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自己分析ツールを心の拠り所として使ってみる

友達に最近読んで良かった本を聞くと、「ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」を紹介された。

メンタルモデル…痛みの分離…統合…。何やら難しそうな本のような気がしたが、友達に本の内容を説明してもらうと、どうやら自分の性格を知るきっかけを掴む本だという。

Amazonの詳細パートにも「4つのメンタルモデル」があると紹介されている。

実際、読み始めるとのめり込むようにページを進めていった。あれよあれよというまに2日で読了。今まで自分の中でフワフワしていた体験が少しずつ線で繋がったような感じもあった。

僕はCの「ひとりぼっちモデル」で、自分で表現したり独創的な世界を作ったりするのが好きなタイプ。

細かいことは本を読んでもらえたらと思うので割愛するが、「あなたはこのタイプですよ」と言われているような気がして、なんだか安心した。やっぱりか、そうだよなと。


最近だとMBTI診断や他の診断系コンテンツにより、自分の性格の傾向を知ることができる。なんで外部ツールの力を頼るのか。それは、断定してもらえると楽だから。

占いにハマる人がいるのも、心の拠り所ができるから。自分より自分のことを分かってくれている存在が外にある。一種の癒しかもしれない。

ジョハリの窓

自分は気付いていない性格を「あなたって~~なところがあるよね」とズバリ言い当てられると、「この人は誰よりも私のことを分かってくれる」と感じ、信用することがあると思う。

これもある種、寄り掛かる先があるから安心して好意を抱く例である。


「自分って何者なんだ」とか「本当の自分って」と考えることもあるが、結局よく分からない。他人から見えている自分が本当の自分だと思うものの、自分しか知らない本当の自分もあるような気がする。

考えれば考えるほど深みにハマっていく。

だからこそ、簡易的な外部ツールを使うことで1つの拠り所を見つける。これはこれでアリな気がしてきた。

外部ツールを「自分を知るきっかけ」の手段として使い、自分と対話をする機会を作る。日々起こる体験を通して「自分はこんな傾向があるな」と深く考える。

自分と向き合うのは面倒で体力がいることだけど、積み重ねることで一筋の光が見えてくるはず。というか、見えてくると信じたい。


ストレングスファインダーで出てきた強みの1つに「内省」があるぐらいなんだから、毎日毎日思考の波に揺れるのは仕方がない。

時には悩み、時には新たな自分を発見しながら、これからも自己理解を深めようと思う。

「メンタルモデル」はぜひ読んでみてほしい。

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