コスパが全てじゃないぞと野球場が教えてくれた
便利すぎる今の時代。家にいるだけで好きな情報に触れられるし、だいたいやりたいことができる。
「テレビで見る方が選手の表情とか見れる。わざわざ球場にも行かなくて良いし楽。お金もかからないし」
一見合理的でもっともらしいことを言っているような気もする。実際、テレビで見る方がコスパは良い。
しかしながら、本当にそれで良いのか?
僕は野球が大好き。テレビで見るのも楽しいけど、実際に球場で見る方がもっと好き。球場に足を踏み入れる瞬間のワクワク感は、何事にも代え難い。
それほど、僕にとって重要なものである。
それなのに。
繰り返すようだが、僕は自分の本当の気持ちに蓋をして合理的に考えていた。というより“考えるようにしていた”。
そして昨日。
数年ぶりにプロ野球を観に行った。開幕戦ということもあり満員。「これからプロ野球が始まるぞ!」と気持ちが昂ったファン達が大勢いた。
思いっきり声を出して応援して、得点シーンでは一喜一憂して。コンビニの何倍もするような球場のご飯を食べて。
コスパで言うと、家でテレビを見ている方が断然良いと思う。
ただ、そのコスパを超えるだけの熱量や感動が球場にはあった。
「やっぱり野球が好きなんだな」
スイッチが入ったかのように、プロ野球情報を集め始めた。他の試合のハイライトを見て、Xのポストを見漁って。
昨日の興奮冷めやらぬままに、今日はテレビでプロ野球中継を見ていた。
僕はついつい頭で考えて、合理的な判断を下そうとしてしまう。時間とかお金とか、できるだけコスパの良い方に目が向きがち。
ただ、全場面で良い方に作用されるわけではない。本心を誤魔化して「こんなもんだから」と抑えつけることもあるし、本当は全力で取り組みたい時もある。
だからこそ、時間やお金をかけてまで非合理的なアクションをとるのは自分にとって有意義だと思う。
野球の場合は、実際に球場に足を運び、熱量を直接感じることが大事。画面越しで見るのと直接見るのとでは、入ってくる情報量も違うから。
効率良く生きようとしすぎるな。
直接触れるから価値がある。
本心に蓋をするな。
野球観戦を通して大事なことを教えられた気がする。
今年は5回はプロ野球を見に行く。絶対。
今シーズンも野球に助けられる日々を送るんだろうな。
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