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開業届

今年の5月にフリーランスに戻りました。
前回のアロハデザインをたたんだのが2011年か2012年だったと思うので、約10年ぶりのアロハデザイン復活となったわけです。

アロハデザインの開業は1999年のGW。
2000年に拠点を京都から恵比寿に移し、2011年までの約12年間、フリーランスのデザイナーとして家族を養っていました。
今回、10年ぶりの復活なので開業届を出そうかと思い、税務署に何かの届けをした時に経緯を説明して確認してみました。
すると「開業届はいらないですね。廃業届が出されてないのでそのまま使えます」とのこと。

なんと。笑

僕は会社員として働いてた10年間も「アロハデザイン」を捨ててなかったのですね。w
なので開業届を出すことなく、普通にアロハデザインは再業していたのです。笑
この場合、開業といっても法人化をしたということではなく、屋号「アロハデザイン」でのデザイン業者としての届け出ということです。

デザインをするには茅ヶ崎に住んでいても、当時は恵比寿にオフィスを持っていましたから東京都に事業税を払わないといけませんでした。
石原都知事(当時)が「東京のおかげで稼げてるんだから東京に税を払えよ!」とはっきりそう言って(笑)施行された税でしたから、当時は「は?なんだよそれ。僕らのような下請けがいるから東京の法人の売上のお金が回って都は儲かってるのに!」なんて思ったのを思い出します。笑
なので開業してますという届けは必要だったのですね。

それに開業届というのはいわば一種の決意表明のようなものです。
「僕はこの仕事で生きてゆきます!」という決心と覚悟のようなものなんだと思うんですよね。
というわけで、僕的に「デザイナーとして頑張ります!」という宣言としての届出上、アロハデザインは開業23周年目となります。
デザイナーになり始めたのは95年頃なのですでにデザイナー歴は四半世紀以上?
なんとまあ。笑
デザイナーとしてはロートルですか。
ロートルなんていう死語が突いて出るところがもうロートルか。笑
それでも、多分、還暦を迎えても、
いいと思えるものや正しいデザインだと感じるものは何にも変わらないだろうし、今後もそういうデザインをさせてもらえる機会を伺い続けるのだろうなと思うのです。

人も成人として四半世紀を生きるということは、それ相応の経験を積み重ねてきたということです。
困難なことは数多ありましたし、振り返ればどうやって生きてきたんだろうと思うこともあります。
デザイナーとしての感性や生き方を根幹としながら、いろんな壁や逆風を乗り越えてきました。
それでもグラグラと揺れながらも見えてくるもの。
信じ続けてきた僕なりの「正しいこと」は、四半世紀を貫いて堂々と僕の足跡に記されていると感じるのですよね。

僕がこれからも頑張ろうと思えるために必要なこと。
デザイナー開業宣言の決意表明以来、デザイナーとしてのジャスティスというか、「いいデザイン」に対する変わらない価値観こそが、これからも僕が頑張ろうと思える大切な要素なんだろうなと思うのです。

これからも頑張りますので。
ご用命はこちらからどうぞよろしくです。↓ 笑




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