わたしのかんがえたかいじゅう
私は人ならざる者、人外が好きだ。
昔、それこそ物心がつくかつかないか、創作のソの字も知らぬ幼い頃。鉛筆やクレヨンを躍らせて描いていたのは既に人ではなく人外だった。この頃はまだゴジラやウルトラマンといったものにしか触れていないので呼び方は『人外』ではなく、すべて『怪獣』と呼んでいた気がする。まだ、それ以外の言葉を知らなかった。
なんで人間を描こうとしなかったのかはよく解らない。元から、子供の頃から人間を描くことに興味がなかったように思う。それどころか人間を描くということ