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天使の鈴

眠り続けてたんだ
まっくら闇の中で ずっと
 
なにも 見えない 
なにも 聞こえない

ここは どこなのか
自分は 誰なのか
すっかり 忘れてしまった

りんりん りりりん

聞こえたんだ
ある日 その音
きみの声

りんりん りりりん

凍てついていた 躰が
呼び醒まされて

見上げると
またたく 無数の 星たち

闇の中でさえ
ただ 輝いて

閉ざされていた この目に
光を 映して

りんりん りりりん

あ、また
揺れて 震える

誰も 呼ぶことのなかった この名を
誰も 触れようとしなかった この心を

きみが 呼んでくれた
きみが 触れてくれた

りんりん りりりん

それは 音
ことばより 速く

それは 光
抱きしめるより 強く

それは 愛

「わたしは、ここにいる」

りんりん りりりん

天から響く 鈴のように

また 倒れても
また 溺れても

どんな 悲しみにも
どんな 苦しみにも

光を そそぐ

遠い 星のように
届かないけれど

誰よりも 近く
何よりも 強く

りんりん りりりん

「わたしは、生きている」

それは 音
それは 光
それは、愛。




「天使の鈴」
by Ai + MariRin 2020.12.14


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この小さな物語は
フリーアナウンサー・バイオリン奏者
マリリンこと渡辺真理さんとの対話から生まれたものです。

彼女のお話のなかで一番、印象的だったのが
刑務所の中で暮らす受刑者向けのラジオ番組の
パーソナリティとして活動していたということ。

さまざまな「罪」を背負って
さまざまな「物語」を抱えて

越えられない塀の中で生きる人々にとって
マリリンの声は、どんな風に響いたんだろう。
マリリンの声が、どんなに救いだったんだろう。

姿は見えない。触れられない。

だけど「その声」は
彼らの魂を、そっと包んで
彼らの人生を、ずっと見守り続けて…

「罪」を越えて
「塀」を越えて
わたしたちは「ただのいのち」。

マリリンの声が教えてくれたのは
きっと、そんなことだったのかもしれない。

彼女自身が、壮絶な人生を送ってきたからこそ
その声に、神が宿る。


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70万人の犯罪者の声を聴いてきた先にあったもの 
~人生の底で見た人間の本当の幸せ~

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《Ai+Kotoba Creation》は、対話を通して
“あなたの一番の幸せ” を見つける小さな旅。

ことばにならない想いを
世界でひとつの小さな物語に代えて。

あなたの過去を癒し、未来を照らし、
今を生きるための灯になるように。

《Ai+Kotoba Creation》専用サイトはコチラから


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ここから愛を感じたら、愛を循環させてみてください^^ LOVE & HUG!! 愛より愛こめ。