「知らない人んち(仮)」から「みんなの人んち」へ

第2話感想: https://www.youtube.com/watch?v=p54KFjlv9i0
第3話感想: https://www.youtube.com/watch?v=ruiW0LXqqJ4

 いよいよ、「知らない人んち(仮)」も終わりを迎えますね。
 大勢の視聴者とプロの人達が集まって製作された視聴者編は、今回もレベルの高さが際立っていて、6人のゲストキャラをどうやって処理するのかが見ものでした。きいろちゃんの回想シーンとして出すのが意外でした。私は空間ばかりに囚われていて、暗室以外の場所に居たり、外部から入ってきたりと云ったことを考えていましたが、芝居とは「時間と空間のマジック」ですから、時間の概念を取り入れられていたのは大きいと思いました。

 さて、最終話に向け、残された謎を改めて整理します。

1、真中きいろは、別人だった……ってことは誰?
2、警察は、キャンが雇った偽モノだった。なぜ?
3、竹田先生はなぜ死んだ?本当に死んだ?
4、アクはどこへ?
5、過去にここであった事件とは?(花瓶が割れた事と関係あるのか?)
6、暗室には何が!? 

 ここで大事なのは、『サッポロビール賞』です。これは別にサッポロビール賞の商品狙いだから書いているわけではありません。
 例えば、3番の竹田先生が死んでしまうような状況が起きては、『サッポロビール』さんの商品である『ビール』が魅力的に映る機会と云うのは、過去の回想シーン(楽しかった思い出)しか有り得なくなってしまいます。
 他局の番組で申し訳ありませんが、テレビ朝日で『サインー法医学者 柚木貴志の事件ー』というテレビドラマがありました。テレ東と違って潤沢な予算で作られますから、番組は医療物の雰囲気を出すためにグロテスクでリアルな臓器が出てきました。CMに入って、ビールや調味料などの飲食物が美味しそうな映像が流れます。ところが視聴者としては急には切り換えられない。前のシーンのグロテスクな臓器のインパクトが強過ぎて、いくら美味しいモノを見せられても美味しそうに感じられなくなってしまったのです。
 もし、『サッポロビール』さんの商品を本当に魅力的に見せたいならば、人が死んだり、血まみれのドロドロした映像を出したりするのは得策ではありません。
 また、今回の募集には次のような注意書きが載っていました。

※最終回なので、登場人物が楽しく乾杯するシーンを必ず入れてください。

 私はこの条件を見た時、正直意味不明でした。だって……
なんで「最終回だったら登場人物が楽しく乾杯するシーンを必ず入れなければならない」んだ?
って思いましたから(笑)最終回で乾杯したいのは、クランクアップを迎えたキャストとスタッフだろ! とツッコミを入れざるを得ませんでした。
 とは云え、あんまり暗いことばかり起きてもサッポロビールさんの商品をアピールするのはキツイので、やはり、ラストに全ての真相が明らかになった後、皆が仲良くなって飲み会が開かれるオチが良いと思います。
 大事な伏線が1つあります。
それは、筧美和子さんは出前を奢る代わりに泊めて貰っていたという初期の設定です。
 つまり、ラストは筧美和子さんが出前を奢って、皆の前に魅力的な料理が並ぶ状況を創るべきではないでしょうか。サッポロビール、確かにビールだけでも美味いモノは美味い。しかし酒にはつまみが必要なように、最後は頼んだ出前の料理が並んで、皆で色んなものを食べながらビールを飲むというのが、やはりサッポロビールさんのビールが一番魅力的に映る状況だと思うのです。皆で楽しく幸せそうな食事シーンが描かれて、ビールがちゃんと「幸福の象徴」として描かれる。そういった作品こそ、やはりサッポロビール賞に相応しいのではないでしょうか。
 そうなった場合、この番組のタイトルは「知らない人んち」から「みんなの人んち」に変えると良いでしょう。
 次回のゲストは伊藤修子さんです。ですが、今まで出てきたキャストにも可能な限り出演してもらいたい。
 有名俳優は無理でも、前回登場した伊藤慶/KEIさんに再登場のオファーを出すのは如何でしょうか? 偽の警察官役だったというネタ晴らしにも必要ですし、出前を持って来た配達員の役でも良い。伊藤修子さんに出前の配達をお願いするのがベストですが、もし役者が足りないなら、私自身が出前を持って来たアルバイト役で出演しても良い。私の容姿はこの記事の上部にあったYoutube動画、またParaviで観られるTBSの「G線上のあなたと私」と云うテレビドラマの第5話の後半、焼き鳥屋で波瑠さんと中川大志さんが会話するシーンで、中川大志さんの後ろ側に僕の顔が映っています。身長は168cm、服のサイズはLサイズで大体どれも入ります。Twitterアカウントは @RightSning_VP 、フォロー無しでもダイレクトメッセージが届くようにしておきます。金曜日・土曜日・日曜日ならロケに参加出来ます。

 このラストから逆算すると、
1、真中きいろは、別人だった……ってことは誰?
⇒ジェミちゃんの記憶を取り戻すために、アクとキャンが用意した刺客。Youtuberをやり始めていたが、アクとキャンの依頼を受けて、「きいろ」として活動し始めていた。しかし、ジェミがきいろ(筧美和子)と既に繋がっていたことは流石に知らなかったので二人もパニクった。
2、警察は、キャンが雇った偽モノだった。なぜ?
⇒ジェミちゃんの記憶を取り戻すために、アクとキャンが用意した刺客。
3、竹田先生はなぜ死んだ?本当に死んだ?
⇒死んでない。2と関連して、ジェミちゃんの記憶を取り戻すために、仕組んだギミック。出来れば再登場希望。
4、アクはどこへ?
⇒竹田先生を殺したとジェミに思わせるためのブラフ。
5、過去にここであった事件とは?(花瓶が割れた事と関係あるのか?)
本当はジェミが本物のきいろだったが、子供の頃、花瓶が頭に落ちる事故によって、きいろを自分ではなく施設を出て行ったかつての仲間だと勘違いするようになり、アクとキャンはジェミの記憶を取り戻すため暗躍していた。ジェミを演じている長井短さんが若干ミステリアスなルックスなので、心の病気はアクではなく、ジェミの方が抱えているモノだったと云うのも説得力がある気がする。
 全ての真相が明らかになった時、

此処で第1話を創る時に紹介されていた、
きし ◎  「いつまで黄色信号なの?もうみんな進んでいるよ」
なども、上手いこと活かせるのではないでしょうか。

6、暗室には何が!? 
⇒花瓶の音が割れる音を何度も再生する機械が置かれていると云うのは如何でしょうか。ジェミが自分がきいろと云う現実を受け入れないために用意していたギミックと考えれば、まとまるような気がします。
 きいろと云うのは、進むのか、止まるのか、その狭間に居た女の子と云う意味合いを持たせられれば、話としても綺麗にまとまる。

 しかし、私以外の優秀なnoteクリエイターが奇想天外な発想を幾つも発揮すると思うので、それらが上手く組み合わさって、私のアイデアなど簡単に超えるような作品に仕上がることを実は願っています。

 もうすぐ番組も終わりです。キャスト、スタッフの皆様は体調に気を付けて、番組をぜひとも完走して完成に向けて、もうひと頑張りして下さい。

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