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【アレスグッド アドベントカレンダー19日目】社会課題にアプローチするグローバル人材について

👼このエントリーはアレスグッドの Advent Calendar 2022 という企画の19日目の記事です。

初めまして、Allesgood(以下:アレスグッド)にてイベント企画・運営を担当している、みおです!

現在、タンザニアに住みながら“日本とアフリカの架け橋に”を掲げ、様々な活動をしています。


アフリカでの自身の取り組みと想い

まずは、個人的な取り組みと想いを話させてください。

皆さんもご存じの通り、現在日本は”スーパーエイジングソサエティ”=”超少子高齢化”という課題に最も早く直面している、世界でも有数の国です。

一方で私が暮らすタンザニアは、人口増加率が著しく、6200万人の平均年齢は約18歳、毎年約3%、すなわち180万人の人口増加を続けている国です。

2050年には2億8000万人に上るとされており、サブサハラアフリカ地域の中でも人口増加が世界で最も顕著な国の一つと予測されています。
( ワールド・データ・アトラスhttps://jp.knoema.com/atlas より)

そんな活気あふれるタンザニアの若者と同じ屋根の下で生活していると、日本での生活や価値観との違い、人材のポテンシャルに想いを馳せることが多くなりました。

衛生環境問題、食と農業問題、インフラの未整備、絶対的貧困層の増加等、様々な社会課題が複雑に絡み合っているこのサブサハラ地域の人々が、“人として最低限の暮らしを営むことができる社会を創りたい“という想いから、様々な事業展開をし始めています。

特に、ビジネスをサステイナブルに推進するには時間がかかり、評価指標がビジネスに直結しにくいといわれる人材育成事業に力を入れていきたいと感じています。

現在、Darajapanという会社を起業し、一事業として、“エンジニア・ウェブデザイナーを育成するためのIT技術学習ツールとインターネット環境を提供、彼らが職を得るためのソフトスキルをプロジェクトを通して身に着けられる、OJT型スクール事業”を展開しています。

圧倒的に学べる環境が整っていない、就職先の母数の少なさが顕著であるタンザニアでこの事業を進めていると、パッションに溢れ、社会課題を多角的に捉えられる人材が多くいると感じます。

▸事業内容に関してはこちらから

「どのように信頼関係をビジネスの現場で築けばよいのか、どのように他国の人々と協力して仕事すればよいのか」を生徒自身が自ら考えながら、報酬が発生するようなリアルな“仕事”に彼らが参画することで、中には生徒だった人が主体的に動き、この事業のマネージャーとして力を発揮したり、自ら事業の提案をしテックチームのリーダーとして動いてくれるメンバーがでてきています。

生徒の4人に1人は、このように、”自主的”かつ”エンジニアとしてのテックスキル”を持った人材がおり、「”社会で活かすための機会提供の場”と”グローバルに繋がる場”が圧倒的に少ない、そもそも知らない」ということがわかってきました。

電気がない、インターネット代が払えない、スキルを身に着けるための教育費が払えない、そんな若者たちに機会を提供すれば、本来もっていたポテンシャルを発揮できるようになる ー
何の抵抗もなくテクノロジーを柔軟に導入し、生まれた時から体感している過酷で複雑な社会課題を、自らの手で解決しようという使命感をもって事業を創ろうとする若者たち ー

彼らには、私のような日本生まれ、日本育ちの私にはない、深みのあるポテンシャルを強く感じています。


なぜアレスグッドにジョインしたのか?

そんなポテンシャルある彼らタンザニア人と共に、事業を創り、生活を共にし、働くことに対する価値観の違いを肌身で体感し試行錯誤していく中で、「更に“社会課題”を解決するために、“事業”や“働く”いう形で、彼らに社会と関われる機会提供ができないか」と感じるようになりました。

日本の少子高齢化と人材不足という課題に対し、タンザニアの若者の雇用創出という機会を掛け合わせ、何かしらアプローチする方法はないか?
日本とアフリカの若者が繋がることで、"社会課題へのアプローチに長けている人材創出"、"新たな採用マーケットの創出"はできないか?
“過酷な環境を体感し、社会課題を自ら解決しようとする若者たちとともに”産業を生み出す“ことができないか?
長い目で見て、グローバル×人材×社会課題へのアプローチを軸にイノベーションを起こそうとしている最前線の企業はないか?

