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日々是雑感2021/06/13(2)

東京の行程は全て終わったものの、予定より早く終わってしまったため、以前から気になっていたステーションワークというシェアオフィスを試しに使ってみることとした。

ヘッダーの写真は早速使ってみようと写真を撮ったものだが、一応場所は確保できているようだ。

もともとネットカフェをことがある人はすぐに馴染むはずだ。部屋の明るさや空調は十分である。

東京駅界隈ではネットカフェが思ったよりなく、街中のカフェ(サンマルクであったりエクセルシオールであったり)ならよくあるが、人目が気になって仕方がない。そういった時にこのブースは使える。

しかし、利用料金が駅ナカ基準で非常に高い。15分税込275円。ネットカフェより高額である。ネットカフェは30分単位だからだ。しかし、足を運んでまであちこち探すよりかはマシで、一人っきりになるなら仕方がない。そこで今回の東京確認の自分の旅についてせっかくなのでステーションワーク内で総括したい。

東京都内や横浜を歩いた中で思ったのは、仕事環境として申し分ないということ、本当に芸術を追いかける・追求するなら間違いなく環境として最高であること、それらを再確認した旅だった。これから転職活動を再開してどうしようかと模索する中、自分のあるべき姿をもう一度見つめ直すいい機会となった。

自分は敢えて他の美術仲間とは違った目線や目的でこの世界に浸かっている。儲けのため・生活のためもそうだが、真理の追求が一番大事だと考えている。だからこそ、今の社会人生活はある種の修行であり、忍耐でもある(当然、我慢の限界もあるし、精神疾患の原因にもなるから息抜きも必要であるが)。

文化的先進地でもある東京は魅力的であるが、だからこそその東京から地元愛知にどのように知識を、情報を、何がしかを還元しなければならない時、果たして自分は芸術という視点で貢献できるのだろうか。すごく悩んだ。ああせいこうせいではなく、模索し続けているからこその結論もあるのだと思う。

結局自分がやってきたこと、これからやろうとすることは、今までの延長線上であり、何ら特別なことでもない。先述したとおり、真理の追求そのものである。

何も足さない、何も引かない。ただ純粋に追いかければいいのだ。

それがわかっていても、どうしても足掻く自分もいる。悩む自分もいる。苦しむ自分もいる。

離れてから東京に戻ってくるまで607日かかってしまった。この日数以上に失ったものもある。健康も然り、お金も然り、である。

あわてて取り戻そうとしてまた健康を害することはできない。しかし、人生80年以上生きるであろうこのご時世、まだこれからやっていけるという根拠のない自信もある。それがなければ何のために生きているのか、何のために楽しもうとしているのか、定まらない。

この3日間で失った607日を取り戻すのは容易ではなかった。しかし、東京という大地を歩き、空気を吸い、街中を見て、鉄道を使いこなし(ここ重要)、すぐに感覚を取り戻せた。流石に3日間で美術館博物館も、というのは無理があったが、情報の上書きが出来たこと、仕事探しのための調査活動も、うつ病を吹き飛ばすための気分転換もうまく行った。やはり動いて良かったのだ。

あと少しで東京を後にする。この機会が一つの転換点になることは違いない。自分にも幸があることを願ってこの東京確認旅の結びにしたい。

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