョークの位置にスライドして、ダブルボランチを宮澤荒野……!
正直不安はなくはなかったんですが、始まってみれば多分前半よりも「中盤でひっかけて前に出て行く」のスムーズさが増したようにすら見えました。この交代は本当にハマったと思います。再現性があるかどうかは相手によるのかも知れませんが、この試合はこれでだいぶ良くなった(攻撃にかかれるなぁという感覚があった)と思っております。

俺たちの髙尾、俺たちの青木、俺たちの武蔵

得点は中村桐耶の謎ピッチ横断ドリブルから髙尾~持ち込んで相手が寄ってきたら左にパス~青木のセクシー流し込み
中盤もちゃっとした展開から青木に叩いて、ルックアップしてすぐ入れたクロスにデカくて速くて強くてカッコいい鈴木武蔵選手の圧巻ヘッド(花を添えるかのように一歩も動かないチョンソンリョンにも助演男優賞をあげたい)
いや、マジで髙尾……マジ髙尾……!

忘れちゃいけない三浦?を理解らせた近藤という日大三人衆

近藤選手は始終川崎の三浦選手に「首から上を殴るような手の使い方」をされて、めっちゃ被害を被っていたのですが、この日の主審の小屋さんは「足元のファウルは綺麗に取るけど、誓約と制約の関係からか、上半身のファウルはほぼ見てない」みたいな、謎の足し引きの合い方をしてくれてやがりまして、普通に顔叩いたぐらいな事があっても元気があってよろしい的な流し方をされておりました。大変つらい。
しかし近藤選手はめげず、最終的には三浦選手が嫌逃れ(もうやり合うの嫌だからイージーめなボールを雑に蹴り出す奴)をしてました。これは完全に近藤選手の勝利で、珍しくほぼ試合終了(寸前)まで出れてたのもあり、なんかこう、あ、皮がズルッと剥けたな。みたいな感慨がありました。凄いぞホントにこの選手は……
(それ考えるとホントに今年頭の補強、そこまで悪くなかったんよな……まぁCFの質と枚数、怪我のクソ多さはそりゃ読めなかっただろうけども)

川崎の色の空には雲がかかっていた。秋空っすなぁ。
ホントに気持ちよかった。ざまあみやがれ(偽らざる本音)

選手短評だ!

菅野:いなかったら負けてたの極致。失点期待値が3は超えそうな試合をクリーンシートに抑える。凄い……
髙尾:スーペル髙尾。もうどこにも行くな。持ち上がっての青木へのパス、なんですか?素敵すぎます。
岡村:山田新に手を焼くも頑張って阻害。急にファーから低く出て来たヘッドは決まったら卒倒でしたね。
パクミンギュ:ええの獲ったわ!(n回目)いう事がない!(良過ぎて)
近藤:対面の川崎の三浦の暴力(※単純暴力)に負けず、勝負付けを済ませる。圧勝。
大﨑:60分ごろまで何とか0に抑える。素晴らしい頑張り。
菅:ソツなくプレー。野球で言うと先発して7回は投げてくれるというか、イニングイーターのような選手になってきた。暴れる姿も見たい!
駒井:前半はボランチで、後半の交代後はシャドーで相手に嫌がらせをし続ける。素晴らしい駒井。
青木:1ゴール1アシストでしっかりと川崎を刺す。冷静な流し込み、時間を無駄にかけずすぐクロス蹴る。基本がちゃんとしとるから判断が早い。
鈴木武蔵:惜しいシュートありつつ、川崎の山田が頑張っとったように、こちらも相手のDFをひきつけて頑張る。
スパチョーク:一人で自陣から持ち出してカウンターを成立させようとしたり、攻撃のタクトを振り続ける。やっぱいると違うわ……

児玉:出番なし
中村桐耶:菅に代わってサイドで登場。かなりやるべきことをやり、見事に1得点目を演出。時間を稼ぎたい最後のプレーでふわりと高く遅いボールを蹴ったのは最高でした。
宮澤:ボランチに入って荒野と絶妙なマリアージュを見せる。
荒野:相手に絡みつきボールを奪う、パスをカットする、守備におけるマップ兵器のような使い心地。おかえりなさい。
田中カツ:出番なし
アマドゥ:オープンなところに走ってプレッシャーをかけたり一定の仕事
白井:最後の時間稼ぎ的な交代要員。ほぼ関わらず

試合後、引き上げる選手バスに若い人が群がっていた。
こういうの、10年ぐらい前に僕みたいなおじさんがやってたんですが、
ホントに今札幌って若い人増えたな~!と思ってます。
凄く嬉しいし、ありがたいこと。

次節以降に向けて!

なんか雰囲気変わった感を出してきてるけど勝ち点差的にはまだ全然残留争いには参加出来てない

勝ち点25
残留圏勝ち点32(7差)
残り試合数9
最大追加勝ち点27
残留ライン40想定は甘いので42とした場合、残り17
失っていい勝ち点10

まだ始まってもいねぇぜ!

まだ全然残留を争えてない状況で、今の札幌が対戦相手に何らかの優位というか、デバフをかけられるとすれば「札幌なんかに負けてる訳にいかねーだろ」という力みを出させる事だと思います。
自分達が浮かび上がる目は、目の前の相手をとにかく潰して回る。それしかない。まだ全然主人公感なんか出せる訳が無い。
そういうのは残留圏(17位クラブ)に勝ち点差3差にしてからいいましょう。
とにかくまだまだやっていくぞ!
どんどん相手に嫌な思いさせていくぞ!
札幌に負けて嫌でしょ~!?みたいなの、どんどんやっていこう!

さわやかマリンコーデの写真を掲載して、この項、了
(書いてる時に札幌がルヴァンの準々決勝1stレグ、2失点&DOGSOを食らってた…
 厄落としだよ厄落とし!知るか!)

※タイトル画像は札幌の人権を回復してくれそうな人KENまもる君と人KENあゆみちゃんです。

~ENDE~

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