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オンライン先行型の授業(オンラインから教室へのバトン)

留学生が来日できるようになり、
私の学校にも少しずつ学生がやってきました。

来日前は各国からオンラインで授業に参加していた学生が
教室で再会!
(再会?初対面?)

画面越しとはいえ、既に何か月も一緒に勉強してきた仲間。
教室でも不思議な連帯感が感じられました。

困難を乗り越えて、海を越えてやってきた同士。

という感じがします。

3日先に来日した人が、後から来日した人に
勉強したところのノートを見せてあげていたり
買い物に便利なお店(ドンキホーテ)へ連れて行ってあげたり
それぞれ自分の国から持ってきたお土産を交換したり

今日は、Facebookで彼らが一緒にご飯を食べている写真が載っていました。

今・・・日本ではあまり外で食べない方がいいんだよ・・・
(来週すぐ話さなきゃ)


これまで、オンライン授業については未知の部分が多く、
特に学習者同士の関係はどうなるんだろう?と思っていました。

オンライン授業ではなるべく会話のチャンスを多くした計画で進めていたので
それが功を奏したのかな・・・と手前味噌ではありますが。

「(ここで勉強するのは)全員が初めてで、全員が同じスタートラインに立っている。」
という感覚が、オンラインだと強かったのかもしれません。
教室だとどうしてもお互いのペースや行動が先に目に入ってしまうので
委縮してしまう人もいると思います。

オンラインではそれより前に「話す機会」がやってくるため
「話そう」という気持ちが前向きになりやすいのかもしれませんね。

後付けの分析ですが、
教室での学習において、オンライン先行型というのは
かなり効果的なのだと思います。

学習者同士が必ずしも「仲良しの友達」になる必要はありません。
但し、先入観を持たずに話ができる関係、というのは
会話を通じて学ぶ場面ではかなり有力な環境です。

今回は図らずもその土台をオンラインで築けたのが
コロナ禍でのけがの功名、でした。




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