うつ闘病日記52~今日はハナマル💮~
今日は仕事も休み。愛犬のトリミングの予約をしていて(実家のワンコも)ぼっかり時間ができたので妹とショッピングに出かけた。
いちばん最近…家の近所から出たのはどのくらい前だろう。職場も車通勤で遠くないし、車から降りることもない。
一応マスクしてはいるもののアイメイクをきちんとして、持っている中でいちばん細身のデニムを履いて準備をした。いちばん細身のデニムとはいえベルトがないとずり落ちる。
こうして出かけることが普通ではなくなっている。特別なこと、たかだか買い物が。
今日はいつまでもうじうじしないで、自分サイズのジーンズを買うと心に決めていた。もともとデニムが好きで集めていたので、痩せる前のジーンズは30本以上ある。長年かけて集めた宝物だ。だからちょっと痩せたからって新たなサイズのジーンズを買いたくない、いつか前のサイズに戻ってやる!!と思うことをバネにして、早く元気になろうと思っていたのに、何ヶ月経っても体型は元に戻らない。
心が戻ってないから体も戻らないのか?
だったら今の自分のサイズのデニムを買おう。いつまでもたるんたるんのブカブカデニムを未練たらしく履くのはやめよう。
妹と買い物に行くのは気を遣わないからいい。好みもお互いわかっている。入るお店の系統もわかる。
そんな妹にも痩せた理由は話せてない。ただ、今日はデニムが欲しいと言っていたのでいろんなお店のデニムを見ていた。
デニムが欲しかったわけじゃない妹が、先によさそうなものを見つけて試着に行った。妹とは好みが違うから同じ物を買ってダブることもないのがいい。試着したデニムは妹にぴったりだった。
次に私。店員さんにいちばん細身のスキニーはどれですかと尋ねる。出してもらったものはそのサイズ違いをすでに持っていたので同じ物ってのもなぁ、と思ったがこれ以上小さいのはないと店員さんは言う。仕方がない。
履いてみてびっくりした。試着したジーンズは23インチだった。サイズ違いで持っているのは26インチ、そんなに痩せてしまったのか。
でも、ブカブカのジーンズよりやっぱりしっくりくる。いつか元にもどるかもしれない希望を捨てずにこれを履こう。
今の自分を認めよう。
家に帰ってきてしばらくするとダンナが仕事から帰ってきた。新しいデニムを履いて見せてみる。
見て、今日ジーンズ買ったねん。
お前、そんな細かったか?
そやねん、こんなに細かったねん!
痩せた私を直視したのは初めてなんじゃないかなと思うぐらい、ジーンズを履いた私を見てびっくりしていたダンナ。
少しでいい、少しでいいから私が弱っていることを気にして欲しい。
ジーンズを買う。こんなごく普通のことが私には高いハードルだった。でも思い切ってみたらスッキリした。
また裏切られることがあるかもしれない。
まだまだ心身回復にはほど遠いかもしれない。
でも、今日は前向きだった自分に『頑張ったで賞』をあげたい。
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