そんな時、ふとFacebookを見ているとトビタテ留学Japanコミュニティに流れてきた"アレスグッドのvisionやサービス"が私の目に止まりました。

"アレスグッドの一員として関わることで、社会課題へアプローチする人材が、日本で、アフリカで、グローバルで繋がり、それぞれが抱える課題を解決するための糸口が見えてくるのではないか" ー 気づいたら代表の勝見くんにメッセージしている私がいました。

▸勝見代表の記事はこちらから!

ビジネスへの大きな期待や憧れがある一方、17歳の頃に訪れたフィリピンの首都の路地裏で見た光景は、そこには大きなにギャップがありました。10歳くらいの子供が、学校に行かず、ゴミ山から金属やアルミを採取している姿に衝撃を受けました。

(私も似たような実体験から、現在の活動に繋がっているので共感の嵐です><)


アレスグッドで何をしているか・今年取り組んだこと

まだジョインして間もないですが、イベントの企画運営を通し、日本企業が抱えている採用課題を洗い出しながら、社会課題に関心のある学生の思考を可視化することを心がけ取り組んでいます。
イベントという手段を通し、社会課題へアプローチする人材と企業の事業がミスマッチしないように、社会課題ビジネスという視点を軸に採用を見つめ直すことを大事にしながら、日々の業務に取り組んでいます。

企画内容だけでなく、エシカル就活のサービスが"学生"と"企業"の双方にとってメリットがあるような設計と、まだまだこれからである採用としての市場分析・評価を、CSメンバーと一緒に実践していくよう心がけています。

アフリカで人材育成事業に関わっていると、いかに"採用する側"と"採用される側"が求めている人材像(スキルや人間性)を可視化し、実際に出会う機会を生み出すためのアクションが大変重要だと感じています。

日本では当たり前にある”就活サイト”も、ビジネスとして課題を見つけ、サービスにしている市場があるからこそ。
「社会課題とビジネスって両立できるの?」という話になりがちな日本社会では、社会課題の本質を見失ってしまうことが多いように思います。

アフリカでは、”自国、隣国の社会課題を解決するためにビジネスがある”というのがあたり前であり、そこには大きな機会と市場、そして長い、深い、人々の想いが詰まっているビジネスが数えきれないほど存在しています。

アレスグッドのメンバーは、ビジョンを大きく持ち、自主性をもって仕事に取り組む人材で組織が構成されており、海外経験豊富です。

エネルギーに溢れ、かつ、社会課題を本質的にビジネスへ落とし込んでいるメンバーは、まさに、これからの日本社会で必要とされる組織です。メンバー一人一人を尊重する文化も染み付いており、自主性のある私にとっては伸び伸びと目の前の業務に取り組めています。

人材という観点から、社会課題を軸にサービスを設計できる当事者が組織にいるからこそ、アレスグットの価値が、サービスを使う人たちに響いているように感じます。

経営陣、はんちゃんさんをはじめ、CSメンバーの皆さんの心遣い、社会課題解決に対する想い、当たり前にグローバル市場に目を向ける視点をもつメンバーと共に、私なりに力になれるよう、これからも"自主性"と"社会課題にアプローチする人材における潜在ニーズの可視化"、そして”アフリカでの知見”等々で、アレスグッドに貢献していきたいと思っています!

そして、アレスグッドから”人材育成”や”組織形成”、”グローバル市場への戦い方”という経営視点も学ばせていただきたいと思っています。

社会課題への捉え方に長けている組織
一人ひとりの自主性を尊重する文化
日本企業に少ないグローバル市場への積極的なアプローチ

これらがアレスグッド最大の強みです!


最後に

アフリカの大地で試行錯誤しながら、日本人としての誇りを忘れずに活動している私ですが、
"社会課題が複雑に絡み合っているアフリカで暮らす若者が、どうしたら日本の社会課題を解決するための糸口になるのか" ー
"アレスグッドがこれから目指していく世界観がどうなっていくのか"ー
業務を通し、日々考え自問自答していきながら。

「"社会課題"は地球上、世界中の問題として繋がっており、自分事として捉えていくこと」の大切さを、アレスグッドでの業務、チームや企業・学生さんとの関わりの中で伝えていけたら嬉しいなと思っています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!


まとめ

エシカル就活オリジナルイベントでは、“社会課題”を軸に求職者様・企業様を新しい視点で捉えるための機会を提供しています。

▸Instagramでイベントの情報を随時配信中です! https://www.instagram.com/allesgood.jp/?hl=ja

イベント共催に興味のある企業さん、エシカル就活のイベントで社会課題を学びたい学生さんがいましたら、ぜひご連絡ください!

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