ふーいず・あろんの楽しいnote

音楽はじめ好きな芸術などについて話したいnoteです。

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漫画『少女終末旅行』を読みながら聴くべき音楽アルバム・5選

 『少女終末旅行』はつくみずによる漫画作品。新潮社のウェブコミックサイト・くらげバンチにて2014年2月21日から2018年1月12日まで連載。チトとユーリという2人の少女が愛車のケッテンクラートに乗り、ほとんどの人類が滅んだ終末世界をのんびり旅するという作品です。  可愛らしい絵と、作り込まれた世界観。「終末世界を舞台にした日常漫画」というギャップ。日常系でありつつも、どこか鬱々としたエモさがあるという、更なるギャップ。どこか人間哲学のようなものすら感じさせる本作。全6巻な

    • 今年一番聴いた音楽・2023年

      はじめに Apple Musicには、年末に「Replay 2023」というページで、その年に自分がどんな音楽を聴いていたのかを振り返ることが出来ます。(SpotifyやYouTube Musicにも似たような機能があります。)  ということで昨年(2023年)の私はどんな風にどんな音楽を聴いていたのか、今年も一人で勝手に振り返っていきたいと思います。 前回の記事  昨年の記事はこちらです。 総再生時間 まずは総再生時間です。  …らしいです。一昨年(2022年)の

      • 日記 :『gymnopédie』との邂逅

         「こういうことってあるよね」程度の話なので、そのくらいの温度感で読んで欲しい。  先日、safmusicにハマった。今年の8月に出たアルバム『You are not rockstar, I'm not rockstar』をヘビロテしていた。  ロックバンド・No BusesのフロントマンでもあるCwondoをフィーチャーした『Tan town』や、「bonus track」と銘打ちながらアルバム本編と不可分な『鳳城』などが個人的なお気に入りだった。しかし4曲目の『gymn

        • 週間ベストソング TOP7

           先週は気に入った曲がいっぱいあったので紹介します。 7. ヨルシカ - 逃亡  最近ヨルシカが沁みる。作業中によくアルバムを流している。3rdフルアルバム『盗作』(2020年)を聴いていて、めっちゃ好きになった曲があった。  「Orangestarは初夏、じんは真夏、n-bunaは晩夏」というのは、ボカロ界隈においてはもはや月並みなほどに定番の文句だが、この楽曲はまさに「晩夏」の郷愁が込められた曲だと感じる。  「温い夜、誘蛾灯の日暮、鼻歌、軒先の風鈴」。七十二候にも「

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        • 日記集
          4本

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          日記 : 瀬戸内海の美しさ・演劇『糸女郎』・ハロウィン論【豪華4本立て】

           この記事は普段僕が個人的につけている日記を、雑に再編集して、気まぐれでアップしたものです。 令和5年10月28日 土曜日 夜の瀬戸内海って美しい 今日は中学の時の塾の先生に誘われ、某大学の大学祭に行った。なぜ中学の時の塾の先生と遊びに行くのかというと、馬が合うからである。最近知ったことだが、彼は20年ほどヨーロッパに滞在経験があり、本業はバイオリン奏者で、あくまで副業として塾講師をしているらしい。  彼は最近、色んな大学の学祭に行くことにハマっているらしい。今回行った

          日記 : 瀬戸内海の美しさ・演劇『糸女郎』・ハロウィン論【豪華4本立て】

          日記 : 最近買ったCD / 全6枚

           最近めっちゃCDを買ったので、全部紹介します。この大サブスク時代にCDを買う時は、それなりの理由があるものです…。 フリッパーズ・ギター - ヘッド博士の世界塔  邦楽名盤ランキング頻出の言わずと知れた名作アルバム。しかし無許可サンプリング満載であるがゆえ、サブスクやiTunesやおろかCDも廃盤になっているというのは、あまりにも有名な話。  ということで、中古でCDを買いました。厳密なことを言うと、YouTubeの無断転載を再生すれば聴くことは出来て、レーベルやアーテ

          日記 : 最近買ったCD / 全6枚

          花譜の邦楽サブカル・名Cover 5選

           最近はそうとも限らない気もするが、古来より”歌ってみた”と言えばボカロ曲のカバーのことである。代表的なバーチャルシンガー・花譜も例外ではなく、数々のボカロ曲をカバーしている。(個人的には、『回る空うさぎ』と『さようなら、花泥棒さん』のカバーが大好きである。)  彼女はおそらく、彼女自身の好みで歌ってみたの選曲をしている。そして彼女は時折、めちゃめちゃサブカルな選曲をしてくる。それもサブカル邦楽好きのツボを狙いすましたかのようなチョイスをしてくる。言葉を選ばない表現かも知れな

          花譜の邦楽サブカル・名Cover 5選

          日記 : 言葉遊びを翻訳することの難しさ /『アイアンマン2』

           先日からMCU (マーベル・シネマティック・ユニバース) を見始めた。  せっかくなので、『アイアンマン2』を観ている時に思ったことを日記にする。  私は吹き替えで見ていた。前半、ナターシャとハッピーがボクシングした後の、トニー・スタークとナターシャの会話。  吹き替えを文字起こしするとこうなる。  これを観た私は、この言葉遊びを用いたやり取りが元はどんなものだったのか気になって、巻き戻して英語音声・字幕に切り替えてもう一度再生した。  それが以下である。  大体の感

          日記 : 言葉遊びを翻訳することの難しさ /『アイアンマン2』

          PAS TASTAの楽曲『turtle thief』について (和訳あり)

           音楽プロジェクト・PAS TASTAの楽曲『turtle thief』が素晴らしすぎるので解説します。  あくまで全て筆者の解釈ですので、ご了承ください。 PAS TASTAとは PAS TASTAは、hirihiri 、Kabanagu 、phritz 、quoree 、ウ山あまね 、yuigotの6人のアーティストによる音楽ユニットです。見る人が見れば目をパチパチさせちゃうような超豪華メンバー。メンバー各々の音楽性を活かした、多種多様で鮮やかなアレンジメントがその魅力

          PAS TASTAの楽曲『turtle thief』について (和訳あり)

          2022年に聴いて刺さった曲 TOP10

           昨年に僕が新たに聴いて、特にヤバかった曲のTOP10です。 (もう2023年の2月も後半ですけれども。)  2022年リリースの曲もあれば、数年前の曲もあります。 10位 菅原圭 - くうはく (2022)  8月10日リリース。シンガーソングライター・菅原圭の楽曲。この曲は提供曲で、作詞作編曲は理芽の『食虫植物』などでも知られるシンガーソングライター・笹川真生が担当。  菅原圭の唯一無二の歌声については最早説明不用ですが、僕が特に語りたいのはアウトロです。  徐々に

          2022年に聴いて刺さった曲 TOP10

          今年一番聴いた音楽・2022年

          はじめに 私はApple Musicユーザーなのですが、年末になると「Replay 2022」ということで、その年に自分がどの音楽を一番聴いていたのかランキング形式で教えてくれます(ちなみにSpotifyにも同じ機能があります)。  ということでこの一年私がどんな音楽を聴いていたのか、ひとりで勝手に振り返って行きたいと思います。  私はApple Music以外にもCD、YouTubeやSoundCloudなどでも音楽を聴いているので、Apple Musicの集計だけが私の

          今年一番聴いた音楽・2022年